2021年12月5日日曜日

青みのニュアンスと苦味のアクセント

思い浮かべてみて下さい。私達の一般的な食卓の光景を。そこ
にはどんな料理が並んでいますか。ちくわの磯辺揚げ、白菜の
浅漬け、焼き鳥ねぎま(塩)、ブロッコリーの塩茹で、ワカメ
とタケノコの炊き合わせ、スパゲッティ・アッレ・ヴォンゴレ
など。青みのニュアンスと苦味のアクセントが共存した風味の
料理や食べ物がかなり多いのではないでしょうか。
その様な風味を比較的好む人にとって、ペアリングさせ一緒に
楽しむのに相応しいワインがあります。味付けは塩でが前提と
するなら、合わせ楽しみたいワインは白ワインで、同系の香味
を持っているソーヴィニョン・ブラン/Sauvignon Blanc種で
造ってあるものがベスト・チョイスです。
そして青みのニュアンスと原料ブドウ由来の苦味(ミネラリー
さなど)がストレートに感じられるタイプ(ステンレスタンク
で発酵、熟成した)なら申し分ありません。いや、そのタイプ
がマストと言えます。
ソーヴィニョン・ブランのこのタイプのワインは驚く様な品質
でもお手頃価格で購入可能なものがたくさんあります。今日、
紹介するワインはその典型で、品種個性の青々しさが苦手な方
でも和める上品さがあります。
ワインを飲む時は前もってそのワインに合うだろうと推測した
料理や食べ物を必ず複数用意し、実際に食べながら飲み、飲み
ながら食べる事を欠かさず行います。その結果を踏まえ、商い
に役立てています。
今日、紹介する白ワインの酒質を考慮し、用意した品々はカブ
とキュウリの塩浅漬け、鶏モモ肉ねぎまの串焼き(塩)、薬研
軟骨の串焼き(塩)、鶏皮の串焼き(塩)、青じそ風味つくね
串焼き(塩)、サラダ(白髪ねぎ、キュウリ、大根、ニンジン
の千切り、レタス、若布)です。参考までにサラダはミネラル
成分をより補強する為、海水天然塩とエクストラ・ヴァージン
・オリーヴ・オイルをかけて食します。



これはダメな組み合わせだなと感じるのは予想通りありません。
但し、鶏モモ肉ねぎまの串焼き(塩)は予想のレヴェルにまで
達しませんでした。理由は明らかで、ねぎが緑色の部分でなく
白い部分だったからです。青みのニュアンスが足りなかったと
言う事です。
逆に予想を遥かに超えたマリアージュを創造したペアリングは
青じそ風味つくね串焼き(塩)です。青じその青み、つくねに
入っている細かい軟骨片のミネラリーさがワインの持つ同系の
要素と完全にシンクロし、一糸乱れぬ密な調和をし続けます。
串焼きは日本一で買う事にしていますが、利用している日本一
はアピタ足利店です。同系列店であっても店舗により味が微妙
に異なりますので(調理する環境、人が異なりますから当然と
言えば当然なのですが)他の日本一の串焼きでは違った結果に
なるかもしれません。



日本一アピタ足利店の「青じそ風味つくね串焼き(塩)」に
パーフェクト・マリアージュするソーヴィニョン・ブランの
白ワインがこちら!!
*Terra Vega 2019 Sauvignon Blanc
 テッラ・ヴェガ2019ソーヴィニョン・ブラン

飲み頃温度:11~14度。
<爽やかさと骨太な味わいが共存する辛口>
990円
そんなに安いワインで大丈夫?心配は無用です。ワイン専門店
が厳選した逸品ですから。是非、マリアージュをご堪能下さい。