2011年1月14日金曜日

So far so good.

昨夜、月例のワイン会@太田「158thワインと料理のマリアージュを
楽しむ会」を開催した。
楽しんだワイン達は白3種類、赤2種類。一番古いワインが1990、
一番新しいワインが1996。セラーに秘蔵していたワイン達だ。古酒
は収穫年の新しいワインに比べリスクが大きい。だから、昨夜の
様に結果、素晴らしい状態のワイン達に出会えるとHappyで仕方が
ない。
Flight-1フランス産ハーフボトルの白ワインのブラインド
*Vincent Gallois 1996 Chablis
*Vincent Gallois 1995 Chablis
ヴァンサン・ガロワの96と95のシャブリの飲み比べ
96は果実味の持ち味を主体にした優美な酒質。95はわずかに木樽
のヒントを感じ力強い酒質。同じ造り手なのにタイプを異にし、興味
深い比較ブラインドが出来た。酸、ミネラル感の豊かな白ワインが
長期熟成に耐える事を証明する2本だった。
Flight-2フランス産白ワインのブラインド
*G de Chateau Guiraud 1997 Bordeaux
貴腐ワインで有名なシャトー・ギローが造る辛口白ワイン
良質なペサック・レオニャンの樽熟成した芳醇なワインを思わせる
リッチさに驚かされた。木系のヒントに迷わされてChenin Blanc/
シュナン・ブランやChardonnay/シャルドネと思いがちながら、香り
に若草、若葉のヒント、味わいにSauvignon Blanc/ソーヴィニョン・
ブラン特有の心地良い苦味が広がる。Didier Dagueneau/ディディエ
・ダグノーに似ていなくもないなと一瞬思った1本。
Flight-3赤ワインのブラインド
*Magon 1992 A.C.Coteaux de Tebourba
マゴン1992コトー・ド・テゥブールバ
*Brown Brothers 1990 King Valley Cabernet Sauvignon
ブラウン・ブラザース1990キング・ヴァレー、カベルネ・ソーヴィニョン
マゴンはガリーグの香りに茸ソテーを思わせる複雑さがあり、香りから

判断すると良質のProvence/プロヴァンス・ワイン。味わいは果実味と
熟成による枯れたニュアンスの抜群のバランス感が口中を満たす。
Chateauneuf du Pape/シャトーヌフ・デュ・パプに似ている。誰もこの
ワインがチュニジア産とは思わないだろう。
一方、ブラウン・ブラザースのカベルネ。このワインは新成人の皆様の
為にセラー奥から用意した商品。ニューワールドのカベルネでも20年
の歳月でへたることなく、向上し続けていく事を実証した逸品。香り、
味わい、アフターいづれも典型的な、そして、古典的なカベルネ。この
頃のオージーのカベルネ・ソーヴィニョンは限りなくフランスの香味に
近かったのではないだろうか。
これらのワインは今、この瞬間も、当店のセラーの中で大切に保管
息づいています。興味深々のお客様は詳細をお問い合わせ下さい。
ワイン達がコルクを抜いてくれる、真にその時を待っています。



宴の終わりにチョコバナナピッツァを食べてみた。見て判る様に
クリスピーで本格的。バナナとチョコはどうしてこんなに相性が良い
のか。デザートで味わった時には最強の組み合わせ、マリアージュ
を実感させてくれる。デザート・ピッツァの範疇を超えた味わい!
太田市浜町「屯(かおす)」で楽しめます。840円