2011年1月10日月曜日

セレブな一夜

昨夜、今年初のワイン会があった。
月例で4回行っているが、その中で最も高価なワイン
を楽しむセレブな会だ。
楽しんだワイン達は次の通り。
Mirassou1991Monterey Cabernet Sauvignon Limited Botteling
ミラスー1991モンテレイ、カベルネ・ソーヴィニョン、リミテッド・ボトリング
Don Ruinart 1988 Rose Brut
ドン・リュイナール1988ロゼ・ブリュット
Chateau Cheval Blanc 1979
シャトー・シュヴァル・ブラン1979
D.R.C.1993Grand Echezeau
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ1993グラン・エシェゾー
Coop Patras Mavrodaphne of Patras
パトラス共同組合マヴロダフネ・オブ・パトラス
以上、5種類で料理はフグをメインに数種類。
通常、白身の魚には白ワインが合う傾向が強いが特にふぐ
やヒラメなど、噛めば噛むほど味わいが広がる魚の刺身は、
間違いなく赤ワインの方がマリアージュする。それも熟成感の
十分なボルドー系ワインがベター。だから、91年カベルネや
79年シュヴァル・ブランとふぐのてっさは最高のハーモニーを
楽しませてくれた。
そして、ふぐの白子焼き。表面の焼き色が香ばしさを広げ、
食欲をそそる。これは色と色の鉄則通り、きつね色を帯びた
ワイン、ロゼがベストの選択。88年のロゼ・シャンパーニュ、
熟成により、果実味が落ち着き、香味に複雑さが現れ、
ワインの焦臭的な香りと焼きの香ばしさがシンクロナイズド
し、これまた最高のマリアージュを味あわせてくれた。
ああ、なんてセレブなひと時なんだ。

ピノ・ノワのワインは気難しい。コルクを抜くタイミングにより
色々な表情を見せる。引きこもっていたり、時にはハッスル
し過ぎて香りが割れていたり。だが、最高のタイミングで抜栓
した時に出会えるピノ・ノワの香味はエロ美しい。この世の
飲み物とは思えない妖艶さだ。昨夜のDRCグラン・エシェゾー
は真にそのエロ美しかった。わずかに液漏れが見られたが
結果、それが良い方に転んだ様だ。ボトルの中の真実は、
外観からでは決して計り知れない。
更に、感動した事。あの「マロニーちゃん」を初めて見た。
面白い食感だったなマロニーちゃん。