2020年4月14日火曜日

クレーレ、再び上品に仕上がりました。

*現状を考慮し、ご来店の際は、確実にマスクの着用をして下さい。

*密を避ける為、店内に先客がいる場合はそのお客様の買い物の終了、
退店まで、店の外でお待ち下さい。

「新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しない。感染させない。」

その為に当店はできる限りの事を確実にして行きます。



ワインは工業製品でしょうか?それとも農作物でしょうか?当店の考え
は、ワインは農作物の延長、農作物の変身。つまり一種の農作物と考え
ます。
ワインは畑が造ると言われています。愛情をたくさん注ぎ、大切に育む
事で、同時に自然の力も借り、立派な、良質なブドウが出来上がります。
良質なブドウは確実に良質なワインへと姿を変えます。その時に自身の
エゴイズムでナチュラルさを犠牲にし、ワイン造りをしてはいけない。
それが農作物としてのワインではないでしょうか?
赤ワインは濃ければ良いのでしょうか?そうとは限らないと思います。
赤ワインの色は原料ブドウが果皮に備えていた色素で、それを果汁へと
移行させたものです。
ブドウの実を圧搾し、果汁を取り(この段階では果汁の色は白です。)、
その果汁に果皮を漬け込み、色素を果汁に移します。これを専門用語で
マセラシオンと言い、マセラシオンをするかしないか、どのくらいする
のか、により出来上がるワインの色が決まります。
果皮の色の濃いブドウでしたら、十分なマセラシオンで濃い色のワイン
になります。しかし、色を濃くしたい為に過度のマセラシオンをしては
ピュアさ、ナチュラルさに欠けてしまいます。何事も好い加減が良い様
に。



ワインのひとつのタイプにロゼワインよりも色が濃く、赤ワインよりも
色が淡いと言う程のClairet/クレーレがあります。クレーレを造る目的
は色々ですが、マセラシオンにより過度な、無理な色素の抽出をせず、
えぐみなどを出さずにナチュラルさを追求する事がクレーレの主目的と
言えます。
至高のワイン・メーカー曽我彰彦さんはブドウ栽培、ワイン造りに悩み、
考え、試し、数年前にクレーレに開眼しました。もともと彼のワインは
ピュアでナチュラルさに満ちたものでしたが、クレーレに取り組む様に
なって以来、クレーレのみならず、彼の全てのワインに優しさ、美しさ、
和みが備わりました。彼の心を映しているかの様です。
今、彼はPinot Noir/ピノ・ノワの全てと一部の他品種もクレーレ仕立て
のナチュラルさに満ちたワインにし、私達に届けてくれています。今回
届いたReserve Privee Pinot Noir/レゼルヴ・プリヴェ、ピノ・ノワは
いつにもまして上品に仕上がりました。
絹の肌触りの様にしなやかで、柔らかさがあり、丸く球体の様で、落ち
着き、穏やかさがあります。角々しさが全くなく、チャーミングな果実
のヒントと熟成により生まれた深みのあるブーケが絶妙なバランス感を
保っています。温かみのある優しさが不変の広がりを持続させます。
それ故、主張の強い料理とのペアリングは避けた方が良く、食材の旨味
が優しく広がる淡い味付けの料理が、このクレーレのパートナーとして
最適です。
色が淡くたって、弱々しそうな外観だって、このクレーレには見た目と
相違する深みがあります。味わいの広がりがあります。濃くなければ、
赤ワインじゃない?そんな事は全くないとハッキリ認識するチャンスを
このクレーレがもたらしてくれます。
スーパー・ナチュラルなワイン。農作物の延長のワイン。とは曽我彰彦
入魂のこのクレーレです。是非、心穏やかに向き合って、味わってみて
下さい。ワインのあるべき姿に出会えます。


飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
・霜降りマグロ赤身の漬け
・牛肉のしゃぶしゃぶを淡い和風タレで
また、ドゥミグラス・ソースのハンバーグをこのクレーレに合わせるの
なら、既存のドゥミグラス・ソースに適量のエクストラ・ヴァージン・
オリーヴ・オイルを加え、ソースの濃さをのばし、味わいを優しくして
からペアリングさせるとベストです。