2021年11月29日月曜日

ハ~イ、でびっと。ハ~イ、べん。

またまたやります。タイトルは違いますが、コールされたのは
このワイン第4弾です。今日のカップ麺は、恐らく知らない人
はいないだろうデビット伊藤(でびっと)が監修しています。
クリーミーな白湯スープに感じる鶏の味わいの深さが印象的で、
ごまの香ばしさが全体に味わいの豊かさを添えています。


このカップ・ラーメンはどんなワインをコールするのでしょう
か。「鶏の味わい」と「ごまの存在」がポイントです。そこに
注目すると相棒となりうるワインの対象が絞られます。




鶏の風味(火が入った時の)を感じ、鶏肉を連想させる要素を
持つワインがあります。煎りごまの風味を感じ、その味わいに
つながる要素を持つワインがあります。ブドウが原料なのに、
不思議ですね。
火の入った鶏肉を思わせる香味のあるワイン、煎りごまを思わ
せる香味のあるワインは、元々、ニュートラルな酒質のワイン
を誕生させるブドウで造り、木樽で熟成した結果、出来上がり
ます。
その代表的なブドウはシャルドネで、他にはヴィオニエ、また
今日紹介するワインの原料ブドウ、「Vermentino/ヴェルメン
-ティーノ」などがあります。ハーブ香をもたらさないブドウ
でワインを造り、それが木樽内で香味を洗練された時に鶏肉、
煎りごま、更にはナッティーな風味を備えます。
その様なタイプの白ワインは、塩味の焼き鶏(特に皮)、ごま
だれ、鶏肉とカシューナッツの塩炒め、そぼろ餡、豆乳スープ、
白湯スープなどとの相性に優れています。
でびっと監修の「鶏とん塩ラーメン」もまたその系統の香味が
ありますから、その様な白ワインを相棒にコールする訳です。




コールされる白ワインは多数ありますが、芸能界で一世を風靡
した(いや今もか)でびっとの華やかな格に合わせ、ワインも
それなりの格を備えていた方が釣り合うだろうと思い、カップ
・ラーメンの相棒ではありますが、少々高額なワインを選んで
みました。
もう直ぐ12月ですし、ちょっとリッチな白ワインを。でびっと
監修のラーメンにコールされたのはこのワイン!!
*Ben 2019 / べん
飲み頃温度:11~14度。それ以上でもOK。
<上品な厚み、コクのある味わいのやや辛口>
4,950円
カップ麺だって立派な1品料理です。是非、相棒の白ワインを
合わせ、それらが奏でる至福のマリアージュを楽しんで下さい。



「べん」の造り手、Nittardi/ニッタルディのブドウ畑。冬の到来
を待つブドウ畑はひっそりとしていてとても神秘的な雰囲気です。
今の時期はブドウの葉の紅葉が綺麗で、畑の辺でブランチが最高
です。