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2022年5月6日金曜日

群馬の名産

帰省、旅行などの時、その地の名産を入手するのは楽しみの
一つです。群馬に帰省した時、群馬から帰省する時、群馬に
来た時、その際にゲットして頂きたい逸品があります。
それらはワインで、中之条町で瓶詰めされています。当店は
1997年に開業したのですが、それ以来、継続して販売して
いる唯一の商品が彼らのワインなのです。
ワインはブドウ畑を所有しているワイナリーがそこでブドウ
を育み、収穫し、そのブドウでワイン造りをし、瓶詰、販売
していると思われがちですが、全てのワインがその様な過程
を経て、市場に現れている訳ではありません。
Negociant/ネゴシァンと言う単語を聞いた事がありますか?
これはフランス語なのですが、ワイン商の事で、簡単に言う
なら、ブドウ畑を所有せず、優良なワイン生産者からワイン
を買い付け、ブレンド、熟成、瓶詰をし、自社ブランド名で
そのワインを販売する業者です。
ネゴシァンは良質なワインをお手頃な価格で商品化する為の
最適なシステムで、ワイン大国のフランスでは非常に一般的
です。
ブドウ畑と醸造施設を所有し、ワイン造りを行った時、その
ワインの価格が3,000円とするなら、同じレヴェルのワイン
をネゴシァンのシステムで商品化したなら、ほぼ半分の価格
で達成でき、高品質のワインをとてもお手頃な価格で商品化
できる優れた手法なのです。
そんなシステムはこの日本では一般的ではありませんが、実
は当店が開業以来、販売し続けている中之条で瓶詰めされた
ワインはネゴシァン・ワインなのです。
良いものをお手頃に。その為にネゴシァンを始めた塚田農園。
彼らが買い付けし、ブレンドし、熟成させ、瓶詰し、商品化
したワイン達を群馬県内瓶詰ワインと言うだけで当店が販売
し続けているのではありません。その品質に魅了されている
からこそ、販売し続けているのです。
パンデミックで2年以上も海外出張をしていませんが、海外
のワイン生産者を訪問する時は必ず、手土産として、煎餅の
詰め合わせと彼らの赤ワインを持参しています。
煎餅は日本を代表する伝統的な和菓子ですから、当然、海外
では喜ばれます。しかし、塚田農園の赤ワインはそれ以上に
心を打つ様で、そのワインについて熱心に色々な質問を受け、
その話題でかなりの時間を費やす事が稀ではありません。
日本では手土産を渡すと、お礼だけ言われ、それを開ける事
はなく、どこかに置き去りにされてしまいますが、海外では
何だろう言った感じで、ワクワクしながらそれを目前で開け、
中身を必ず確かめます。そして、食べたり、飲んだりできる
ものなら、時にその場で味見します。
ですから、塚田農園の赤ワインを持参し、プレゼントした際
にそのワインの品質に驚き、そのワインや塚田農園の話題で
盛り上がる訳です。そうなる事を予測し、海外の生産者訪問
の際に、彼らのワインを持参しているのですから当然の成り
行きなのですが。
売る価値があるから開業以来、ずっと販売している。ワイン
を造っている海外の優良生産者に味わってもらう価値がある
から手土産として持って行く。それ程、優れた品質のワイン
を塚田農園がネゴシァンと言うシステムを駆使し、造り上げ、
私たちに届けてくれています。
そんなワインを是非、あなたにも手土産として、また自分で
楽しむ用としてお買い求め頂きたい。そう思い、今日、再び
彼らのワインを紹介致します。
塚田農園はかつて「AKAGI」と言うブランドでもワイン造り
をしていましたが、日本ワインに関する法が施行されて以降、
地名である「AKAGI(赤城)」を使用するにはそのワインの
オリジンが赤城にある事がマストで、ネゴシァン・ワインは
それに該当しない為、現在は「MIYAMA」と言うブランドで
のみ商品を流通させています。
MIYAMAは恐らく、「三山」。群馬県には上毛三山(上毛は
上毛野/かみつけ、今の群馬の事で、三山は赤城山、榛名山、
妙義山の事)があり、MIYAMAはそれを彷彿させる群馬なら
ではのネーミングです。




*MIYAMA WINE Vin Regulier(赤ワイン)
 ミヤマ・ワイン・ヴァン・レグリエ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
        チーズなら、パルミジャーノ、チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<穏やかな果実味が広がるミディアムボディー>
1,540円
お勧めのペアリング:オタフクソースや中濃ソースで食べる
          お好み焼きや豚カツ。




*MIYAMA Tete De Cuvee Vin de luxe(白ワイン)

 ミヤマ・テット・ドゥ・キュヴェ・ヴァン・ドゥ・ルクス

相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く
        合う淡白な味わいの料理。
        チーズなら、シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな、やや辛口>
1,760円
お勧めのペアリング:塩レモンやポン酢で食べる豚肉やカキ
          のしゃぶしゃぶ。



*MIYAMA Tete De Cuvee Vin de luxe(ロゼワイン)
 ミヤマ・テット・ドゥ・キュヴェ・ヴァン・ドゥ・ルクス

相性の良い料理:酸味の効いた軽い味付けの料理。
        チーズなら、フレッシュな白カビタイプ。
飲み頃温度:11~14度。
1,760円
お勧めのペアリング:ピッツァ・マルゲリータ、冷製トマト
          のカペッリーニ、関東風おでん。



*MIYAMA Tete De Cuvee Vin de luxe(赤ワイン)
 ミヤマ・テット・ドゥ・キュヴェ・ヴァン・ドゥ・ルクス

相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
        チーズなら、パルミジャーノ、チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<スパイシーなミディアムボディー>
1,760円
お勧めのペアリング:ウスターソースで調理した焼きそば、
          ウスターソースで食べる揚げ物。




GWは残り少なくなりました。皆様、如何お過ごしですか?
そしてワインを楽しんでいますか?残りのGWをワインと共
にお楽しみ下さい。ワインが必要の際は是非、ご来店下さい。
開店時間は14時~19時、明日、7日は定休日(毎月7日)は
定休日です。















2019年4月26日金曜日

今年初入荷です。from 小布施

一切の妥協をしない。生産量を激減させてまで品質の向上に
力を注ぐ小布施ワイナリーの曽我彰彦。彼が造り出すワイン
を通して色々な事を知り、学ぶ事ができます。
近年、その最たる事は「ワインは濃ければ良いと言う訳では
ない。」です。濃く、グラスの内側に跡が残るまで凝縮した
酒質のワインがもてはやされて来た最近。飲み手に和らぎを
もたらすナチュラルさに満ちたワインを造る事にまい進して
います。
ワインは濃ければ味わいが深いのでしょうか?決してそんな
事はありません。料理で考えてみれば簡単に答えを導き出せ
ます。調味料をたくさん使った(出汁も取らずに味噌を多く
使い作った味噌汁が良い例)料理はただ塩辛いだけで旨味を
感じません。味が濃いのと味が深いのは全く別物です。
見て下さい、この画像を。ロゼよりも濃く、赤よりも淡いと
言う程の意味を持つClairet/クレーレです。曽我さんは今、
このクレーレと言うカテゴリーに当てはまるワインで小布施
ワイナリーの思い、ブドウを育んだ自然を最大限表現できる
と考え、Pinot Noir/ピノ・ノワやSyrah/シラーでクレーレ
を造っています。



こちらがピノ・ノワで造ったクレーレです。この淡い色合い
から誰が予想するでしょうか?テイスティングして先ず驚く
事は香りがとても豊かな事です。そして更に驚かされる事は
味わいのバランス感に優れた永久に広がる様な深みがある事
です。
ブドウを良質に育み、そのブドウの声を真摯に聞き、それを
ナチュラルにワインに移行させ、そのワインに表現させる。
その結果が香味の豊かさ、深みとなっているのでしょう。
3種類のクレーレが届いています。外観からは予想不可能の
豊かさ、深みある香味を是非、堪能してみて下さい。ワイン
は濃ければ良いと言うものではない。そう明確に感じるはず
です。
*クレーレ3種類
*白ワイン1種類
*スパークリングワイン2種類
を明日27日(土)11時から販売開始致します。

2016年3月28日月曜日

Old vs New/伝統国vs新興国

ワインの伝統国の代表格と言えばフランス、イタリア、ドイツ。ワインの
新興国(伝統国に対しニュー・ワールドとしばしば表現される)の代表
と言えばアメリカ合衆国になるでしょう。
伝統国にも自国原産のワイン醸造用ブドウがあり、アメリカにも自国
原産のブドウがあります。しかし、アメリカに自生していたブドウから
ワインを造るとフォキシー・フレーヴァーと言うファンタ・グレープの様
な感じの香りが含まれてしまい、伝統国原産のワイン醸造用ブドウで
造ったワインに感じる洗練された深みのある高貴な香りが欠如して
しまいます。
その為、アメリカに自生していたブドウからワインを造る事は次第に
なくなって行きました。そして、ワインの新興国でも伝統国と同じ様に
それらの国原産のブドウでワインを造る様になったのです。


国際的に栽培されワイン造りに用いられているその様なブドウには
フランスのブルゴーニュ地方が原産地のChardonnay/シャルドネや



同じくブルゴーニュ地方が原産地のPinot Noir/ピノ・ノワ、フランスの
ボルドー地方が原産地のCabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョン
等があります。




シャルドネやピノ・ノワから造られたワインならやはりブルゴーニュ、
カベルネ・ソーヴィニョンから造られたワインならボルドーだよね。と
言う考えは根強いですが、世界各地にその両地方に並び称される
産地が誕生して来ています。
ニュー・ワールドの代表、アメリカ合衆国でしたら、シャルドネの産地
にはカリフォルニア州のSonoma/ソノマ、ピノ・ノワの産地なら同じく
ソノマやオレゴン州があり、カベルネ・ソーヴィニョンの産地なら今や
ボルドーをも凌ぐとさえ言われているカリフォルニア州のNapa/ナパ
があります。
ブルゴーニュのシャルドネとソノマのシャルドネから造られたワイン
は似ているのか。それとも全く違うのか。その答えはYesでもありNo
でもあり、ひとつひとつのワインについて答えるのでなければ正確
に語る事は出来ません。ピノ・ノワやカベルネ・ソーヴィニョンから
造られるワインでも同じです。
どちらが優れているかとの質問にも、ワインを指名し、個々について
チェックし、答えを出さない限り、優劣はつけられません。育つ環境
が異なれば性格や個性は異なり、それぞれに良さがあるからです。
かつてはフランスのワインに対し、アメリカのワインはアルコールが
圧倒的に高く、濃厚で原料ブドウ由来の品種個性に欠けると言われ
ましたが、最近ではその表現は必ずしも正しくない様です。
アメリカの場合、それぞれの品種に相応しい気候風土を持つエリア
に、その品種のより相応しいクローンを選抜して育て、ワインを造る
事を推進していて、以前とはスタイルの異なる洗練度の高いワイン
になって来ています。
先日、同じ品種から造られたフランスのワインとアメリカのワインを
同一ヴィンテージで比べましたが、その時はアメリカのワインの方
がエレガントだった程で、アメリカのワインには確実に新しい流れが
来ていると感じました。
当店では太田市内の飲食店で毎月一度、ワイン会を開いているの
ですが、フランスとアメリカの同条件の比較は非常に興味深かった
ので、年内の会のテーマを伝統国ワインvsニュー・ワールド・ワイン
のブラインド比較とし、会を開催して行く予定です。そんな会に関心
がありましたら、是非、ご参加下さい。ワイン代、料理代全て込みで
6,000円会費です。次回の開催は4月6日(第一水曜日)です。この
会の告知はFacebookのWINE_HOUSEでして頂けます。WINE
とHOUSEの間にはアンダーバーが入ります。
1種類ずつ味わうのも悪くはないですが、複数を同時に楽しむ事で
色々な違い、それぞれの個性を実感でき、楽しみが倍増します。
そんな場に当店主催の会をご利用頂ければと思います。

2013年10月30日水曜日

10月30日、本日発売解禁です。

新酒(ワイン)と言えば、Nouveau/ヌーヴォがあまりにも有名
ですが、Beaujolais/ボージョレだけが新酒ではありません。
イタリアにだって新酒、Novello/ノヴェッロがあります。
そのノヴェッロはヨーロッパで一番最初に発売される新酒。
発売解禁は10月30日とEUのワイン法で定められています。
ヌーヴォよりも3週間早く、今年の自然の恵みを味わう事が
出来ます。
それぞれの国に新酒の造り手は数多くいますので、一概に
言えませんが、ボージョレ・ヌーヴォに比べ、ノヴェッロは
果実味がより豊かで、柔らかい口当たりをしている事が
多い様です
ボージョレ・ヌーヴォには白ワインがありません。ボージョレ
には白ワインがありますが、ワイン法でヌーヴォには白が
認められていないのです。本日、解禁のノヴェッロには白
もあり、今回入荷して来たイタリア中部の州、マルケ産の
白ワインは軽い苦みのアクセントがあり、貝類や根菜類の
苦味旨味に合わせてあげると、その酒質が一層引き立ち
ます。
2013年、ヨーロッパ発、今年最初のワインを是非、味わって
下さい。


*Garofori 2013 Vi Novo
 ガロフォリ 2013 ヴィ・ノーヴォ <マルケ> 2,625円
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う
           淡白な味わいの料理。
           チーズなら・・・シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな、やや辛口>
*Cusumano 2013 Novembre
 クズマノ 2013 ノヴェンブレ <シチリア> 2,625円
相性の良い料理:酸味の効いた軽い味付けの料理。
           チーズなら・・・白カビタイプ。シェーヴルタイプ。
飲み頃温度:11~14度。
<まろやかなライトボディー>


ガロフォリの白ワインは、ゆず大根、スパゲッティ・ボンゴレ
ビアンコにピッタリです。


クズマノの赤ワインは、ソースかつ、スパゲッティ・ナポリタン
にピッタリです。

2013年3月28日木曜日

濃いロゼと言うべきか、薄い赤と言うべきか


こんな色をしたワインを見た事がありますか?このワインはロゼワイン
でしょうか?それとも赤ワインでしょうか?中世の終わりから17世紀頃
の白ワインでないワインは上の画像の様な外観をしたものがほとんど
でした。これを当時はClairet/クレレと呼んでいました。
今ではロゼワインと赤ワインの間にある色調のワインと位置づけられて
います。非常に美しい色合いをした、味わいもチャーミングなワインです。
ロゼワインもクレレも赤ワインも原料ブドウの果皮が持つ色素を果汁に
移し、アルコール発酵させワインになったもの。ですから、色素を移す
程度により、ロゼ→クレレ→赤となるのです。
現代は高度な技術に支えられワイン造りが出来る時代です。技術を
駆使し、造り手の描く設計図通りにワイン造りが出来ると言っても過言
ではありません。
しかし、その技術を駆使し過ぎれば、農作物の転換品であるワインは
工業製品になってしまいます。ワインは畑で90%以上が形成されると
言われています。人間がワイン造りに介在出来る余地はあまりないの
ですが、介在すればする程、ナチュラルさな低減し、リッチな香味の
ワインが出来上がります。
残念ながら、現代の消費者の嗜好は、渋味の強いワイン、果実味の
濃いワインにフォーカスされています。これは技術の介在した結果、
出来上がるワインの象徴とも言えるのです。
今世紀になってから、様々な自然現象にも関わらず、毎年、豊かな
香味のワインが出来上がっています。一昔前の様に、ヴィンテージの
善し悪しを語る必要のない状況になっているのです。
赤ワインを造るブドウであっても、その作柄などにより、ロゼワインや
クレレにした方が良い時もあるでしょう。農作物の延長にワインがある
のなら、毎年、豊かな香味のワインが出来上がってはおかしい筈です。
ブドウの状態やその年の環境によっては赤ワイン用のブドウであって
も、そのブドウからロゼワインやクレレを造っても良いのです。
そんな状況を敏感に察知し、匠にロゼワイン、クレレ、赤ワインをピノ・
ノワと言うブドウから生み出すワイナリーがあります。ワイン好きの方
なら誰もが崇拝するオブセワイナリーです。今、このオブセワイナリー
は更なる高みへと進みつつあります。それは私達に届くワインが証明
しています。昨年から今年にかけてリリースされたピノ・ノワから誕生
したクレレが語りかけます。ただ濃ければ良いのですか?ワインには
深みが必要ですと。



味わう程に深みが増す逸品。オブセワイナリーが送り出すクレレを
是非、飲むのではなく、味わって下さい。
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Sogga Nagano 2011 Pinot Noir Clairet
ソッガ・ナガノ 2011 ピノ・ノワ、クレレ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
           チーズなら・・・パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
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このワインの詳細は、お手数ですが、お問い合わせ下さい。

2013年3月20日水曜日

OOボディーって?


最近、気になる事。それは凝縮感の強過ぎるワインが多い事。
ワインは農作物の加工品。自然の恵みを大地から吸い上げた
ブドウの持ち味を最大限、移行した飲み物なのです。ですから
ワイン造りに於いて人間の力を誇示する必要は全くないのです。
ワインを表現する時、特に赤ワインの場合ですが、OOボディー
と言います。簡単に言えば、色合いが濃く、渋味が強いワイン
はフルボディー、そうでないワインはライトボディーとなります。
ここで一考です。出汁で調理されていなく、単に調味料で濃く
味付けされた料理に味わいがあるでしょうか?好みの問題が
ありますが、その様な料理は単に辛いだけで素材の香味も
料理の味わい自体も感じる事が出来ないのでないでしょうか。
ワインで言う所のボディーも香味の深みに関係してくるものと
思います。
ワインは農作物なのです。ブドウの果汁を発酵させ、アルコール
飲料にしたものがワインです。原料ブドウの持つ個性がワイン
となり、多様な香味を造り出します。技術で濃厚な香味のワイン
を造り出す事は可能でしょう。しかし、それでは、出汁で調理
せず、調味料で濃く味付けした料理と何ら変わりません。
味わいの深みは人間のエゴで足したり減らしたり出来るもの
ではないのです。味が濃くなくても深みはあります。味わいを
構成する要素、甘味、酸味、渋味、苦味、これらをバランス
良く備え、自然の恵みをそのまま伝える。そのナチュラルさが
美しい奥深さを広げるのではないでしょうか。
OOボディーとは渋味が強い弱い、果実味が濃い薄い以上に
香味に深みがあるかないかが大きな影響を与えます。渋味
が強くなくても深みのあるフルボディーのワインはあります。
個人的にはOOボディーの判断基準は余韻の深み、長さが
決めると思っています。
ワインを味わって下さい。そうすれば、インパクトが少なくても
味わい深いものはあります。それがフルボディーと言えるの
です。ボディーの厚みを感じてみたいあなた、そんなあなたに
是非、味わって頂きたいワインがここにあります。このワイン
を本当に味わえれば、ワインのボディーとは何かが判ります。
深みのあるワインはこれだ。これこそ、深みのあるボディー
の赤ワインなのです。
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Sogga Nagano 2011 Pinot Noir Clairet
ソッガ・ナガノ2011ピノ・ノワ、クレレット
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。    
          チーズなら・・・パルミジャーノ。
                    チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
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こちらの商品は店頭販売のみとなりますので、価格等の詳細
はお問い合わせ下さい。

2013年1月10日木曜日

長期熟成したワインを楽しめる初めてのチャンス


本来、備わっていても、それが不要になるとそこから離れて来たり、
はがれ落ちて来たりします。それは、例えがあまり良くないですが、
皮膚から分離する垢の様に。
それらは不要の産物として離れたり、はがれたりする訳ですから
それらを元に戻したり、混ぜたりする必要はないのです。ワインに
於いても同じ事。ある程度の期間を経ると瓶底に固形物が沈殿
します。これがオリと言うものです。
酒質が若い時に、鋭角過ぎる主張の酸味、濃厚過ぎる果実味、
角ばっていてしなやかさのないタンニン(渋味成分)、これらが経時
変化でいわゆる飲み頃と言う状態を迎えるに当たり、過度な部分
が切り離され、オリとなってワインから離脱するのです。
赤ワインならば、上の画像の様に黒っぽいペースト状のオリか、
パウダー状のオリです。白ワインならば、下の画像の様にやや黄
を帯びた白っぽいペースト状のオリで、カスタードクリームの様な
感じにも見えます。
これらのオリを口にしても何ら害はないのですが、不要となった
結果、オリとして沈殿したのですから、歳月を経て美しい状態に
向上した香味のバランスを崩してしまわない様に、一緒に口に
しない方が良いでしょう。


オリの出ているワインは少しでも移動させると、オリが舞い、清澄
していたワインが濁ってしまう事があります。ですから、この様な
ワインを楽しもうとするのなら、イヴェントの日から逆算し、最低、
数日前、出来れば1週間以上前に購入し、そのワインを楽しむ所
で静置し、オリを沈め、ワインを清澄させる必要があります。
最良のオリの沈め方は先ずラヴェルを上にし、ボトルを横向き
に寝かせたまま、数日間、静置しておきます。そうするとオリは
ラヴェルと反対側の瓶底に沈みます。次にボトルの向きを変えず
にボトルを立てます。そして更に数日間、静置します。この結果
オリはラヴェルとは反対側の瓶底に集まり、沈殿している状態と
なっています。
瓶底にくぼみが何故あるのか知っていますか?時々、耳にする
嘘八百な事。ワインを注ぐ時にそこに親指を添え、瓶底を持つ
為と。本当は、オリが舞いあがらない為の突起なのです。先程、
書きました様に、沈殿したオリはラヴェルとは反対側の瓶底に
集まっています。ラヴェルを上向きにしてワインを注げば、オリ
は必ず瓶底の突起の下にあり、舞いあがらない事になるのです。


この画像を見て下さい。ボトルが横たわっている籠はパニエ
言います。瓶が立った状態からワインをグラスに注げば、瓶は
少なくても90度傾く事になります。が、パニエに入れた状態で
ワインをグラスに注げば、瓶はほんの少しだけ傾くだけです。
瓶の中のワインの流動が少なくなり、オリの舞う可能性が低減
するのです。
もちろん、パニエでなくても、瓶をこの様に横向きに固定出来る
ものでしたらOKです。
ワインは花や果実と同じサイクルをたどります。芽が出て、花
が咲き、満開になり、枯れて落下し、土に帰ります。果実なら
結実し、肥大し、熟し、過熟し、落下し、土に帰ります。ワイン
も花の香りや果実の香りが豊かな香味から、落ち着いた香味
になり、更には枯れたと表現出来る香味になり、最後には香り
も味わいも広がりの少ない液体になります。どこで飲み頃なの
かは飲み手の好みに寄ります。
では、熟成の進んだワインの典型的な香りはどの様な感じなの
でしょうか?不思議な事ですが、原料ブドウの違いに関わらず、
同じ様な香りを呈するのです。白ワインならばマッシュルーム
やエリンギなどの白っぽいきのこ、カフェ・オ・レを感じます。
ロゼや赤ワインならばシイタケなどの黒っぽいきのこ、ビーフ
ジャーキーを感じます。そして、ワインの口当たりは口に含んだ
綿あめの様に広がり消える柔和さを備えています。
この為、十分に熟した状態のワインはその香味を削がない様、
家庭で楽しむのなら、ワイン主体で味わい、口休めには柔和な
食べ物、例えばバゲットとエクストラ・ヴァージン・オリーヴオイル
位でとどめるのが良いでしょう。
熟成したワインを楽しめるチャンスが最初に訪れるのは20歳の
記念日、成人式や誕生日です。多くの自治体が今週末に式典
を開催します。仲間とたった1度しかない20歳の記念日を20歳
のワインで祝ってみませんか?
1992年の赤ワインが2,625円から
1992年の白ワインが10,500円から
1993年の赤ワインが3,150円から
1993年の白ワインが15,750円から
この様な感じで多数在庫しています。20歳の記念日に最高の
ワインで華を添えて下さい。
既に書きました様にオリのあるワインは移動した後、直ぐに
楽しめません。13日(日)や14日(祝)に飲もうと考えている
でしたら、本日中にお買い求め頂き、静置、清澄させて
下さい。

2013年1月9日水曜日

20年の年を重ねて今、開く

20歳のワイン達です。

毎年恒例の成人式が間もなくやって参ります。今年は
1992年4月2日~1993年4月1日にこの世に生を授かった
方々が対象です。
法的に飲酒を許される20歳。20歳の記念に、あなた方と
同じ時を刻んで来た20歳のワイン達と共に祝杯を挙げて
みませんか。
20年も経っているのだから高いんじゃないの?いいえ、
心配しなくてもOKです。1992年ものは赤ワインで2,625円
から、1993年ものも赤ワインで3,150円から用意してあり
ます。もちろん、晴れの日ですからリッチに行きたい方には
1992年ものの赤ワインが6,300円1993年ものの白ワインが
15,750円から42,000円まで数種類1993年ものの赤ワイン
は10.500円から147,000円まで多種取り揃えてあります。
20年の時を重ねる間にワイン達は洗練する為、赤ワイン
の場合、本来持っていたタンニンやポリフェノール(渋味
成分)が固形化し、瓶底に沈みます。これを動かすと折角
沈んだ固形物が舞ってしまい、澄んでいたワインが濁り、
味わいのバランスを崩します。この固形物が沈み、液体
が清澄するのに時間がかかります。もし、今週末に20歳
のワインを楽しむ予定でしたら、遅くても10日には購入し、
ボトルを静置し、ワインを清澄させなければなりません。
人も旅をすると疲れます。ワインも動かせば休息が必要
です。是非、明日、明後日にご来店の上、必要なワイン
をお買い求め下さい。
************************************************
営業時間のお知らせです。
1月9日(水)は15時開店、20時閉店となります。
1月10日から成人の日までは11時開店、20時閉店となります。
**************************************************
画像アップのシステムの不具合が回復しません。ワインの
画像はTwitterとFacebookにアップ致します。お手数ですが
そちらをご参照下さい。
Twitterは、twitter.com/WINE_HOUSE_1997
Facebookは、WINE_HOUSE
です。是非、アクセスしてみて下さい。

2013年1月2日水曜日

新年ですからゴージャスに


新年初日、こちら群馬県太田市周辺は良く晴れ渡り、冷え込んで
いるものの穏やかな一日になりました。昨日は多くの方が初詣
に行かれたのではないでしょうか。そして、今日からは年始回りや
新年祝いのパーティーなどが始まるものと思います。
パーティーはいつでも華やかに、ゴージャスに行きたいものです。
そんな時、中身の品質はもちろんですが、見た目でも衝撃的な
印象を与えるワインは如何でしょうか?


こちらのワインはニュー・ジーランドのスパークリング・ワインと
アメリカ合衆国オレゴン州の赤ワイン。何が衝撃的なのか。
それはどちらも通常の大きさの2倍、1,5ℓ入りのボトル・ワイン
なのです。手にした時の重厚さ、見た目の雄大さ。こんなボトル
がセッティングされていたら宴が華やぐ事、間違いなしです。
2013年新年を祝うパーティーでこのワイン達を大活躍させて
あげて下さい。
***************************************************
☆Morton Brut 1,5ℓ / モートン・ブリュット1,5リットル
相性の良い料理:素材の持つ優しい甘味を生かした
           軽やかな味わいの料理。
           チーズなら・・・モッツァレッラ。
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな、やや辛口>
7,350円
スパークリングワインです。
伝統的な瓶内2次発酵製法で造られたスパークリング・ワイン
です。豊かな泡立ち、シャープさとジューシーな果実味の調和
が優しく広がります。
おせち料理の中でも、風味豊かなかまぼこ、昆布〆、海老の
姿焼、淡く炊いた京風の煮物にピッタリの1本です。
★A to Z 2010 Oregon Pinot Noir 1,5ℓ
 エー・トゥー・ジー 2010 オレゴン、ピノ・ノワ1,5リットル
相性の良い料理:酸味の効いた軽い味付けの料理。
           チーズなら・・・カマンベール。
                    コンテ。
飲み頃温度:14~16度。
<まろやかなライト~ミディアムボディー>
7,350円
赤ワインです。
オレゴンの気候風土に最も向いていると言われているブドウ、
ピノ・ノワで造った赤ワインです。酸味を基調とし、ベリー果実
のジューシーさと赤身の肉を食したくなる風味を備えています。
おせち料理の中でなら、動物赤身肉の焼きもの、ブリなどの
赤身の魚の焼きものや煮付け、ハムやソーセージにピッタリ
の1本です。
また、おせち料理に飽きた時のトマトソースのスパゲッティや
ピッツァにも合わせ楽しめます。

2012年10月19日金曜日

ワインは農作物だと再認識する時


目にした方もいらっしゃるでしょうが、Beaujolais Nouveau/ボージョレ・
ヌーヴォーが収穫量の減少による生産量の激減で、販売価格の
見直しを検討している模様。需要と供給の関係で価格が決まるのは
当然と言えば当然なのですが...。
この業界で飯を食わせてもらって24年。ワインの販売価格の変動は
ありましたが、ヌーヴォーに関しては経験がありません。ヌーヴォー
は、この日本での話ですが、原料ブドウが収穫される前に輸入元
から取り扱い商品の案内が来て、それを店のお客様に告知し、予約
販売をするのが通例。その際、予め決められた小売価格に相当する
前金を予約金として預かります。その時点では、ヌーヴォーと言う
商品は出来ていませんので、提示する小売価格はあくまでも予価
ですし、ヌーヴォーの案内パンフレットには価格の変更の可能性が
ありますと明記してあります。ですので、今回の様な事態が生じた
場合には、その深刻さにより、価格の見直しをしても良いのですが、
実際問題として、お客様側に立てば、価格の見直し?そんな事、
聞いてないよ、となるでしょう。予約金を預かり、販売する商品が
引き起こす欠点の最たるものです。
ヌーヴォーと言う商品は元来、造り手は別にして、販売業者には
あまり利益が出ないもの。ヌーヴォーを扱って、利益を手にして
いるのは、航空会社と損害保険会社だけと言われています。
私が輸入元にいた時には、輸入会社は1本100円の利益、卸では
200円の利益、小売では300円の利益、飲食店では500円の利益
が見込める。こんな感じでした。
今回、価格見直しが生じた場合、実際にその変更分を小売価格
に反映させるとは思えません。輸入元の段階で吸収する筈です。
昔の話ですが、たった100円しか利益がないのに、更に利益を
減少させる事になります。しかし、ヌーヴォーと言う商品は他の
ワインと違い、利益を求める商品でなく、販売が認められる11月
第3木曜日以降のワイン最需要期に向けての購入刺激材と考え
広告商品としての位置付けである為、例え利益が少なくても、
利益が出なくても、1976年の初輸入以来、途切れる事なく、日本
では販売され続けているのです。



販売OKの11月第3木曜日まで、1カ月を切りました。果たしてどんな
事態になるのでしょうか?販売価格の事は非常に心配ですが、自然
減少によるブドウの良質化はワインには好影響。現地からの報告に
よりますと、ベリー系果実の溢れんばかりの香り、ジューシーさに
満ち、完成度の高いハーモニーを楽しめる酒質に仕上がるとの事。
待ち遠しいです。
自然に翻弄されても、良質のワインが出来る事もありますし、そうで
ない事もあります。これら全てを受け入れると、ワインは農作物、
ワインはブドウが全て、ワインはワイナリーでなく畑で出来ている。
そう思える様になります。
今はただ、自然の恵みが無事に日本に到着するのを待ちましょう。
そして、無事に到着した際には、2012年の自然が造り上げた恵み
を有り難く頂きましょう。それまで、今しばらくお待ち下さい。
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当店では2012年産新ワインを下記の予定で販売致します。
10月30日販売開始予定
イタリア産新ワイン、Novello/ノヴェッロ:赤1種類 
2,100円
11月第3木曜日販売開始予定
フランス産新ワイン、Nouveau/ヌーヴォー:赤3種類
1,575円、2,625円、3,150円
当店では不測の事態で未入荷の際のトラブル回避の為、予約
は承らず、お客様に販売しています。購入希望のお客様は、
販売開始予定日から数日以内にご来店、お買い求め下さい。

2012年10月14日日曜日

幻と化すニューヨーク産ワイン


あなたはニューヨーク産ワインを飲んだ事がありますか?アメリカの
ワインと言えば、カリフォルニアと言う答えが直ぐに帰って来ますが、
今では、ワシントン州、オレゴン州と並び、ニューヨーク・ワインは
大きな存在感を示しています。
では、どうして日本で、いや世界でニューヨークのワインが知られて
いないのでしょうか。それはニューヨーク州の経済システムの為。
州法で州外への移送が禁じられているのです。唯一の例外は、
ニューヨーク州内に本社を構え、その支社が州外、国外にあるの
なら、社内移動とみなし、州外への移送がOKと言うもの。
画像のワインの輸入元もその条件をクリアし、この日本に輸入し、
当店へ納品してくれているのです。ですが、輸入元の社内再構築
により、ワインの輸入をしばらく停止する事になり、輸入再開まで
ニューヨークのワインを味わえない事態に。幻のワインと化して
しまうのです。
当店はニューヨーク・ワインに強い思い入れがあります。2002年
に初めてニューヨークのワイン産地を訪れ、テイスティングした
ワイン達の品質に圧倒され、また、ワイナリーの風景やスタッフ
のフレンドリーさが気に入り、その後、4年連続で年2回の訪問
を繰り返し、産地のひとつであるLong Island/ロング・アイランド
のワイナリーを全て訪問し、見学、テイスティングをしました。
そして、店でそれらを販売したいと思う様になったのです。
しかし、先程、書きました様に、障害があり、日本には輸出を
していないし、取引のある輸入元にお願いしてもスポットの
輸入には困難があるとの理由で店での販売は実現しません
でした。
そんな中、偶然、本当に偶然です。ある輸入元に出会い、この
話をしたら、メイン商品ではないけれども数種類のニューヨーク
ワインを実は取り扱っていると教えられ、早速、仕入れ、販売
して来たのです。
それが今回の流れとなり、残念ですが、現在、店にある在庫
を限りに、しばらくの間、皆様にニューヨーク・ワインを味わって
頂けなくなる事になりました。
現在、画像の白ワインの他に、3種類の白ワインと1種類の赤
ワインを僅少ですが、在庫しています。このチャンスを逃すと
輸入元の輸入再開まで、味わい楽しむ事が出来ません。幻
のワインと化すのです。ラスト・チャンスです。後悔なき様、
この機会にニューヨーク・ワインを是非、お楽しみ下さい。
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Salmon Run 2006 Finger Lakes Chardonnay
サーモン・ラン2006フィンガー・レイクス、シャルドネ
飲み頃温度:6~8度。10~12度でもOK。
<酸味とミネラルのハーモニー、コクのある辛口>
3,150円


白ワインは熟成するとマッシュルームなどのきのこを思わせる
複雑な香り(ブーケ)を備えます。今日、紹介しました白ワイン
も2006年産で、熟成による豊かなブーケを備えています。
このワインにお勧めの料理はきのこの香りを閉じ込め、別の
食材にもその香りを移し、調理した料理がピッタリです。画像
の様なきのこ、白身魚、鳥肉を入れたホイル包み焼き
の他に、エリンギの和風スパゲッティも合わせ楽しめます。


また、ワインに十分なコクがある事から、鰻や穴子の白焼き
に柑橘果汁をひとかけし、食す時にもこの白ワインは相棒。
鰻や穴子のふんわりとした身からのクリーミーな旨味に
ワインの複雑な旨味がマリアージュし、あなたの食卓は
もう高級料亭に早変わりする事、間違いなし。
この秋は幻と化すニューヨーク・ワインと料理のマリアージュ
で最高の食欲の秋、味覚の秋を創造して下さい。

2012年10月13日土曜日

ジャケ買いしたなんて言わせません


商品ですから、手にとって貰い、買う決心をして頂かなくてはなりません。
だから、外見、顔(ラベル)は大事。しかし、その手の商品は外見ばかり
で、中身が伴わない事が多いのも事実。口にするものですから、中身が
外見同様、インパクトがなくてはダメです。
見て下さい。どうですか、この奇抜なラベル。これらはオーストラリア産
ワイン。先程の考え方で行けば、中身にはあまり期待できない可能性
が大。ところが栓を開け、グラスに注ぎ、テイスティングしてビックリ。
この品質で、この販売価格。ありえねぇ~!!
ワイン専門店の当店でさえ、これらのワイン達は信じ難い存在。今まで
いつくかのワイン達を究極のデイリーワインと紹介して来ましたが、再び
その機会が到来しました。スパークリングワイン1種類、白ワイン2種類、
赤ワイン2種類の合計5種類のワイン達。この秋、当店では驚きの品質、
究極のデイリーワインとして大プッシュし、販売して行きます。
秋魚、秋の野菜、食とワインのコラボレーション。これらのワイン達で
あなたのワインライフを更に充実させて下さい。
Wine Men of Gotham/ワイン・メン・オブ・ゴッサム
*Sauvignon Blanc 2011/ソーヴィニョン・ブラン
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う
           淡白な味わいの料理。
           チーズなら・・・シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:6~8度。
<軽く、爽やかな、やや辛口> ¥1,050
このワインにお勧めの料理
・竹輪の磯辺揚げ、レモン添え
・白魚の天ぷら、レモン添え
*Chardonnay 2011/シャルドネ
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う
           淡白な味わいの料理。
           チーズなら・・・シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:6~8度。
<軽く、爽やかな、辛口> ¥1,050
このワインにお勧めの料理
・白身魚のホイル焼き、レモンスライス添え
・鶏のから揚げ、レモン添え
*Cabernet Sauvignon 2011/カベルネ・ソーヴィニョン
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
           チーズなら・・・パルミジャーノ。
                    チェダー。
飲み頃温度:16~18度。
<まろやかなミディアムボディー> ¥1,050
このワインにお勧めの料理
・ピッツァマルゲリータ
・ニラのチヂミ
*Shiraz 2011/シラーズ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
           チーズなら・・・パルミジャーノ。
                    チェダー。
飲み頃温度:16~18度。
<まろやかなミディアムボディー> ¥1,050
このワインにお勧めの料理
・ペッパーシンケン
・テリヤキソースで食べる肉料理
*Sparkling Wine Brut/スパークリング・ワイン・ブリュット
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う
           淡白な味わいの料理。
           チーズなら・・・シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:6~8度。
<軽く、爽やかな、やや辛口> ¥1,575
このワインにお勧めの料理
・白子の天ぷら、ユズ塩で
・ユズ風味の魚介系スープで食べるつけ麺

2012年10月4日木曜日

只今、変身中


深まりつつある秋、北半球のブドウ産地では収穫の真っ盛り。早い所
では8月下旬から、遅い所では10~11月に、そして、Icewine(Eiswein)/
アイスワイン(アイスヴァイン)にする為の氷結したブドウを収穫するのは
年明けの厳寒時。
収穫されたブドウは傷つかない様に静かにカゴに入れられ、ワイナリー
へと運ばれます。この際、ブドウの実を収穫した時の状態のまま、いかに
保つかが良いワイン造りには欠かせません。


ワイナリーに到着すると、直ぐに果汁を取る作業に取り掛かる場合も
あるし、ブドウを休ませる為、少しの間、冷蔵保管する場合もあります。
ワイン造りの第一歩は画像の様な作業。今では多くのワイナリーで
使われている水平式のプレス機。側面に穴の開いた大きなドラム缶
が横になっている感じ。その中にブドウを入れ、プレス機の中心に
備わっている風船を膨らまし空気圧で外に向けてブドウを静かに
優しく押しつぶす。そうすると上の画像の様に果汁が滴り落ちて来る
のです。この果汁を発酵させれば、最終的にワインになります。この
作業、ワインへの変身が各ワイナリーでピッチを上げ、只今、展開中
です。
新酒と言えば、Beaujolais Nouveau/ボージョレ・ヌーヴォー。昨日の
ある新聞社の記事によると、思わしくない状況になる可能性が...。
春の開花時の天候不順に加え、結実後の雹害で大幅な収穫量減
となった模様。その記事の結末には、販売価格の見直しにつながる
可能性ありとのショッキングな文が。現実に見直しになったら、混乱
が起きるだろう。この業界に25年程いるけれど、予約時に公表した
価格を見直した事は一度もないのですから。
そして、もうひとつ大きな変化がありました。フランスだけでなく他の
国にも新酒があるのですが、イタリアの新酒Novello/ノヴェッロの
販売開始日が11月6日から10月30日になりました。ボージョレには
ほとんど影響がないでしょうが、販売開始日が逆転されてしまった
国の新酒には影響がありそうです。
北半球では既に収穫が終わり、ワインへと変身中の産地。これから
収穫に取り掛かる産地。収穫はまだまだ先の産地。それぞれ異なり
ますが、北半球の秋は新しいワインが誕生する季節です。今年の
ワインはどんな楽しみを私達に与えてくれるのでしょうか?
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2012年、北半球の新酒はこの様なスケジュールで販売されます。
10月30日 イタリアの新酒、Novello/ノヴェッロ
当店には1種類の赤ワインがイタリアからやって来ます。
11月第1土曜ですので、3日 日本の新酒
当店には白赤各1種類のワインが山梨からやって来ます。
11月第3木曜ですので、15日 フランスの新酒Nouveau/ヌーヴォー
当店には3種類の赤ワインがフランスからやって来ます。
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取り扱いはありませんが、ドイツの新酒、Der Neue/デア・ノイエの
販売開始は11月1日です。

2012年4月17日火曜日

ちょっぴり高級過ぎるのでは?


画像のワインはイタリア、サルデーニャ島を代表する白ワイン。見ての
通り、現地では伊勢海老/Aragostaと合わせ楽しまれている。
が、味わってみた所、ワインの香味の格と合わせ考えても、伊勢海老
の凝縮した味わいではこのワインの良さが消えてしまう。なので、この
ワインを楽しむ時には海老は海老でもアカザエビ/Scampoの塩焼きを
合わせる方がベター。更にこのワインの酸味とミネラル感の爽快さに
合わせ、塩焼きにレモンを少々振りかければベスト。
もちろん、白身魚のフライにレモンをかけてもOK。香味のリッチ過ぎ
ない魚介類、甲殻類全般にレモンの酸味を添える料理と一緒に是非、
どうぞ!!

こんな感じの料理に仕上げ、この白ワインをお楽しみ下さい。
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Aragosta 2011 Vermentino di Sardegna
アラゴスタ2011ヴェルメンティノ・ディ・サルデーニャ<イタリア>
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う
           淡白な味わいの料理。
           チーズなら・・・シェーヴルタイプ。
飲み頃温度:6~8度。
<軽く、爽やかな辛口>
375ml 1,050円

2012年4月16日月曜日

ワインの真実はブドウ樹が決める


Guillaume/ギヨーム。この名を聞いて、その正体が閃く人はなかなかの
情報通。ギヨームは超一流の苗木家にして、高コスト・パフォーマンス・
ワインを造り出す天才。
Domaine de la Romanee Conti/ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ、Leroy/
ルロワ、Domaine Leflaive/ドメーヌ・ルフレーヴ、Domaine des Comtes
Lafon/ドメーヌ・デ・コント・ラフォン、Salon/サロン、Krug/クリュッグ、
Bollinger/ボランジェ、Didier Dagueneau/ディディエ・ダグノーなどなど。
ワイン・ラヴァーあこがれのワイン達を造り出す超がいくつあっても
当然の一流の造り手に苗木を供給しているのが、このギヨーム。
ワインはブドウの持ち味がほぼ全て移行したアルコール飲料。良い
ブドウがなければ良いワインは決して生まれない。そのブドウの品質
を決める要素のひとつがブドウの樹の性質。だから、超一流の造り手
は超一流の畑を持ち、超一流の苗木家が育てたブドウの苗木を植え、
育て、収穫し、ワインを造り上げる。
そんな苗木を造る天才がワインを造ったらどうなるのか?その答えが
画像のワイン。実際に飲んで頂ければ、自ずと答えは判ります。良質
のブドウが良質のワインを造り出す事が。
品種個性は明確。香味のバランスは美しく、品質はパーフェクト。更に
極めてリーズナブルな価格。良い事づくめのこのワインは、飲み比べ、
その違いを楽しんでほしい。そう思います。ソムリエ協会の認定試験
を受ける予定の方々のテイスティングの教材にも最適。是非、これら
のワインにあなたの五感を傾けて下さい。
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☆Vignon d'Or/ヴィニョン・ドール
原料ブドウはSauvignon Blanc/ソーヴィニョン・ブラン
相性の料理:素材の持つ優しい甘味を生かした軽い味付けの料理。
        チーズなら・・・モッツァレラ。
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな、やや辛口> 1,575円
☆Franche Comte Chardonnay 2010/フランシュ・コンテ、シャルドネ
相性の良い料理:わずかな脂肪分を含む素材、オリーヴ・オイルや
           バターを使用した料理。
           チーズなら・・・ゴーダ。
飲み頃温度:10~12度。
<コクのある、やや辛口> 1,680円

2012年1月17日火曜日

ピノ・ノワの多様性



Pinot Noir/ピノ・ノワ、世界で最も高貴なワインを造ると言われるワイン用
ブドウ。気難しい性格ゆえに、その栽培地は極めて限定的。原産地である
Bourgogne/ブルゴーニュ、他には同じ国内のAlsace/アルザス、隣国の
ドイツ、更にはアメリカのSonoma/ソノマ、Oregon/オレゴン、ニュージランド
など。生産国、産地により酒質には傾向がある。
ブルゴーニュは赤い小粒の果実を思わせる酸味を基調とし、引き締まった
酒質。アルザスとドイツはベリー系果実のフルーツ感を基調とした柔和な
酒質。アメリカやニュージランドはフランスとドイツが融合し、そこに木樽
熟成から来る甘いニュアンスのある酒質。大まかに言えば、この様な傾向
がある。
今日、紹介するピノ・ノワのワインはドイツのPfalz/ファルツ地方産。この
品種はドイツではSpatburgunder/シュペートブルグンダーと呼ばれている。
苺を思わせる可愛らしい香り、渋味は中庸でジューシーな口当たりの真に
可愛らしい酒質。そこに、品種個性の動物赤身肉を思わせる香りが入り、
更には根菜類に通じる土を思わせるニュアンスも含んでいる。
ワインとしての完成度が高いので、ワインだけででも十分に楽しいが、
ワインは料理と楽しんでお互いの相乗効果で引き立て合いたいもの。
家庭の食卓で苺の香りを思わせる料理はそうはない。そこで、品種個性
由来の香りに合わせ、牛肉じゃがでも作って、このワインとのマリアージュ
を楽しんでみませんか?ワインはフォークとナイフの世界でなくても、十分
楽しめます!!
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Ruppertsberger 2009 Pfalz Spatburgunder (Q) Trocken
ルッパーツベルガー2009ファルツ、シュペートブルグンダー・トロッケン
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
           チーズなら・・・パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:16~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
2,100円

2012年1月16日月曜日

ピチピチ


20℃の時、1~2.5バール。これ、何でしょうか?これはEU圏内のワイン
生産国に共通の規則。微発泡ワインのガス圧は、消費時にこの数値の
範囲内にある様にと決まっている。口に含んだ時の感覚は清涼飲料水
のCCレモンと言った所。
ガス圧が強くないので、腹が膨らんでしまう事もなく、スパークリング・
ワインではガス圧が強くてキツイと思っている方にはお勧め。シッカリ
冷して、そのピチピチした口当たりを楽しんで頂きたい。堅苦しくなく、
フレンドリーな食卓、そう、昼間のパーティーなどでも活躍しそうな酒質
のワインです。
優しい香味のワインですので、白身肉や白身魚を塩味で淡く調理した
料理、カブや大根などの根菜類の淡い味付けの煮物。更にはFish&
Chipsにも最適。年末年始の疲れた胃腸を癒す七草がゆではないが、
優しい酒質は飲む人に和みを与えます。
たまにはちょっと趣の異なるワインで、いつもの食卓にアクセントを
添えてみませんか?
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Ambretto Rubicone Frizzante Secco
アンブレット、ルビコーネ・フリッツァンテ・セッコ<イタリア>
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う淡白
           な味わいの料理。
           チーズなら・・・シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:6~8度。
<軽く、爽やかな、やや辛口>
840円
軽く発泡したピチピチとした口当たりが楽しめる白ワインです。

2012年1月15日日曜日

Sauvignon/ソーヴィニョンとあったら


Sauvignon/ソーヴィニョンと言う種類のブドウがある。果皮が緑色の
Sauvignon Blanc/ソーヴィニョン・ブラン、やや灰色がかった果皮の
Sauvignon Gris/ソーヴィニョン・グリ。ラベルにソーヴィニョンと書いて
あった場合、ソーヴィニョン・グリ100%である事はまずないが、グリ
がある程度の割合で原料になっている事が多々ある。
画像のワインはご覧頂ける様にBordeaux/ボルドーの表示の下に
原料ブドウの収穫年、2009が記載され、それらの間にSauvignon
の記載がある。テイスティングする前に推測出来る事は、100%全て
ソーヴィニョン・ブランで造られているか、ソーヴィニョン・グリも使って
いるかのどちらか。
実際、テイスティングしてみると、香りは若葉やハーブ・ミントを思わ
せる春や初夏のイメージ。真にソーヴィニョン・ブランのヒント。だが、
味わいには力強いヴォリューム感に南仏の白ワインを思わせる
粘性があり、甲殻類に合いそうな心地良い苦味が余韻に残る。この
感覚は真にソーヴィニョン・グリのヒント。このワインは恐らく、グリも
かなりの高い割合で使っている様子。
こんな酒質のソーヴィニョンの場合、料理にも食材由来の心地良い
苦味を含んだ料理が素晴らしマリアージュを奏でる。もちろん、そこ
に若葉やハーブの香りを添える事をお忘れなく。
スパゲッティ・ボンゴレ・ビアンコ、もう直ぐ旬のタラの芽の天ぷらを
岩塩で、小さなワカサギを青のりを入れ込んだ衣揚げ、竹輪の磯辺
揚げを淡い天つゆで、こんな感じの料理と一緒にお楽しみ頂けます。
ちょっと印象の異なるSauvignonの白ワインを楽しんでみませんか?
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Chateau la Commanderie de Queyret 2009 Bordeaux Sauvignon
シャトー・ラ・コマンデリ・ド・ケイレ 2009 ボルドー、ソーヴィニョン
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う
           淡白な味わいの料理。
           チーズなら・・・シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:6~8度。
<軽く、爽やかな辛口>
衝撃の価格、な、何と、たったの1,050円

2012年1月10日火曜日

ブレンドの妙


新春、恒例。横浜にある輸入元がくれる私達へのお年玉。低価格、高品質
ワインの特別価格設定。今年もこのチャンスを利用しました。5種類のワイン
を仕入れましたので、今日から5日連続で紹介します。
フランス、ボルドー地方は複数のブドウからのワインをブレンドし、描いた
酒質に近づけ、仕上げるワインの生産地。それが芸術品と言われる所以。
赤ワインは主にMerlot/メルロ、Cabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョン
そしてCabernet Franc/カベルネ・フランを様々な比率で組み合わせ造り上げる。
昨夜、テイスティングしたBordeaux Superieur/ボルドー・シュペリュールは真に
ボルドー赤ワインの真髄を感じるに相応しい逸品だった。メルロとカベルネ・
ソーヴィニョンの両方の特徴を明確に備え、それぞれのブドウが補完し合い、
優美な、そして奥深い香味を醸し出していた。
ボルドー赤ワインなら、これっ!!こんなレヴェルのワインが、こんな価格で
楽しめてしまうなんて...。これから価格を記しますから、驚かないで!!
2012年、新春ビック・サプライズ!是非、お試しください。
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Chateau Bellevue Lugagnac 2008 Bordeaux Superieur
シャトー・ベルヴュ・ルガニャック 2008 ボルドー・シュペリュール
相性の良い料理:脂肪分の多い、コッテリとした、コクのある料理。
           チーズなら・・・ブリー。青カビタイプ。
飲み頃温度:18~20度。
<まろやかなフルボディー>
2012年新春特別価格、たったの1,050円

2012年1月4日水曜日

1991年4月2日~1992年4月1日


1991年、世界陸上が東京で開催され、谷口選手が男子マラソンで
金メダル獲得。


1992年、夏季オリンピックがスペイン、バルセロナで開催され、女子
平泳ぎ200mで岩崎選手が金メダル、男子柔道では古賀選手と吉田
選手が金メダル獲得。


こんな出来事のあった1991年と1992年。今年の新成人の皆様はこの
両年に生まれた方々。人生70年とも80年とも言われるが、ワインに
とって20年も酒質が向上する熟成が出来るのは、ほんの一握りの
ワイン達だけ。そんなワイン達と同じ時間を刻み成長した新成人の
方と一緒に20歳のワインを楽しんでみませんか?
ワインは最初、果実や花、ハーブやスパイスなどの香りが豊かで、
とても華やか。それが熟成を経る程に、フルーティーさやフローラル
さが穏やかになり、一方で複雑な香りが増す。そして、味わいにも
深みが出て、柔和な口当たりと長い余韻を備えた液体に姿を変える。
それがいわゆる飲み頃。
長く熟成すればするほど、向上する訳ではない。それぞれのワイン
にそれぞれの飲み頃がある。1991年産のワインの中には既に飲用
に耐えない過熟のワインがある一方、今後、更に向上して行くワイン
もある。1992年産のワインも同様。
更に、飲み頃は飲み手によっても大きく異なる。果実味が十分に残る
酒質が良いと感じる人、果実味は控えめで複雑な香味を有する酒質
の方が良いと感じる人。両者にとって同じワインを一緒に飲んだ場合、
前者の方が良いと感じるワインは、後者の人にとっては飲むタイミング
が早過ぎたとなる。後者の人が良いと感じるワインは、前者の人に
とっては果実味がないので口当たりが厳しいと感じるだろう。
古酒を販売するのはその様に困難を伴う。飲む方の好みを伺い、予算
との兼ね合いでその方に最良の1本を選び出さなくてはならない。豊富
な経験に基づく的確な判断が必要。
今週末の成人式に、あるいは今度の成人の日に、もし20歳のワインを
味わってみようとしているのなら、是非、当店に足を運んで頂き、あなた
のリクエストをお聞かせ下さい。リクエストは細かければ細かいほど、
最適な1本を選び出せます。
ワイン専門店ならではのお手伝い。新成人の方の為にWINE HOUSE
が責任を持って、慎重に的確に致します。
**********************************************************
1991年産白ワイン・・・21,000円~
1991年産赤ワイン・・・10,500円~
1992年産白ワイン・・・申し訳ありません。現在、在庫がありません。
1992年産赤ワイン・・・2,625円~
今週末&成人の日の営業時間は11:00~20:00です。皆様のご来店
をお待ち致しております。