Petit Manseng/プティ・マンサンと聞いてフランス南西地方の
白ブドウだと思い浮かべられるのなら相当のワイン通でしょう。
フランスワインを好んで楽しんでいても、この品種で造られた
白ワインを飲む機会は滅多にあるものではありません。
フランス国内で見ても強いて言えばマイナーなブドウですので
それが日本で栽培されていて、その品種から素晴らしいワイン
が誕生しているなんて信じ難い事実です。
プティ・マンサンの白ワインはどんなワインなのでしょうか。
マンサン種の中の比較的果粒の小さい(Petit/プティ)優良な
品種がプティ・マンサンで、果汁の糖度がとても高くなる為、
フランス南西地方ではリッチな香味の甘口白ワインが特に有名
です。
プティ・マンサンの白ワインの特徴は白い花をイメージできる
香りに加え、トロピカルフルーツや完熟したグレープフルーツ
を思わせる香りがあり、引き締まった主張のリンゴ酸と豊かな
ミネラリーさのある味わいをしています。
上の画像をご覧下さい。どちらも白ワインなのですが、外観が
全く異なります。多くの場合、白ワインは右の様な外観を呈し、
左の様な外観の場合、オーク樽で発酵・熟成した芳醇な酒質の
ワインや濃厚な酒質の貴腐ワイン(甘口)である事がほとんど
です。
この左の白ワインが日本最高峰のワインメーカー曽我彰彦さん
が造り上げたプティ・マンサンのそれです。この白ワインには
フランスの南西地方で誕生する同品種からの白ワインを明確に
彷彿させます。ガイドブックに明記されているこの品種からの
白ワインの特徴が1ミリも違わず備わっています。流石、曽我
さん入魂の傑作です。
この白ワインを味わえばプティ・マンサンの本質を自ずと知る
事になります。この白ワインを飲まずしてプティ・マンサンを
語る事なかれ。このチャンスに是非、曽我彰彦さん入魂の驚愕
の白ワインを味わってみて下さい。
*Petit Manseng/プティ・マンサン
相性の良い料理:パイン入り酢豚、ピッツァ・ハワイアン等
トロピカルな果実を使った料理。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある、やや辛口>
*Chardonnay/シャルドネ
相性の良い料理:セロリの塩浅漬け、焼きハマグリ等、食材
にミネラリーさ、苦味のアクセントがある
ものを使い、天然塩で味を調えた料理。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口>