ラベル スパークリングワイン赤 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル スパークリングワイン赤 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年10月22日土曜日

ちょい足しでこのワインの役不足を解消

役不足だよ。といったセリフをよく耳にするのですが、その
使い方、合ってます?役不足は、力量に比べ、役目が不相応
に軽い事を意味するのであって、決してそれをするレヴェル
に達していない、スキルがないからそんな事はできるはずが
ないと言った事を意味していないのです。つまり、Chateau
Latour/シャトー・ラトゥールを飲みながら、スナック菓子を
つまむ。それはラトゥールには役不足。これが本当の使い方
です。
近年、大注目のワイン生産国、モルドヴァからまたまた興味
深いワインが届きました。ワインには白ワイン、ロゼワイン、
赤ワインがある事をご存じと思いますが、スパークリング・
ワインはどうでしょうか。
スパークリング・ワインもワインですから、当然、白もロゼ
も赤もあります。しかし、赤のスパークリング・ワインには
出会った事がないよ、飲んだ事がないよ、と言う人がかなり
いると思います。
理由は簡単。赤のスパークリング・ワインの生産量がとても
少ない。実は造るのが難しいからなのです。ブドウを圧搾し、
果汁を絞り出します。その果汁を発酵させるとワインになる。
そのワインに酵母と糖分を加え、炭酸ガスを補足する2回目
の発酵を行う。
それがスパークリング・ワインの主な製造方法なのですが、
2回目の発酵の際に酵母がワインの色素を食べてしまうので
2回目の発酵の前は赤ワインだったのが、発酵後にスパーク
-リング・ワインになった時にはロゼになってしまったり、
ロゼワインだったのが、白になってしまったりするのです。
その様な事もあって、赤のスパークリング・ワインの生産量
は少ない訳です。
入手困難なレアものと言った程までではないですが、消費者
の方には比較的馴染みの薄い赤のスパークリング・ワイン。
それをモルドヴァのRadacini Wines/ラダチニ・ワインズが
日本のマーケットに特化し、造り、届けてくれました。
Rouge de Cabernet/ルージュ・ドゥ・カベルネ。Cabernet
Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョンで造った赤/rougeで、
原料ブドウであるカベルネ・ソーヴィニョンの個性が明確に
反映されたスパークリング・ワインです。
その特徴として最も感じるのは果実味と共に広がる乾燥した
ハーブを思わせるフレーヴァー。そこからドライな口当たり
と強すぎないスパイシーさが口中を満たします。
新着ワインが手元に来た時、一緒に楽しむと良い料理を選ぶ
為、複数の料理、時にはワインの香味を推測し、それに合う
だろうと思われる料理とペアリングを行います。
予想通りの結果となる事もありますし、そうでない事もあり
ます。また、パーフェクトでないけれど、料理にちょい足し
したなら、パーフェクトになるだろうと言う時もあります。




今回、ルージュ・ドゥ・カベルネに用意した料理は、ガスト
の新メニュー「若鶏の熟成もろみ焼き」。もろみに漬け込み、
その後、香ばしく焼き上げました。と説明がありましたので
カベルネ・ソーヴィニョンがスパークリング・ワインに変身
した際の香味を推測し、かなりの確率でマッチすると見立て、
複数でなく、一点選択でペアリング。その結果は...。
思い描いた通り、決して悪くないマリアージュをしています。
ワインの果実味ともろみに由来するカラメルぽいニュアンス
の香りの融合。ワインのタンニン(渋味旨味の成分)と醤油、
味噌の由来する旨味成分(ソトロンと言う成分が創り出す)
の融合。肉にほうれん草と添えれば、原料ブドウ由来の植物、
野菜を思わせる香味との融合。肉に大根おろしを添えれば、
炭酸ガスがもたらす味わいのキレとの融合。と言ったいくつ
もの融合がワインと料理の間に生まれます。
しかし、パーフェクトではないのです。何が足りないのか。
それはワインに感じられる乾燥したハーブを思わせる要素が
料理にないからです。
乾燥したハーブを思わせる要素。それを料理にちょい足しし、
ワインの持つフレーヴァーと同系にし、両者を同化、リンク
させる。これでパーフェクト・マリアージュは完成。
そのちょい足しの大役に選ぶのは「山椒」。もろみ由来の味
との相性にも優れますから、料理の香り、味わいを台無しに
しません。そしてワインのフレーヴァーとリンクするのです
から、結果は明らかです。




ルージュ・ドゥ・カベルネを楽しみながら、料理を味わい、
それらが奏でるマリアージュを堪能する。食欲の秋ですから
食をどん欲に追及しましょう。
*Radacini 2020 Rouge de Cabernet
 ラダチニ2020ルージュ・ドゥ・カベルネ

飲み頃温度:11~14度。(本来は15~18度がベターですが、
この温度ですと抜栓の際、ワインが吹きこぼれる可能性が大
ですので、少々、低めの温度で)
<爽やかさが快適なミディアムボディー、辛口>
1,**0円






2018年6月21日木曜日

Lambrusco Day/ランブルスコの日

赤のスパークリングワインを飲んだ事がありますか?赤ワイン
ですが、非発泡性の赤ワインほどポピュラーではないでしょう。
赤のスパークリングワインをよく目にする国はオーストラリア
そしてイタリアです。
今日はLambrusco Day/ランブルスコの日。ランブルスコは北
イタリア~中部イタリアにかけて栽培されている果皮が黒みを
帯びた深い紫色の黒ブドウです。
このランブルスコから出来るワインは通常、発泡(or微発泡)
していて、果皮の色素をワインに移さずに造った白や少しだけ
移し造ったロゼもありますが、大抵は赤ワインで、近年は辛口
が主流です。


画像にあります様にランブルスコで造った赤のスパークリング
ワインは紫色の果実や花をイメージできる華やかな香りがあり、
外観の色合いが薄めですとライトタッチでチャーミングな酒質
をしていて、外観の色合いが濃いめですとミディアムボディー
やフルボディーの非発泡性赤ワインそのものの深みを感じます。


こちらが最も軽やかなタイプのランブルスコの外観です。ロゼ
ワインにも通じる、正確にはClairet/クレレ(ロゼワインより
色合いが濃く、赤ワインよりも色合いが淡いと言う程の意味)
の様な外観です。
本日、紹介しますランブルスコの赤のスパークリングワインは
このタイプではなく、紫色の色調が鮮やかで、色合いは濃く、
フルボディーの非発泡性赤ワインにも通じるリッチな味わいに
なっています。



ハッキリとした果実味があり、紫色のフルーツのリキュールを
イメージさせる華やかさがあります。現地では生ハムと合わせ
楽しむランブルスコの赤のスパークリングワインですが、この
ハッキリとした果実味と華やかさが生ハムの塩味と密に融合し、
ちょうど生ハムとメロン、生ハムとイチジクの組み合わせの様
なマリアージュを奏でる訳です。


右のグラスのスパークリングワインの様な外観を持ったManicardi/
マニカルディのランブルスコを是非イタリア産Prosciutto Crudo/
プロシュット・クルード(生ハム)と一緒に楽しんで下さい。
*Manicardi 2016 Lambrusco Grasparossa di Castelvetro
 マニカルディ2016
    ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
        チーズなら、パルミジャーノ。
飲み頃温度:11~14度。
<まろやかなミディアムボディー>
2,000円


2017年12月19日火曜日

スパークリングワインもワインです。

ワインと呼ばれる飲料にはいくつかのタイプがあり、その代表格
が多くの人がワインとしてイメージする発泡していないスティル
・ワインと呼ばれるもの、そして炭酸ガスを含有し、発泡のある
スパークリング・ワインと呼ばれるものです。
スパークリング・ワインもワインですから、白もロゼも赤もある
のですが、その大部分は白で、白よりもロゼは少なく、赤は更に
ずっと少なくなります。ですので赤のスパークリング・ワインを
飲んだ事のない人が多くいるかもしれません。
スパークリング・ワインには複数の造り方があり、造り方の違い
からも酒質の違いが生まれます。スティル・ワインを瓶に詰め、
そこに酵母と糖分を加え炭酸ガスを得る為の発酵を行う伝統的な
製法(瓶内2次発酵製法=シャンパーニュを造る製法)で造ると
炭酸ガスの圧が高く、フルーティさが控えめで香味に深みのある
酒質になる傾向があります。
ステンレス・タンクに入っているスティル・ワインに酵母と糖分
を加え炭酸ガスを得る為の発酵を行う製法(シャルマー製法)で
造ると炭酸ガスの圧が優しく、フレッシュな香味で軽やかな酒質
になる傾向があります。
その他にスティル・ワインに圧をかけつつ、炭酸ガスを吹き込む
(ソーダ類の清涼飲料を造る製法)製法もあり、この造りの場合
炭酸ガスの粒が大きく、泡が直ぐに消えますので、上記の2製法
によるスパークリング・ワインとは明らかに外観が異なります。
スパークリング・ワインはスティル・ワインの延長にあるワイン
ですから白もロゼも赤も当然あるのですが、ロゼと特に赤が白と
比べ少ないのは、炭酸ガスを得る発酵をしている最中にロゼや赤
を創り出している色素が化学反応で脱落し、白になってしまうと
言う自然現象がスパークリング・ワインの色の構成割合に影響を
与えているとも言えるでしょう。


そこで今日はあまり出会う事のない赤のスパークリング・ワイン
を相性の良い料理と共に紹介致します。原料ブドウ由来の仄かな
甘味と重厚過ぎない渋味(タンニン)の存在が醤油、味醂で調理
した和風の料理と素晴らしいマリアージュを奏でます。


そのスパークリング・ワインがこちら。オーストラリア産でその
名はRed/レッド。黒いボトルに赤い鮮やかなRedの文字が印象的
です。
赤のスパークリング・ワインは少ないのですが、オーストラリア
ではとてもポピュラーで、BBQの時、ピクニックの時に大活躍
しています。


オーストラリアを代表するブドウShiraz/シラーズで造られている
事が多く、その場合、鮮やかな紫色の色調を感じ、チャーミングな
果実味にスパイスを思わせる刺激的なアクセントがあり、唐辛子、
八角、山椒などの香味を料理に添えてあげたなら、より素晴らしい
マリアージュを創造してくれるでしょう。
本日紹介のRedもシラーズ主体で造られていますので、上の画像で
ご覧頂ける様にワインのエッジ(縁)に鮮やかな紫色を感じ、香味
もシラーズのスパークリング・ワイン特有のそれになっています。
*Yellowglen Red/イエローグレン・レッド
飲み頃温度:11~14度。
<まろやかなミディアムボディーのやや辛口>
1,500円(消費税別)


きんぴらごぼうにこのRedを合わせるのなら、唐辛子でピリッと
した辛さを添えてあげると良いでしょう。


豚肉の角煮なら八角の風味をシッカリと添えてあげると良いで
しょう。マグロやカツオの角煮でもこのRedとマリアージュ可
です。


煮穴子なら山椒を少々多めに振りかけてこのRedに合わせて
みて下さい。お互いのスパイシーさが相乗し、生臭みが全く
現れません。鰻の蒲焼ですとこのRedは煮穴子の時ほど活躍
しないかもしれません。つまり、もっと芳醇なワインの方が
鰻の蒲焼との相性が良いと言う事です。
オーストラリアからやって来たスパークリングワインのRed
をあなたの食卓で大活躍させてあげて下さい。