*Dom.Sogga 20 Cabernet Franc et Tannat
*Dom.Sogga 20 Cabernet Sauvignon
は完売しました。
*Dom.Sogga 20 Merlot et Tannat
は残数僅かです。お買い求めは速攻で。
お買い上げ頂きましたお客様に感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
2023年1月28日土曜日
2種類完売しています。
2023年1月26日木曜日
Dom.Sogga赤ワイン3種類販売します。
守り治療に専念していますが、状況の改善はほとんどなく、
不自由さを感じながら日々過ごしています。
ただ1カ月も不自由な状況で暮らしていると、その不自由さ
をどの様に処理すれば良いのか、コツがつかめて来ました。
できる事とできない事を十分に理解し、できない事は無理に
しない事に決めました。
そんな中でのテイスティングでしたが、味覚障害はないです
から、ワインを口に入れる際、ワインが口中にある際に唇を
支えさえすれば顔面麻痺になる前と何ら遜色ないチェックが
できました。
問題があるとすれば、料理とのペアリング検証を十分に行え
ない事です。顔面麻痺になって、初めて口、唇の働きの凄さ
に驚かされています。
ワインを販売するに当たり、妥協した準備、準備不足は絶対
にあってはならない行為なのですが、現状でできる限りの事
をこなし、販売準備を行いましたので、大目に見て下さい。
販売します。
在庫のある限り、本数制限なしでお買い求め頂けます。今回
販売の赤ワインもワイン・メーカー、曽我彰彦の情熱、魂を
ヒシヒシと感じます。是非、味わって下さい。
小布施ワイナリーの商品はいつも通り取り置きはできません。
販売価格は店内で確認して下さい。
ドメーヌ・ソッガ20カベルネ・フラン、タナ
抜栓2日目から真価を発揮し始めます。
相性の良い料理:牛肉と牛蒡の炊き合わせ。天然きのこ汁。
飲み頃温度:19度。
<落ち着いた深みのあるミディアム~フルボディー>
穏やかで和みのある酒質(抜栓直後)が、空気接触で劇的
に変化し、紫色のイメージに満ちたフレーヴァーのワイン
になります。そのどちらの状態で楽しむのかに拠りますが、
抜栓直後でなら上記の様な料理と、空気接触で紫色の要素
を明確に感じる状態でなら、それらの料理を少々、味醂を
多めで調理し、料理にリキュール様の華やかなニュアンス
を添え、ワインと料理に共通する要素を多くし、合わせて
あげると良いでしょう。
ドメーヌ・ソッガ20メルロ、タナ
抜栓2日目から真価を発揮し始めます。
相性の良い料理:鮪の赤身の漬け。鴨のロースト、ブルー
ベリーソース。
飲み頃温度:19度。
<華やかさと野趣さが共存したフルボディー>
ジューシーな口当たりから鉄分ぽさを感じる力強い味わい
へと移り変わります。それが抜栓2日目に顕著になります。
そして赤身肉を思わせる複雑なニュアンスも現れ、肉、魚
関係なく赤身の部位を使い、華やかな香りのあるソースや
タレが添えられている料理と抜群の相性の良さを創り出し
ます。
ソメーヌ・ソッガ20カベルネ・ソーヴィニョン
抜栓直後から全開のフレーヴァーを楽しめます。
相性の良い料理:タラの芽の天ぷらを天つゆで。鉄火巻き。
飲み頃温度:15~18度。
<しなやかで上品な口当たりのミディアムボディー>
カベルネ・ソーヴィニョンのワインでここまでスムーズな
口当たりのワインは滅多に出会えません。エレガントな、
と形容できるこのワインは静寂の中、心静かにワインその
ものをシットリ味わうのに最適な酒質をしています。
料理と合わせ楽しむのであれば、脂肪分のあまり多くない
食材を使い、そこに緑色のイメージが浮かぶフレーヴァー
が添えられた料理と一緒が良いでしょう。
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日
代金決済:現金 or PayPay
2022年10月30日日曜日
予告
今年は収穫時に台風直撃のダメージがないものの、天気不順で
完璧とは言えませんが、良質のブドウが実りました。曽我さん
を始め、小布施ワイナリーのスタッフは寝食を惜しんでワイン
造りに専念しています。今、メイキング中のワインは白ワイン
でしたら来年、赤ワインでしたら再来年を目途に当店に到着し
始めます。楽しみで仕方ありません。
いよいよ秋が深まって来ました。ワイン・ビジネスにとって、
11月にはNouveau/ヌーヴォがあり、また、12月のワインの最
需要期を迎える事でワクワクする時期です。
小布施ワイナリーからのアナウンスで11月、12月、1月と連続
で当店にワインが届く様です。ワインが到着し、輸送時の疲労
を取る為、約1週間静置させた後、テイスティングし、どの様
に販売するかを考えてから販売します。
それを踏まえ、発売開始日を案内しますので、案内を欠かさず
チェックし、買いそびれのない様、お願い致します。
尚、小布施ワイナリーの商品の予約は一切できません。発売日
を確認の上、当日にご来店、お買い求め下さい。
2021年8月7日土曜日
別のワインがやって来ました。from小布施
Sakeだけでなく、今年はWineの売れ行きも半端なく早くなって
います。前回、入荷のDom.Soggaは既に全種類完売で、盆休暇
なのに売るワインがないと心配していた所、それを悟ったかの様
に新たに2種類のワインが到着しました。
フランスの南西地方以外のワインではなかなかお目にかかる事の
ないPetit Manseng/プティ・マンサンで造った白ワインと長野
と言えばこれ、Merlot/メルロで造った赤ワインです。
果皮の厚い実をつけるプティ・マンサンは湿度の高い日本の環境
でメリットのある品種ですが、だからと言って良質の実になると
言う保証がある訳でなく、他の品種同様、細心の気配りをしつつ
育みます。
このプティ・マンサンの最大の特徴は信じ難いまでに果汁糖度が
高まる事。物理的に可能なら、その果汁を完全に発酵させると、
ワインになった時のアルコール度数が15%以上となります。が、
発酵と言う過程はそんな単純な世界ではなく、糖分がアルコール
に転換し、そのアルコール度数がある高さに達すると酵母の働き
が停止し、その酵母は死滅してしまいます。
つまり、完全発酵させる事ができたなら、アルコール度数15%の
辛口ワインなのですが、発酵が途中で止まりますので度数はそれ
よりも低く、因ってアルコールに転換しなかった糖分が残留して
いる事になります。
プティ・マンサンの白ワインはこのタイプを多々目にし、この度
小布施から届いたプティ・マンサンの白ワインも例外ではなく、
甘味の残る、果実味が非常にリッチな酒質となっています。
浸りながら、オン・ザ・ロックで楽しむのも一手ですが、香りの
トロピカルさに合わせ、パインを使った料理、食べ物に合わせる
のが特にお勧めの楽しみ方です。
*Domaine Sogga 2020 Petit Manseng
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな、やや甘口>
「ピッツァ・ハワイアン」はドミノ・ピザでTo goしました。
の造り上げるワインの傾向と同じで、穏やかで、内包された深み
の静かなる主張がシットリ、優美に広がり、身体に染み入る様に
消えて行くと表現できるワインです。
赤ワインは濃くないとダメ、赤ワインはフルボディーでなければ
ダメ、そんな誤った風潮に風穴を開け、ナチュラルな赤ワインは
本来、どうあるべきかを知らしめてくれる逸品です。
渋くないから味わい深くない?いえいえそんな事はありません。
出汁の効いていない、ただ調味料だけで味を付けた味わいが濃い
だけの料理は味わい深くないですよね?それと一緒です。
そんな上品で優雅な香味の赤ワインですので、心穏やかに味わう
のがベストで、冷房の効いた部屋の明かりを落とし、BGMに耳を
傾けつつ、ロマンティックな映画を見つつ、ワインそのものの味
を堪能するのが最もお勧めの楽しみ方です。
しかしワインは料理を引き立て、料理はワインを一層味わい深く
する事を考えると、醤油の淡い味の存在が料理の味わいを整えて
いる、例えば肉じゃが、筑前煮、里芋の煮転がし等はこのワイン
のパートナーとして最適ですし、本来はコクのあるロゼワインの
相棒である豚肉の生姜焼きも穏やかな酒質の赤ワインとなら完璧
と言えるマリアージュを奏でてくれます。
*Sogga Pere et Fils 2020 Merlot
飲み頃温度:15~18度。
<エレガントなミディアムボディー>
2021年7月17日土曜日
お待ちかねのDom.Soggaです。
2021年になってから初入荷のドメーヌ・ソッガのワイン達です。
ご存知の様に品質向上の為、ブドウの減産、それに伴うワインの
減産を行い、販売できる本数がかなり少なくなりました。しかし
出来上がったワインの品質は飲み手をアッと驚かせる凄さがあり、
また、超が付く程の抜群のコスト・パフォーマンスを達成した事
を考えると減産は大正解でした。結果、曽我さん入魂のワインに
肩を並べる日本ワインはもはや見当たらなくなりました。
いつも飲んでいる方も、まだ味わった事がない方もこのチャンス
に是非、曽我さんがブドウ栽培からワイン造りまで行った小布施
ワイナリー自社畑産ブドウからのドメーヌ・ソッガのワインを彼
の魂を感じながら堪能して下さい。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口>
白いフルーツを思わせる果実味が備わっているものの、控えめで
味わいはシャープに引き締まり、ドライな辛さがパワフルに口中
を満たします。
「生の魚介、特に貝類、イカ、タコ、エビ」、「根野菜」の風味
と相性の良いワインです。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのあるやや辛口>
若葉、若草、メントールの様な爽やかなニュアンスの香りがあり
つつ、硬水を思わせる骨太なミネラリーさが味わいを引き締め、
更に豊かなアルコール分の膨らみオイリーな口当りを創ります。
「山葵」、「塩山葵」、「柚子塩コショウ」の風味と相性の良い
ワインです。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
フルーティーさ、シルキーな口当りのタンニン(渋味成分)、樽
に由来するオイリーな主張をする成分が密接に調和。また果実味
と熟成による深みのある香りが共存し、全く角々しさのない柔和
で優美な酒質に仕上がっています。
このタイプの赤ワインは「和風な食べ物」の風味にマリアージュ
し易くなります。
2020年10月10日土曜日
ボルドー瓶でなくブルゴーニュ瓶だから
ワインの瓶の形には色々な種類がありますが、肩の張ったボトルと
なで肩のボトルの2種類が代表的ではないでしょうか。絶対ではない
ですが、赤ワインの場合、前者のボトルのワインは渋味(タンニン)
がストレートにガツンと主張して来るタイプが多く、後者のボトル
のワインはタンニンが柔和に主張するタイプが多い様です。
前者のボトルのワインの代表的産地はフランスのボルドーで、中に
詰めてあるワインの原料ブドウ品種で見ればCabernet Sauvignon/
カベルネ・ソーヴィニョンやMerlot/メルロが代表的です。
後者のボトルのワインの代表的産地はフランスのブルゴーニュで、
ブドウ品種で見れば、Pinot Noir/ピノ・ノワが代表的です。
これは世界的に見てもその様に言え、カベルネ・ソーヴィニョンの
赤ワインで、なで肩ボトルに入っているのを見かける事はほとんど
ないですし、ピノ・ノワの赤ワインで、肩の張ったボトルに入って
いるのを見かける事も滅多にありません。
でも、皆無ではないのです。それではなぜ一般的ではない事をする
のでしょうか?例えば、メルロの赤ワインがなで肩ボトルに入って
いるとか。
一般的でない事をするのですから、そこにはワインメーカーの意図
が間違いなくあるはずです。それはメルロの赤ワインであっても、
なで肩ボトルに入れるべきワインであるからと推測します。つまり、
とてもエレガントで柔和、美しさに満ちあふれ、優雅な酒質をして
いる。だから、肩の張ったボトルに詰めず、敢えてなで肩ボトルに
ワインを入れた。
実際、メルロの赤ワインでなで肩ボトルに入っているものを味わう
とそのしなやかさ、上品さ、優しさに和まされます。OOは見かけ
によらない。と言いますが、見かけによっているのなら、ワインを
選び易いじゃないですか。
しなやかで、上品で、優美な酒質のメルロの赤ワインを楽しみたい。
そんな時にはなで肩ボトルに入っているワインを選べば良いのです
から。
当店にあるのです。その様なワインが。造り手は誰もが知っている
あの小布施ワイナリー。ワインメーカー、曽我彰彦さんの優しい心
のこもった温かみあるメルロの赤ワインです。
近年の曽我さんのワインには美しさがあります。優しさがあります。
和みがあります。飲んでいて癒されます。赤ワインは濃くなければ
ダメですか?タニック(ガツンと来る重厚さ)でなければダメです
か?そんな品位のない赤ワインから卒業しましょう。
濃くなくたって、タニックじゃなくたって、味わいの深みは十分に
備わっています。バランスの良さに心を打たれます。味わってみて
下さい。曽我彰彦入魂のこのメルロの赤ワインを。そして彼の魂を、
彼のメッセージを感じ取って下さい。赤ワインのあるべき姿を必ず
教えてくれます。
2020年5月25日月曜日
ちょっと小休止。美し過ぎる...。
マスクをしていない方は入店できません。ご注意下さい。
*密を避ける為、店内に先客がいる場合はそのお客様の買い物の終了、
退店まで、店の外でお待ち下さい。
「新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しない。感染させない。」
OO過ぎるOO。などと言う表現をしばしば目にしたり、聞いたりします。
感覚、感じ方は人それぞれですから、同じものを見ても、同じ事を聞いて
も、人によってはOO過ぎると思ったり、感じたりし、人によっては全く
そんな事はないよと思ったり、感じたりするでしょう。
OO過ぎるOO。につられ見たけど、な~んだ。見て損したよ。とならない
様、その表現を使う時は気を付けなければなりません。がっかりさせない
為にも。
だから熟慮しました。それでも尚、この赤ワインには、「美し過ぎる」と
言わせて頂きます。何が、どの様に、美しく。それが、過ぎるのか?
外観:清澄度は非常に高く、色合いはやや薄めで、ワインの縁(エッジ)
にハッキリとした紫色が残っています。極めて明るいトーンで、キラキラ
した輝きを感じます。
一点の曇りもないクリーンな外観に「美しさ」を感じます。
香り:妖艶に立ち上るインキーさにうっとりさせられます。スミレを連想
するパフュームさに高貴さを感じます。そこにメントールを思わせる清涼
さもあり、グラスを回さずワインから湧き上がる香りにはチャーミングさ、
「美しさ」があふれています。
一方で、グラスを回し、ワインが空気に触れると、モカコーヒー、皮革、
ローストした動物赤身肉を思わせる複雑さが現れ、深みを感じます。
味わい:先ず、果実味とワインの発酵、熟成に使ったオーク樽に由来する
成分のハーモニーが口中に広がり、そこに上品さと力強さも感じます。
酸度はやや高く、ミネラリーさは十分あります。タンニン(渋味成分)は
中の量で、ピュアな果実味と樽からのオイリーな成分が融合し、角々しさ
の全くない優雅な酒質を形成します。
華やかさと落ち着き
上品さと力強さ
柔らかさと深み
がそれぞれ均衡を保ち、同居し、シットリと広がり、口中を満たします。
それが余韻まで持続し、パフュームさ、インキーさ、そしてリキュール様
の妖艶さでその主張を終えます。
ナチュラルなスムースさ、和みあるしなやかさに育ちの良さ(程良い熟成
で洗練された優雅さ)を感じ、外観、香りだけでなく、内から湧き出る美
(品位)があります。これを「美し過ぎる」と言わずして、どう表現しろ
と言うのでしょうか?
その美し過ぎる赤ワインの正体は...。日本のワインです。Merlot/メルロ
と言うブドウで造りました。造ったのは至高のワイン・メーカーで、彼が
率いるワイナリーは日本最高峰です。もうお判りでしょう。
そうです、この赤ワインは曽我彰彦さん(小布施ワイナリーの栽培、醸造
責任者)が、高山村(今、最も注目されているブドウ栽培地のひとつ)で
育まれたメルロで、彼の情熱(ハート)を込めて造り上げました。
近年の彼のワインの凄みは以前から彼のワインを味わっている人には明確
に見えているはずです。ブドウの収穫量を半減させた(限度がありますが、
一般的に収穫量を減らす程、ブドウの品質は高まります。)、醸造設備を
替えた、だけが理由ではありません。
曽我さんのワインへの思い、ワイン造りへの考え方の変化、彼の円熟さ、
それら全ても小布施ワイナリーのワインが1段も2段も高みに達した理由と
なっているのではないでしょうか?
当店は、群馬県で唯一の小布施ワイナリーの特約店として、曽我彰彦さん
がフランスから帰国後、初めて手掛けた1999ヴィンテージのワインから
彼のワインを販売し続けています。だから、彼のワインがどんどん高みへ
と昇って行く様を感じ続けて、見続けています。
まだ、日本で今の状況が起こる前(中国の武漢で大変な事が起こっている
とニュースになり始めた頃)、昨年の12月の上旬に、たまにはワイン談義
に花を咲かせましょうと小布施町で一緒に一日過ごした時にも曽我さんの
ワインに対する思いの変化を感じました。私達は常に進化し、変化し、事
に当たる。これができなければ、そこで全てが終わってしまいますから、
当然と言えば当然なのですが...。
その日の天気予報は雨。でも小布施駅に着いたら太陽が顔をのぞかせ、空
には虹が。こんなにも穏やかな日々だったのに...。
*Sogga Pere et Flis 2018 Quatre Cinq Merlot
ソッガ・ペール・エ・フィス2018キャトル・サンク、メルロ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。チーズなら、チェダー、
パルミジャーノ。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
コルクを抜いた初日はエレガントな果実味を主体に感じ、2日目はオーク樽
のヒントをより明確に感じる様になります。抜栓3日目までが味わって頂き
たいバランスの良さをキープします。但し、4日目でもワインが持っている
主張を楽しんで頂けます。どうかその変化を感じつつ、キャトルサンクの
最終ヴィンテージをご堪能下さい。
コルクを抜いた初日はワインのエレガントさを生かしたいので、チェダー・
チーズなどをつまむ程度でワインをお楽しみ頂くのがお勧めです。
コルクを抜いた2日目以降はワインの主張に深みが増しますので、七面鳥や
鴨のローストにブルーベリーソースを添える、出汁巻き玉子焼き煮穴子入り
等、このワインが持っている要素にリンクする要素のある料理と共に楽しむ
事をお勧め致します。
ワイン専門店WINE HOUSEは、皆様の家飲みがより一層楽しい時間なる様、
強力にアシストして参ります。
2020年4月15日水曜日
ネッビオーロに通じる。分かる気がします。
*密を避ける為、店内に先客がいる場合はそのお客様の買い物の終了、
退店まで、店の外でお待ち下さい。
「新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しない。感染させない。」
その為に当店はできる限りの事を確実にして行きます。
最もエレガントな赤ワインを生み出すブドウ品種の代表格はPinot
Noir/ピノ・ノワに間違いないと思います。スミレを思わせる高貴
な香りがあり、ベリー果実をイメージできるチャーミングな香り
もあり、口当たりはジューシーで軽やか、しかし、味わいは深く、
余韻に赤身肉の料理を食べたくなる様な品位のある野趣さもある。
この様な酒質がピノ・ノワで造った赤ワインの大部分に当てはまり
ます。
ある権威者はピノ・ノワはNebbiolo/ネッビオーロに類似性がある
と言います。ネッビオーロは北イタリアのピエモンテ州が原産地の
ブドウで、そこではBarolo/バローロと言う赤ワインを筆頭とし、
いくつかの原産地呼称ワインが造られています。
ネッビオーロで造った赤ワインの大きな特徴は、鉄分ぽさを伴い、
ドライな口当たりのタンニン(渋味)の重く、深い広がりがある。
そこにバラのドライフラワーを思わせる香りに、スミレの華やかな
香りも見え隠れする。こんな感じです。
ネッビオーロのこの様なタイプの赤ワインに通じる要素があるピノ
・ノワの赤ワインに時々、出会います。ヒントなしにそのワインを
テイスティングする時、ピノ・ノワにも関わらず、ネッビオーロの
赤ワインなのではと思ってしまう事があります。
そんな思い違いをしがちなワインはフランスのブルゴーニュ地方に
あり、Santenay/サントネーと言い、特に1級畑Les Gravieres/レ・
グラヴィエールで育まれたピノ・ノワから誕生する赤ワインに多く
見られます。
普段はピノ・ノワがネッビオーロに類似性があるとは思いませんが、
ブラインド・テイスティングでピノ・ノワのワインをネッビオーロ
だと思ってしまった時、やはり類似性があるとの見解を持つ権威者
がいるのは不思議ではないなと思ったりします。
あなたはこんなピノ・ノワの赤ワインに出会った事がありますか?
ネッビオーロのワインに類似性があるピノ・ノワのワイン。それが
わずかな類似であったとしても。もし、興味があるのでしたら、今、
それを実感できるチャンスです。
そのワインは外観が紫色を残すルビー色をしていて、色合いは淡く
ピノ・ノワの赤ワインの典型的スタイルをしています。香りも赤い
小粒の木なり果実のヒント、ベリー果実のヒントがあります。ここ
までは真にピノ・ノワです。
そして、口当たりは決して重厚でなく、ジューシーさがあります。
これもまたピノ・ノワならではのものです。ところがそのスタイル
が一変します。内包されていた鉄分ぽさ、ドライさが段々と明確に、
同時にミネラリーさにより一筋のピンと張りつめた骨太さが味わい
を引き締めます。これがネッビオーロ的なのです。
その赤ワインは小布施より届きました。日本ワインでピノ・ノワは
超レア(高品質のと言う意味で)です。それがピノ・ノワの本場、
ブルゴーニュのサントネー1級畑のワインを彷彿させるのですから
尚更、レアものになるでしょう。
*Ordinaire 2018 Pinot Noir
飲み頃温度:19度。
<ミディアム~フルボディー>
*Vigne Sans Chimie 2018 Pinot Noir
飲み頃温度:19度。
<フルボディー>
もう、それほど寒くない季節になりましたので鍋料理を食べる事は
ないかもしれませんが、サントネーの1級畑のワインを彷彿させる
オブセワイナリー、曽我さん入魂のピノ・ノワの2種類の赤ワイン
には鴨肉のすき焼きがベスト・マッチですし、マグロやカツオの
角煮、ビーフジャーキーなどもマリアージュの相棒にベストです。
日本ワインの最高峰、オブセワイナリーの芸術作品を是非、堪能
してみて下さい。
2020年4月14日火曜日
クレーレ、再び上品に仕上がりました。
*密を避ける為、店内に先客がいる場合はそのお客様の買い物の終了、
退店まで、店の外でお待ち下さい。
「新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しない。感染させない。」
その為に当店はできる限りの事を確実にして行きます。

ワインのひとつのタイプにロゼワインよりも色が濃く、赤ワインよりも
色が淡いと言う程のClairet/クレーレがあります。クレーレを造る目的
は色々ですが、マセラシオンにより過度な、無理な色素の抽出をせず、
えぐみなどを出さずにナチュラルさを追求する事がクレーレの主目的と
言えます。
至高のワイン・メーカー曽我彰彦さんはブドウ栽培、ワイン造りに悩み、
考え、試し、数年前にクレーレに開眼しました。もともと彼のワインは
ピュアでナチュラルさに満ちたものでしたが、クレーレに取り組む様に
なって以来、クレーレのみならず、彼の全てのワインに優しさ、美しさ、
和みが備わりました。彼の心を映しているかの様です。
今、彼はPinot Noir/ピノ・ノワの全てと一部の他品種もクレーレ仕立て
のナチュラルさに満ちたワインにし、私達に届けてくれています。今回
届いたReserve Privee Pinot Noir/レゼルヴ・プリヴェ、ピノ・ノワは
いつにもまして上品に仕上がりました。
絹の肌触りの様にしなやかで、柔らかさがあり、丸く球体の様で、落ち
着き、穏やかさがあります。角々しさが全くなく、チャーミングな果実
のヒントと熟成により生まれた深みのあるブーケが絶妙なバランス感を
保っています。温かみのある優しさが不変の広がりを持続させます。
それ故、主張の強い料理とのペアリングは避けた方が良く、食材の旨味
が優しく広がる淡い味付けの料理が、このクレーレのパートナーとして
最適です。
色が淡くたって、弱々しそうな外観だって、このクレーレには見た目と
相違する深みがあります。味わいの広がりがあります。濃くなければ、
赤ワインじゃない?そんな事は全くないとハッキリ認識するチャンスを
このクレーレがもたらしてくれます。
スーパー・ナチュラルなワイン。農作物の延長のワイン。とは曽我彰彦
入魂のこのクレーレです。是非、心穏やかに向き合って、味わってみて
下さい。ワインのあるべき姿に出会えます。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
・霜降りマグロ赤身の漬け
・牛肉のしゃぶしゃぶを淡い和風タレで
また、ドゥミグラス・ソースのハンバーグをこのクレーレに合わせるの
なら、既存のドゥミグラス・ソースに適量のエクストラ・ヴァージン・
オリーヴ・オイルを加え、ソースの濃さをのばし、味わいを優しくして
からペアリングさせるとベストです。
2019年9月28日土曜日
真実は液体の中に
発泡性ワイン、非発泡性ワインを問わずロゼには限りなく白ワイン
に近い酒質のものと赤ワインを思わせる酒質のものがあります。
通常、オレンジ色を感じるロゼワインは赤ワインを思わせる深みが
ある事が多く、上の画像の様にピンク色を帯びた赤い色合いのロゼ
ワインは白ワインを思わせる軽やかさ、爽やかさがある場合が多い
と言えます。
つまり、多くの場合、外観と味わいは一致していて、人は見かけに
よらないと言う事がワインにはあまりないのです。と言う事は上の
画像のロゼ・スパークリングワインは限りなく白ワインに近い酒質
と予想できるのですが。果たして...
香りをチェックしてみましょう。ラズベリーを思わせる可愛らしい
ヒントを先ず感じます。しかし、チャーミングなのはここまでです。
その香りの奥からオリエンタルなスパイスのヒント、更にはジビエ
(野生の動物の肉)を思わせるワイルドさが湧き上がって来ます。
味わいはどうでしょうか。柔和で落ち着きがあり、和みを感じます。
爽やかと言う感じはありません。やはり最初に広がって来るヒント
はラズベリーやクランベリーです。そしてまたしても動物赤身肉を
思わせる野趣さが口中を芳醇に満たします。そんな肉を使った料理
がたまらなく食べたくなります。
チャーミングさと深みの共存。このハーモニーが余韻に長く残り、
落ち着いた軽めの赤ワインを思わせ、丸く、優しく、しっとり感の
あるフィニッシュを迎えます。
人もワインも外観だけで勝手な判断をしてはいけません。真実は内
に秘められています。ワインの真実は液体の中に。赤身の肉を使い
作った料理と是非、合わせ楽しんで下さい。
相性の良い料理:マグロの赤身の漬け、牛肉のハム等がお勧めです。
飲み頃温度:11~14度がベストなのですが、ほのかな甘味の広がる
味わいがありますので、8~10度程の低い温度で楽しむのもお勧め
です。
2019年9月24日火曜日
小布施ワインで最も興味を引かれ常に印象的な
ワイナリーの現ワイン・メーカー、曽我彰彦さん自身が造った
ワインを販売し続けています。
内緒にしていましたが...独り言です。今でもその1999年産の
ワインが数本あります。いつかみんなで味わいましょう。
長野県と言えばMerlot/メルロで造った赤ワインに定評があり、
そればかりがクローズ・アップされますが、小布施ワイナリー
のワインを味わう時、最も興味を引かれ、常に印象的なワイン
の筆頭と言えば、当店にとってこれ以外にはないと言えます。
それはCabernet Franc/カベルネ・フラン(フランス中北部を
流れるロワール河流域で優れたワインを生み出す品種)のみで
造った赤ワインです。
カベルネ・フランの赤ワインの特徴を一言で表すなら、「紫」
です。スミレやラヴェンダーを思わせるパフュームさ、ブルー
ベリーを思わせるな華やかさに満ち、インキーなニュアンスが
あります。
味わいは軽快なタイプからドッシリとした深みのあるタイプ、
ジューシーなチャーミングさある酒質から鉄分ぽさある渋味
(タンニン)の明確な酒質のものまで多様です。
その多様性はカベルネ・フランが育った環境にも因りますし、
栽培年毎の自然条件の違いにも因ります。
この度、小布施から届いた2017年ヴィンテージ、自社畑産の
ブドウ100%のワインは紫のイメージの香りに満ち、口当たり
はジューシーでシルキー、ライトタッチなチャーミングさが
あり、身体に染み入る様な優美さが備わっています。
甘味、酸味、苦味、渋味と言った赤ワインの主要な構成要素
が高いレヴェルで調和し、このワインを一語で形容するなら
それは「美」。この一語以外に相応しい語がありません。
当店一押しの小布施ワインをこのチャンスに是非、味わって
みて下さい。その美しさに必ずノック・アウトされます。
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。チーズなら
パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
オタフクソースやテリヤキソースで食す料理。
和風の醤油タレで食す料理。
がお勧めです。
2019年9月23日月曜日
Domaine Soggaでなくたって
育んだブドウだけを使い造り上げるトップ・キュヴェのワイン達
はDomaine Sogga/ドメーヌ・ソッガのブランドで商品化されて
います。
その他にもSogga Nagano/ソッガ・ナガノのレインジやSogga
Pere et Fils/ソッガ・ペール・エ・フィスのレインジなどもあり、
こちらは曽我さんが全幅の信頼を寄せるブドウ栽培農家が丹精を
込めて育て、収穫されたブドウを使い造っています。ドメーヌ・
ソッガの弟分達です。
長い事、小布施ワイナリーの様々なワインをテイスティングし、
店で販売して来ていますが、ドメーヌものとその他のワインとの
違いは品質の優劣と言うよりも、ブドウ栽培者の違い、ブドウの
出所(栽培畑)の違いであって、ソッガ・ナガノそしてソッガ・
ペール・エ・フィスがドメーヌものに明らかに劣る品質のワイン
ではないと言う事です。
畑の違い、収量の違いにより、同じ品種でも性格が異なります。
ブドウのその性格を尊重し、その性格をナチュラルにワインへ
移行させるのが小布施ワイナリーの流儀です。
同じ品種でも性格が異なれば、ワイン・メイキングの方法が自然
と異なります。そこにドメーヌものと他のレインジとのタイプの
違いが生まれます。ドメーヌものはオーク樽のヒントも明確で、
深みがあり、リッチな酒質、他のレインジのワインはそれよりも
繊細と言った具合です。
この度、届きましたSogga Pere et Fils 2017 Ordinaire Merlot
Cabernet Sauvignon/オルディネール、メルロ&カベルネ・
ソーヴィニョンは淡い色合いの外観で、ライトタッチな口当たり
がありながらも果実味と柔らかいタンニン、オーク樽からの上品
な要素がバランス良くまとまり、エレガントな深みを感じます。
近年、曽我さんのワインの特徴と言える「ワインは濃ければ良い
訳ではない。」を真に表現するワインとなっています。
トップ・レインジのドメーヌ・ソッガでなくたってこんなに凄い
小布施ワイナリーの末っ子ワインがあります。その凄さを是非、
実感してみて下さい。
2019年9月22日日曜日
プティ・ヴェルドの日本ワインがあるなんて
プティ・ヴェルド。晩熟で育て難い為、栽培を断念するブドウ農家
が続出。一時は絶滅かとさえ言われていましたが、近年、高品質で
個性豊かなワインを誕生させるブドウとして見直され、栽培が復活
しつつあります。
プティ・ヴェルドはシッカリ完熟した時、凝縮したタンニンの強い、
格別にスパイシーで、濃い色合いを帯びたワインとなります。但し、
天候に恵まれた優良年に限られるのですが。
天候に恵まれた優良年とはどんな年なのでしょうか。開花前までは
十分な降水量があり、開花後は降水量が少なく、ブドウの生育期は
気温が高い晴天の日が続き、収穫期には日夜の気温差があり、乾燥
した晴天の日が続く。この様な感じです。
日本の春から秋を思い浮かべて下さい。梅雨があり、台風の来襲が
しばしばあり、秋雨前線が停滞し晴れ間が少ない。これでは天候に
恵まれた優良年とは決して言えません。つまり、この日本でプティ
・ヴェルドを完熟させる事は容易ではない訳です。違う言い方なら
プティ・ヴェルドでワイン造りをする事はこの日本では奇跡がない
限り不可能に近いと言えるのではないでしょうか。
しかし、ワインの神の庇護の下、不可能を可能に変えてしまう強運
の人、日本ワイン最高の造り手である曽我彰彦さんは品種の個性を
明確に感じるプティ・ヴェルドのワインを造り上げました。ワイン
のヴィンテージは2017年。9月中旬の台風による強風の為、農作物
に大きな被害が出た年です。やはりこの男は持っているのでしょう
か。
色は濃く、全体に黒みを感じ、ワインの縁(エッジ)には鮮やかな
紫色を感じます。グラスの内側を伝うワインのしずくの落下は遅く
アルコールのヴォリュームが豊かな事を想像させます。
黒みの強い果実(ブラックベリーやアメリカンチェリー)、紫色の
花を思わせる華やかな香りが豊かにグラスの中から立ち上がります。
酸味、ミネラリーさは十分でタンニンの広がりが明確、ドッシリと
した中にも滑らかさとしなやかさが備わっています。
余韻は長く、スパイシーさと鉄分ぽさある重厚さが落ち着きを持ち
広がり残ります。
ここでプティ・ヴェルドのワインの特徴を思い出してみて下さい。
既に言及した様に、「凝縮したタンニンの強い、格別にスパイシー
で、濃い色合いを帯びたワイン。」とあります。曽我さんが全霊を
傾け造り上げた2017年のプティ・ヴェルドの赤ワインは真にそれ
です。プティ・ヴェルドの赤ワインとは。その真実が知りたいなら
このワインを飲むべきでは。是非、自分の五感でチェックしてみて
下さい。
上の画像の右のワインがプティ・ヴェルドです。グラスの中から
曽我さんの思いが伝わってきます。
相性の良い料理:脂肪分の多い、コッテリとしたコクのある料理。
チーズなら、ブリー。
飲み頃温度:19度。
<まろやかなミディアム~フルボディー>
左のMerlot/メルロの赤ワインも在庫があります。
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。チーズなら、
パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
2019年9月21日土曜日
プティ・マンサンの日本ワインがあるなんて
白ブドウだと思い浮かべられるのなら相当のワイン通でしょう。
フランスワインを好んで楽しんでいても、この品種で造られた
白ワインを飲む機会は滅多にあるものではありません。
フランス国内で見ても強いて言えばマイナーなブドウですので
それが日本で栽培されていて、その品種から素晴らしいワイン
が誕生しているなんて信じ難い事実です。
プティ・マンサンの白ワインはどんなワインなのでしょうか。
マンサン種の中の比較的果粒の小さい(Petit/プティ)優良な
品種がプティ・マンサンで、果汁の糖度がとても高くなる為、
フランス南西地方ではリッチな香味の甘口白ワインが特に有名
です。
プティ・マンサンの白ワインの特徴は白い花をイメージできる
香りに加え、トロピカルフルーツや完熟したグレープフルーツ
を思わせる香りがあり、引き締まった主張のリンゴ酸と豊かな
ミネラリーさのある味わいをしています。
上の画像をご覧下さい。どちらも白ワインなのですが、外観が
全く異なります。多くの場合、白ワインは右の様な外観を呈し、
左の様な外観の場合、オーク樽で発酵・熟成した芳醇な酒質の
ワインや濃厚な酒質の貴腐ワイン(甘口)である事がほとんど
です。
この左の白ワインが日本最高峰のワインメーカー曽我彰彦さん
が造り上げたプティ・マンサンのそれです。この白ワインには
フランスの南西地方で誕生する同品種からの白ワインを明確に
彷彿させます。ガイドブックに明記されているこの品種からの
白ワインの特徴が1ミリも違わず備わっています。流石、曽我
さん入魂の傑作です。
この白ワインを味わえばプティ・マンサンの本質を自ずと知る
事になります。この白ワインを飲まずしてプティ・マンサンを
語る事なかれ。このチャンスに是非、曽我彰彦さん入魂の驚愕
の白ワインを味わってみて下さい。
*Petit Manseng/プティ・マンサン
相性の良い料理:パイン入り酢豚、ピッツァ・ハワイアン等
トロピカルな果実を使った料理。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある、やや辛口>
*Chardonnay/シャルドネ
相性の良い料理:セロリの塩浅漬け、焼きハマグリ等、食材
にミネラリーさ、苦味のアクセントがある
ものを使い、天然塩で味を調えた料理。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口>
2019年9月20日金曜日
味わい深きスパークリングワイン
し、軽やかな酒質のものも深みのある酒質のものもあります。本日
紹介します小布施ワイナリーのスパークリングワインは超レアもの。
602本しかない上にSangiovese/サンジョヴェーゼと言う果皮が黒
ぽい紫色をした黒ブドウで造ったBlanc de Noir/ブラン・ド・ノワ
(黒ブドウで造った白ワインの意)で、サーモンのオレンジ色様の
色調を感じます。
更にヴィンテージは2009年。約10年の瓶内熟成期間を経て2018年
に商品化、そしていよいよ販売開始です。落ち着いた複雑な香りに
芳醇な深みのある味わいは有名シャンパーニュのトップ・キュヴェ
にも劣らないリッチさがあります。
鮪やカツオの血合い、根菜類やキノコのアーシーさに寄り添う香味
を感じますのでその様な料理を用意して、是非、食中酒としてこの
スパークリングワインを大活躍させて下さい。
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズならパルミジャーノ、チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<コクのある、やや辛口>
鮪のサイコロ状のつまみ(上の画像)との相性にも優れています。
2019年9月19日木曜日
美し過ぎるスパークリングワイン
味わいを感じた事がありませんか?これはワインが傷んでいる
訳ではないのですが、そのニュアンスがある事でエレガントさ、
心地良さ、快適さが欠けてしまう時があります。
これはスパークリングワインに含有されている炭酸ガスによる
化学反応が起きた結果で、ガス焼けと言われる事もあります。
炭酸ガスが含有されていますからスパークリングワインと言う
ので、スパークリングワインにとって炭酸ガスによる化学反応
起きる現象は回避不可能な事と言えます。
但し、全てのスパークリングワインにその金属的要素を感じる
訳ではなく、瓶内で炭酸ガスを捕捉する伝統的製法で造られた
スパークリングワインに感じる場合が多い様です。
この要素があると既に申し上げました様にエレガントさが欠け
ますが、別の見方をすると複雑さ、深み、芳醇さを生み出す元
にもなり、瓶内熟成の長いスパークリングワインに特有の事象
でもあるのです。
とは言え、予期していてそのニュアンスがあるのならまだしも
予想外にそのニュアンスがあるのなら、飲み手の満足度は低下
してしまうでしょうから、やはりない方がベターでしょう。
金属的な要素が全くなく、ピュアな果実味をナチュラルに感じ、
軽やかでエレガントな美し過ぎる香味のスパークリングワイン
が小布施から届きました。
こんなにも美しい酒質のスパークリングワインは滅多に出会う
事は出来ません。流石、日本ワイン最高峰の造り手、曽我さん
入魂のスパークリングワインです。是非、味わってみて下さい。
相性の良い料理:素材の持つ優しい甘味を生かした軽やかな
味わいの料理。チーズならモッツァレッラ。
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな辛口>