ホリデー・シーズン6つ目の発泡性ワインは「黒から白」。
一体、何の事?と思うかもしれません。黒は果皮が深い紫色
をしたブドウ(黒ブドウ)の事。白は白ワインの事。つまり
黒ブドウで造った白ワインを意味し、「ブラン・ドゥ・ノワ
/ Blanc de Noir」と言います。
ワインの色は果皮の色素が創ります。色素をどの様に果汁に
移すかで白ワイン、ロゼワイン、赤ワインを造り分けます。
これは黒ブドウの場合です。
ブラン・ドゥ・ノワは黒ブドウを圧搾し、果汁を取り、その
果汁に果皮を浸漬せず、果汁を酵母で発酵させ、造り上げた
白ワイン。一般的に果皮の色が緑や黄色の白ブドウで造った
白ワインよりも柔和な口当たりをしていて、ワインの色調に
ベージュのトーンを感じます。ピンクゴールドの指輪を思い
浮かべてみて下さい。あの色です。
色素が染み出しますから、それがワインになった時にピンク
ゴールド様(ベージュのトーン)の色調として認識できる訳
です。
そのベージュのトーンは黒ブドウの果皮由来の色素、つまり
渋味成分(タンニン)です。ロゼワインや赤ワイン程、明確
に感じませんが、余韻にタンニンを確かに感じるのがブラン
・ドゥ・ノワなのです。
ですので白ブドウで造ったワインよりもコク、味わいの深み
があり、相棒となる料理は脂肪分の旨味があると両者はその
持ち味を引き立て合い、マリアージュを創り出します。
そしてシャンパーニュ地方の白亜の大地からブドウへ、更に
ワインへともたらされる地味(豊かなミネラリーさ)は例え
ブラン・ドゥ・ノワであっても変わりなく、今日、紹介する
シャンパーニュにも備わっていて、柔和さと共存し、品位の
ある酒質を構成しています。
は食材のミネラリーさをコールします。鶏肉団子入り白菜鍋、
白身の魚のムニエルなどが相棒として相応しい料理でしょう。
白菜は葉の緑や黄色の部分より、軸の白い部分の方がベター
ですし、ムニエルはバターでソテーしますが、エクストラ・
ヴァージン・オリーヴ・オイルを少々アクセントに加えると
より良くマッチします。
ミシェル・フルディナ、ブラン・ドゥ・ノワ、ブリュット
相性の良い料理:僅かな脂肪分を含む素材、オリーヴオイル
バターを使用した料理。
チーズなら、ゴーダ。
飲み頃温度:11~14度。
<ピュアな果実味の中に骨太なミネラリーを感じる辛口>
8,***円
WINE HOUSE
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日、15日
支払方法:現金 or PayPay
入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒
元旦の朝に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。この
麻痺の為、右目が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の
侵入により感染症を患う可能性があります。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面でワインに
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。