パリの東、約500km辺りに広がるアルザス/Alsaceと言う地方。
ワインの銘醸地としても有名ですが、おとぎ話に出て来る様な
小さな街が点在し、そこには可愛らしい家並みがのどかな風景
と共に広がるワイン好きでなくても一度は訪れ、滞在するべき
所です。
TGV(日本で言う所の新幹線)がパリ東駅からアルザス地方の
中心の街、ストラスブールまで直通となった為、2時間程度で
行ける様になり、訪れやすくなりました。して欲しいとは思い
ませんが、強行するなら日帰り旅行さえ可能です。
アルザス地方は様々なスタイルの白ワインで名を馳せています
が、ワイン法で認められている唯一のピノ・ノワ/Pinot Noirの
赤ワインも秀逸で、ピノ・ノワの故郷、ブルゴーニュ地方の赤
ワインと趣を異にする酒質です。
アルザス地方に広がるブドウ畑は山の東側斜面に拓かれ、豊富
な陽光を浴び、また、大陸性気候の恩恵(少雨、低湿、日夜の
寒暖差など)を受け、シッカリ熟した良質のブドウが育まれ、
そのブドウでワインを造ると豊かな果実味があり、アルコール
分の温かみあるふくらみと共に柔和で優美な香味が伝え広がる
酒質となります。
アルザス地方を訪れ、複数のワイナリーを巡ったのは10年程前
で、それ以来、2つの造り手のワインを販売しています。在庫を
切らさない様にしていますが、白ワインが主のこの地方の特性
から生産量の多くないピノ・ノワの赤ワインが時々欠品します。
そして一度、欠品しますと再入荷まで時間がかかります。
そんな訳でしばらく欠品していましたピノ・ノワの赤ワインが
再入荷して来ましたので、早速、紹介したいと思います。その
ワインは既に述べた様にハッキリとした果実味(初めはプラム
やサクランボ、ワインが空気に触れ内包されていた香りが解き
放たれるとブラック・ベリーやアメリカン・チェリー)があり、
豊かなアルコール分の厚みと共にファットなボディーを形成、
そこにオーク樽からの成分と相乗したタンニン(渋味成分)が
芳醇さを添えます。
ピノ・ノワの故郷、ブルゴーニュ地方の酸味の広がりを基調と
した赤ワインと一線を画すラウンドなボディーのワインです。
そしてピノ・ノワの赤ワインとしては比較的重厚感も備わって
いて、鉄分ぽさや赤身肉の血合いぽさのニュアンスを残す余韻
はマグロやカツオ、モツやレヴァーを使った料理との相性が良
です。
再入荷して来ましたので、早速、紹介したいと思います。その
ワインは既に述べた様にハッキリとした果実味(初めはプラム
やサクランボ、ワインが空気に触れ内包されていた香りが解き
放たれるとブラック・ベリーやアメリカン・チェリー)があり、
豊かなアルコール分の厚みと共にファットなボディーを形成、
そこにオーク樽からの成分と相乗したタンニン(渋味成分)が
芳醇さを添えます。
ピノ・ノワの故郷、ブルゴーニュ地方の酸味の広がりを基調と
した赤ワインと一線を画すラウンドなボディーのワインです。
そしてピノ・ノワの赤ワインとしては比較的重厚感も備わって
いて、鉄分ぽさや赤身肉の血合いぽさのニュアンスを残す余韻
はマグロやカツオ、モツやレヴァーを使った料理との相性が良
です。
今日紹介したいこのワインをテイスティングした時、120%の
確率でマリアージュする筈の食べ物を思い付きました。それは
「スモーク・レヴァー」なのですが。
どうしてマリアージュすると確信したのか。ワインに鉄分ぽさ
がある、血合いぽさがある事に加え、シッカリと熟したブドウ
で造ったワインならではの特徴の刺激的なスパイシーさがあり、
スモーク・レヴァーの製造過程で使った香辛料が発する香りと
相乗するからです。
ですので誰が作ったものでも良い訳でなく、ドイツ国家資格の
マイスター所有者、フローエス・ゲグルンツェの佐藤さん謹製
のスモーク・レヴァーでなくてはいけません。このレヴァーは
隔週の製造販売ですので、次の発売は特例の4連休の週です。
レヴァーが苦手でないなら、是非、購入し、今日紹介のワイン
と一緒に味わってみて下さい。「マイスター佐藤のスモーク・
レヴァーとアルザス赤ワインのマリアージュ」、その完成度、
その素晴らしさに必ず心を打たれます。
確率でマリアージュする筈の食べ物を思い付きました。それは
「スモーク・レヴァー」なのですが。
どうしてマリアージュすると確信したのか。ワインに鉄分ぽさ
がある、血合いぽさがある事に加え、シッカリと熟したブドウ
で造ったワインならではの特徴の刺激的なスパイシーさがあり、
スモーク・レヴァーの製造過程で使った香辛料が発する香りと
相乗するからです。
ですので誰が作ったものでも良い訳でなく、ドイツ国家資格の
マイスター所有者、フローエス・ゲグルンツェの佐藤さん謹製
のスモーク・レヴァーでなくてはいけません。このレヴァーは
隔週の製造販売ですので、次の発売は特例の4連休の週です。
レヴァーが苦手でないなら、是非、購入し、今日紹介のワイン
と一緒に味わってみて下さい。「マイスター佐藤のスモーク・
レヴァーとアルザス赤ワインのマリアージュ」、その完成度、
その素晴らしさに必ず心を打たれます。
*Paul Blanck 2018 Pinot Noir
ポール・ブランク2018ピノ・ノワ
飲み頃温度:19度。
<深みのあるミディアム~フルボディー>
3,300円
迷わず産地巡りができます。お勧めはストラスブールで電車に
乗り、30分強で到着するコルマール/Colmar(南北に広がる
アルザスのワイン産地の中央付近)に滞在し、日中はレンタ・
サイクルで畑巡り、夜は落ち着いた雰囲気の街中のレストラン
で地元の特産、タルト・フランベ/Tarte Flambeeなどと一緒に
アルザスのワインやビールを味わうのが良いでしょう。