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2011年6月20日月曜日

1996の競演

昨夜のワイン会でフランス産1996年の赤ワインとオーストラリア産
1996年の赤ワインの競演を堪能した。
フランス産はメルロ主体、オーストラリア産はカベルネ・ソーヴィニョン
100%ではあるが、オールド・ワールド対ニュー・ワールドなので、
飲む前の予想ではフランス産の方が若さを保っていると思っていた。
が、オーストラリア産の驚くべきまでの果実味の残存、若々しさの
残存、凝縮感。それは、15年の歳月の流れをほとんど感じられない
レヴェルだった。
とは言え、フランス産は優美さ、味わいの深み、バランス感。流石と
感じざるを得ない凄みを備えていた。やはり、フランス銘醸ワイン
には格の違いがある様だ。

右、フランス産。左、オーストラリア産。



2011年4月19日火曜日

テイスティングワイン

先月の地震の後、一時的に開催を中止していたテイスティング会を今晩、開催する。名前の通り、先入観なき状況にてテイスティングを出来る様、ラベルは隠してある。本日は白ワイン3種類、赤ワイン 2種類のブラインド・テイスティング。その後、料理と共にワインを楽しむ。福一原発の問題、私達の気持の問題などから商いに多くの制約を受け、それぞれの人が苦労をしつつ商売を続けているのが現実だ。経済が悪化すると嗜好品であるワインの流通はアルコール飲料のなかで真っ先に鈍る。しかし、今でさえ商売をさせて頂ける状況を考えると感謝の気持ちでいっぱいだ。何が起きるか誰にも判らない。悔いなき様、日々の商いを全力でまっとうしようと思う。 本日はテイスティング会を開催しますので、18時に閉店させて 頂きます。

2011年1月14日金曜日

So far so good.

昨夜、月例のワイン会@太田「158thワインと料理のマリアージュを
楽しむ会」を開催した。
楽しんだワイン達は白3種類、赤2種類。一番古いワインが1990、
一番新しいワインが1996。セラーに秘蔵していたワイン達だ。古酒
は収穫年の新しいワインに比べリスクが大きい。だから、昨夜の
様に結果、素晴らしい状態のワイン達に出会えるとHappyで仕方が
ない。
Flight-1フランス産ハーフボトルの白ワインのブラインド
*Vincent Gallois 1996 Chablis
*Vincent Gallois 1995 Chablis
ヴァンサン・ガロワの96と95のシャブリの飲み比べ
96は果実味の持ち味を主体にした優美な酒質。95はわずかに木樽
のヒントを感じ力強い酒質。同じ造り手なのにタイプを異にし、興味
深い比較ブラインドが出来た。酸、ミネラル感の豊かな白ワインが
長期熟成に耐える事を証明する2本だった。
Flight-2フランス産白ワインのブラインド
*G de Chateau Guiraud 1997 Bordeaux
貴腐ワインで有名なシャトー・ギローが造る辛口白ワイン
良質なペサック・レオニャンの樽熟成した芳醇なワインを思わせる
リッチさに驚かされた。木系のヒントに迷わされてChenin Blanc/
シュナン・ブランやChardonnay/シャルドネと思いがちながら、香り
に若草、若葉のヒント、味わいにSauvignon Blanc/ソーヴィニョン・
ブラン特有の心地良い苦味が広がる。Didier Dagueneau/ディディエ
・ダグノーに似ていなくもないなと一瞬思った1本。
Flight-3赤ワインのブラインド
*Magon 1992 A.C.Coteaux de Tebourba
マゴン1992コトー・ド・テゥブールバ
*Brown Brothers 1990 King Valley Cabernet Sauvignon
ブラウン・ブラザース1990キング・ヴァレー、カベルネ・ソーヴィニョン
マゴンはガリーグの香りに茸ソテーを思わせる複雑さがあり、香りから

判断すると良質のProvence/プロヴァンス・ワイン。味わいは果実味と
熟成による枯れたニュアンスの抜群のバランス感が口中を満たす。
Chateauneuf du Pape/シャトーヌフ・デュ・パプに似ている。誰もこの
ワインがチュニジア産とは思わないだろう。
一方、ブラウン・ブラザースのカベルネ。このワインは新成人の皆様の
為にセラー奥から用意した商品。ニューワールドのカベルネでも20年
の歳月でへたることなく、向上し続けていく事を実証した逸品。香り、
味わい、アフターいづれも典型的な、そして、古典的なカベルネ。この
頃のオージーのカベルネ・ソーヴィニョンは限りなくフランスの香味に
近かったのではないだろうか。
これらのワインは今、この瞬間も、当店のセラーの中で大切に保管
息づいています。興味深々のお客様は詳細をお問い合わせ下さい。
ワイン達がコルクを抜いてくれる、真にその時を待っています。



宴の終わりにチョコバナナピッツァを食べてみた。見て判る様に
クリスピーで本格的。バナナとチョコはどうしてこんなに相性が良い
のか。デザートで味わった時には最強の組み合わせ、マリアージュ
を実感させてくれる。デザート・ピッツァの範疇を超えた味わい!
太田市浜町「屯(かおす)」で楽しめます。840円

2011年1月10日月曜日

セレブな一夜

昨夜、今年初のワイン会があった。
月例で4回行っているが、その中で最も高価なワイン
を楽しむセレブな会だ。
楽しんだワイン達は次の通り。
Mirassou1991Monterey Cabernet Sauvignon Limited Botteling
ミラスー1991モンテレイ、カベルネ・ソーヴィニョン、リミテッド・ボトリング
Don Ruinart 1988 Rose Brut
ドン・リュイナール1988ロゼ・ブリュット
Chateau Cheval Blanc 1979
シャトー・シュヴァル・ブラン1979
D.R.C.1993Grand Echezeau
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ1993グラン・エシェゾー
Coop Patras Mavrodaphne of Patras
パトラス共同組合マヴロダフネ・オブ・パトラス
以上、5種類で料理はフグをメインに数種類。
通常、白身の魚には白ワインが合う傾向が強いが特にふぐ
やヒラメなど、噛めば噛むほど味わいが広がる魚の刺身は、
間違いなく赤ワインの方がマリアージュする。それも熟成感の
十分なボルドー系ワインがベター。だから、91年カベルネや
79年シュヴァル・ブランとふぐのてっさは最高のハーモニーを
楽しませてくれた。
そして、ふぐの白子焼き。表面の焼き色が香ばしさを広げ、
食欲をそそる。これは色と色の鉄則通り、きつね色を帯びた
ワイン、ロゼがベストの選択。88年のロゼ・シャンパーニュ、
熟成により、果実味が落ち着き、香味に複雑さが現れ、
ワインの焦臭的な香りと焼きの香ばしさがシンクロナイズド
し、これまた最高のマリアージュを味あわせてくれた。
ああ、なんてセレブなひと時なんだ。

ピノ・ノワのワインは気難しい。コルクを抜くタイミングにより
色々な表情を見せる。引きこもっていたり、時にはハッスル
し過ぎて香りが割れていたり。だが、最高のタイミングで抜栓
した時に出会えるピノ・ノワの香味はエロ美しい。この世の
飲み物とは思えない妖艶さだ。昨夜のDRCグラン・エシェゾー
は真にそのエロ美しかった。わずかに液漏れが見られたが
結果、それが良い方に転んだ様だ。ボトルの中の真実は、
外観からでは決して計り知れない。
更に、感動した事。あの「マロニーちゃん」を初めて見た。
面白い食感だったなマロニーちゃん。

2010年12月6日月曜日

ポムロルとレヴァー

昨夜はワイン会。3種類のワインを楽しんだ。
中でも印象深かったのは、写真のワインとレヴァーのソテーとの
マリアージュ。メルロ由来の動物赤身肉を思わせる香り、きめの
細かい旨味の広がりが、レヴァーの血合いの野趣さや旨味と
相乗し、お互いの良さを引き立て合っていた。
ポムロルのワインはボルドーのA.O.C.の中でもレヴェルが高く、
安心して購入、楽しめると感じている。ただ、価格が高いのが
難点か。
そんな時は、ポムロルに隣接するLalande de Pomerol/ラランド
・ド・ポムロルがお勧め。ポムロルの弟分と言った所。酒質は
ポムロルに比べ、ややスリムながらも、優美で味わい深い酒質
をしたワインが多い。価格もポムロルに比べ、遥かにお手頃。
レヴァー、ジビエ料理とのマリアージュに優れ、すき焼きや鴨の
料理にも合う。
寒くなるに従い、メルロ主体の赤ワインが活躍する料理が食卓
に登る機会が多くなる。



2010年12月3日金曜日

昨夜の宴




昨夜は、第157回ワインと料理のマリアージュを楽しむ会。
2種類の白ワインと3種類の赤ワインをブラインドテイスティングした。
白ワインは、アルザスのリースリングとゲヴュルツトラミネル。
赤ワインは、ニューヨークのメルロとピノ・ノワ、そしてブルゴーニュの
ピノ・ノワ。

残念なことに、リースリングはコルク臭だった。コルク臭とは、天然の
コルクに付着していて、除去しきれなかった菌がワインにいたずらを
し、不快な香りや味わいの違和感をもたらす現象の事。濡れた雑巾
を思わせる臭いがする場合が典型的。
その為、コルク臭の回避を目指し、天然のコルクに代わり、コルク
チップを合成したコルク、プラスチックコルク、スクリューキャップ、
ガラスコルク(ヴィノロック)などが普及してきている。

昨夜のワインで特に印象深かったのは、ニューヨークのピノ・ノワ。
このワインは、ニューヨークワインの生みの親とも言われている
コンスタンティン・フランク博士が設立したヴィニフェラ・ワイン・
セラーズのもの。ハドソン川を遡る鮭にちなみ、Salmon Runの
ブランドでワインを市場に送り出している。

ブルゴーニュ以外は、本日より販売致します。


*Wunsch et Mann 2009 Alsace Riesling ¥1,680
 ヴンシュ・エ・マン アルザス・リースリング
 <軽く、まろやかな、やや辛口>
*Wunsch et Mann 2009 Alsace Gewurztraminer ¥2,100
 ヴンシュ・エ・マン アルザス・ゲヴュルツトラミネル
 <軽く、爽やかな、やや辛口>

*Salmon Run 2007 New York Pinot Noir ¥3,150
 サーモン・ラン ニュー・ヨーク・ピノ・ノワ
 <まろやかなミディアムボディー>
*La Ferme Martin 2004 Long Island Merlot ¥3,150
 ラ・フェルム・マルタン ロング・アイランド・メルロ
 <まろやかなミディアムボディー>

2010年11月15日月曜日

セレブな一夜
















見て下さい。この豪華さ。
昨夜のワイン会で楽しんだ主役のワイン。
Ch.Haut Brion 1978
シャトー・オー・ブリオン 
Ch.Margaux 1979
シャトー・マルゴー  




 


恐らく、レストランで飲んだら、2本で税サ込
で40万円近いんじゃないかな。こんな贅沢
させて頂き、ありがとうございました。
2本共に熟成感抜群。今がピークの感あり
のコンディションだった。ワインは同じ銘柄、
同じ年でもボトルに入り、コルクをした瞬間
から、それぞれのボトルが別々の道を歩み
始める。まるで一卵性双生児の様に。
だから、昨夜のワインも別のボトルだったら
別の姿に接する事が出来たに違いない。
いつも思う。

ボトルの中の真実。それはコルクを抜いた
人だけのもの。

2010年11月13日土曜日

温かいものが恋しくなる夜、その2余録
























Wine List @ 11.Nov.2010


*Reverdy 2008 Sancerre ¥3,150
 白桃のアロマ、軽い苦みを伴う骨太なミネラリーさ、
 典型的なサンセール。
*Lassarat 2008 Saint Veran ¥3,150
 ナッティー、トースティーな香味はまるでムルソーの様に
 リッチ。サン・ヴェランとは思えない芳醇な酒質。
*Jean Collet 2007 Chablis Vieilles Vignes ¥3,150
 恐らく木樽発酵熟成。果実味とほのかな木系の香りが調和。
 アフターに酸味とミネラルの豊かなハーモニー。
*Blanche 2007 Saint Marie la Blanche Pinot Noir ¥1,785
 コート・ドールにある2つのV.d.P.の内のひとつ。サン・マリー・
 ラ・ブランシュ。さすがブルゴーニュのV.d.P.だけあって、ピノ・
 ノワと明確に判断できる酒質。ベリーフルーツの果実味が
 可愛らしい。
*Pelletier 2005 Haute Marne Pinot Noir ¥1,890
 こちらはシャンパーニュ地方のV.d.P.オート・マルヌのピノ・ノワ。
 熟成を経た酒質は複雑で深みのある味わい。V.d.P.でもこの
 レヴェルまで発展するのか。驚きの1本。
*Petitjean 2008 Bourgogne Cotes d'Auxerre ¥2,415
 ブルゴーニュ最北のコート・ドーセル。この地でここまでリッチ
 なワインに出会う事は極めて稀。若いピノ・ノワの典型、小梅
 を感じるワイン。将来が楽しみ。大化けしそう。

2010年11月12日金曜日

温かいものが恋しくなる夜、その2


















昨夜はワイン会。5人で6本開けました。
このメンバーでは極当たり前の消費量。
夜の冷え込みは弱かったけれど、この季節、やはり温かいものが
あるとホッとする。昨夜の温かいものはカレー鍋。具を平らげた後
写真の様にパスタ投入、食べ尽くしたと思ったら、鍋の中にスープ
がタップリ。そこで、今度はご飯投入。リゾットにしてみました。
食った食った。大満足の一夜。
ワインは白3赤3の6種類。この会はいつもブラインドテイスティング
をするのでグラスに何が注がれるのか判らない。偶然にも6種類
全てフランス産、白はソーヴィニョン・ブランとシャルドネ2種類、赤
はピノ・ノワ3種類だった。なかなかないけれど、6種類どれも品質
はExcellent。何もかもExcellentな夜だった。

2010年11月11日木曜日

温かいものが恋しくなる夜

















昼間は温かいけれど、夜は冷え込む様になって来た。
そんな時には湯気の見える温かい料理がほしくなる。
写真の料理は、おとといのワイン会に楽しんだ内の
2品。茸タップリの汁、鰹だしの効いた塩ベースの
煮込みうどん。どちらも甲州ワインとのマリアージュ
は最高だった。
料理by昇風@館林市本町3丁目



実は今夜もワイン会。会場は屯(かおす)@太田市
浜町。イタリアンベースのいわゆるマンマの料理。
ジャンルは違うが昇風同様、ここの料理も素晴らしい。
とにかくどちらも安いのが最高。
今夜は白3種類、赤3種類を5人で楽しむ。そんなに
飲むのと驚いていらっしゃる方、いえいえ、きっと6本
じゃ足りません。とにかく今夜のメンバーは飲みまくり
ます。
この季節、屯の締めは、熱々の鍋物。具を平らげた
後は出汁の効いたスープでリゾットを楽しむ。もう、
最高!


2010年11月10日水曜日

今月のワイン会第一弾














昨夜は毎月恒例のワイン会。隣の市、館林の日本料理店
で行っている。
ワインは白3、赤1、白2の順番にブラインド、品種当てをし、
楽しんだ。
最初の白3は全て「甲州」。写真の鳥居平、茅ケ岳、そして
Serena。赤はSerenaのメルロ。最後の白2は写真の菱山
とニュージーランドのソーヴィニョン・ブラン。
最近、甲州ワインの品質向上が目覚ましく、ブラインドで
ソーヴィニョン・ブランやシャブリに間違える程の酒質を
持つ商品にも出会える様になった。
昨夜の鳥居平畑のワインはソーヴィニョン・ブランに通じる
香りと味わいがあり、茅ケ岳にはシャブリを思わせる酸と
ミネラルの感覚があった。
20年前の甲州ワインを知っている自分には、ここまで来た
甲州の品質に感慨深いものがある。今後の甲州から目が
離せない。
写真の4種類の甲州ワイン+もう1種類の甲州ワイン
全てGrace、現在、店内在庫しています。

2010年11月1日月曜日

至福のひと時























昨夜のワインにはいくつかの驚きがあった。

95年白ワインの生命力の強さ。
Domaine de la Solitude
1995 Pessac Leognan

99年パヴィヨン・ルージュよ。なぜ、そんなに
濃いのだ。

02年バアンス・オーブリオンのオーブリオン
と遜色のない深み。

そして、何よりも料理とワインのマリアージュ
の素晴らしさ。特に白とかぼちゃのラザニア。
ピタピタぴったり。これ以上の相性の良さは
ないだろう。
用意したワインに合わせるのはきつかったが
ミネストローネ、白身魚のパエリアは味わう
には最高!また、ここでこの様な料理と一緒
に至福のひと時を過ごしてみたい。

@四季、太田ナウリゾートホテル

2010年10月15日金曜日

第155回ワインと料理のマリアージュを楽しむ会










昨夜、月例のワイン会を「屯」にて開催しました。




ワインを参加者数に合わせた種類ブラインドテイスティング




した後、それぞれが料理との相性を確かめつつ、自分の




ペースでワインと料理を楽しみました。




夜は冷え込み始めていますので、今年初の鍋(塩味)も




用意して頂きました。




ブラインドワインの中では、特にドイツの辛口白ワインが




印象深かったので、映像アップしてみます。




1.Loosen 2009 Mosel Riesling Trocken




 ローゼン モーゼル・リースリング・トロッケン




2.Huber 2009 Baden Muller-Thurgau Trocken




フーバー バーデン・ミュラー・トゥルガウ・トロッケン




3.Becker 2008 Pfalz Silvernar Trocken




ベッカー ファルツ・ジルヴァーナー・トロッケン




4.Huber 2008 Baden Weissburgunder Trocken




フーバー バーデン・ヴァイスブルグンダー・トロッケン




おまけで私の大好物ピッツァ。昨夜は餅が乗っていました。