2013年3月20日水曜日

OOボディーって?


最近、気になる事。それは凝縮感の強過ぎるワインが多い事。
ワインは農作物の加工品。自然の恵みを大地から吸い上げた
ブドウの持ち味を最大限、移行した飲み物なのです。ですから
ワイン造りに於いて人間の力を誇示する必要は全くないのです。
ワインを表現する時、特に赤ワインの場合ですが、OOボディー
と言います。簡単に言えば、色合いが濃く、渋味が強いワイン
はフルボディー、そうでないワインはライトボディーとなります。
ここで一考です。出汁で調理されていなく、単に調味料で濃く
味付けされた料理に味わいがあるでしょうか?好みの問題が
ありますが、その様な料理は単に辛いだけで素材の香味も
料理の味わい自体も感じる事が出来ないのでないでしょうか。
ワインで言う所のボディーも香味の深みに関係してくるものと
思います。
ワインは農作物なのです。ブドウの果汁を発酵させ、アルコール
飲料にしたものがワインです。原料ブドウの持つ個性がワイン
となり、多様な香味を造り出します。技術で濃厚な香味のワイン
を造り出す事は可能でしょう。しかし、それでは、出汁で調理
せず、調味料で濃く味付けした料理と何ら変わりません。
味わいの深みは人間のエゴで足したり減らしたり出来るもの
ではないのです。味が濃くなくても深みはあります。味わいを
構成する要素、甘味、酸味、渋味、苦味、これらをバランス
良く備え、自然の恵みをそのまま伝える。そのナチュラルさが
美しい奥深さを広げるのではないでしょうか。
OOボディーとは渋味が強い弱い、果実味が濃い薄い以上に
香味に深みがあるかないかが大きな影響を与えます。渋味
が強くなくても深みのあるフルボディーのワインはあります。
個人的にはOOボディーの判断基準は余韻の深み、長さが
決めると思っています。
ワインを味わって下さい。そうすれば、インパクトが少なくても
味わい深いものはあります。それがフルボディーと言えるの
です。ボディーの厚みを感じてみたいあなた、そんなあなたに
是非、味わって頂きたいワインがここにあります。このワイン
を本当に味わえれば、ワインのボディーとは何かが判ります。
深みのあるワインはこれだ。これこそ、深みのあるボディー
の赤ワインなのです。
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Sogga Nagano 2011 Pinot Noir Clairet
ソッガ・ナガノ2011ピノ・ノワ、クレレット
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。    
          チーズなら・・・パルミジャーノ。
                    チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
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