2019年9月19日木曜日

美し過ぎるスパークリングワイン

スパークリングワインを飲んだ時に金属を思わせる様な香りや
味わいを感じた事がありませんか?これはワインが傷んでいる
訳ではないのですが、そのニュアンスがある事でエレガントさ、
心地良さ、快適さが欠けてしまう時があります。
これはスパークリングワインに含有されている炭酸ガスによる
化学反応が起きた結果で、ガス焼けと言われる事もあります。
炭酸ガスが含有されていますからスパークリングワインと言う
ので、スパークリングワインにとって炭酸ガスによる化学反応
起きる現象は回避不可能な事と言えます。
但し、全てのスパークリングワインにその金属的要素を感じる
訳ではなく、瓶内で炭酸ガスを捕捉する伝統的製法で造られた
スパークリングワインに感じる場合が多い様です。
この要素があると既に申し上げました様にエレガントさが欠け
ますが、別の見方をすると複雑さ、深み、芳醇さを生み出す元
にもなり、瓶内熟成の長いスパークリングワインに特有の事象
でもあるのです。
とは言え、予期していてそのニュアンスがあるのならまだしも
予想外にそのニュアンスがあるのなら、飲み手の満足度は低下
してしまうでしょうから、やはりない方がベターでしょう。
金属的な要素が全くなく、ピュアな果実味をナチュラルに感じ、
軽やかでエレガントな美し過ぎる香味のスパークリングワイン
が小布施から届きました。
こんなにも美しい酒質のスパークリングワインは滅多に出会う
事は出来ません。流石、日本ワイン最高峰の造り手、曽我さん
入魂のスパークリングワインです。是非、味わってみて下さい。


相性の良い料理:素材の持つ優しい甘味を生かした軽やかな
        味わいの料理。チーズならモッツァレッラ。
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな辛口>