2021年7月2日金曜日

これなら飲み切れなくても大丈夫

「スパークリング・ワインを楽しみたいけど、飲み切らない
といけないから、大勢で飲む時にしか楽しめないんだよね。」
と言った事をかなりの頻度で耳にします。
そんな時、発言者に言う事は、「炭酸ガスが抜けて発泡して
いないワインになったのだから、それもワインだし、いつも
飲んでいる非発泡性ワインと思って飲めば問題ないのでは。」
と。
それを聞くと大抵、それもそうだと納得し、飲み残し覚悟で
スパークリング・ワインを購入して下さるのですが、折角、
スパークリング・ワインを買ったのだから、最後の一滴まで
炭酸ガスを感じたいと言う方もいて、なかなか悩ましい問題
でした。
もう、ずいぶん前の事ですが、そんな問題を解決してくれる
商品が誕生しました。オーストラリアでファミリー・オウン
・ワイナリーとして、また、お手頃で高品質のワインを多数
市場に送り出す造り手として非常に高い評価を得ている「De
Bortoli/デ・ボルトリ」が、世界初のスクリュー・キャップ
仕様のスパークリング・ワインを誕生させたのです。
実はこれが簡単な事ではなかったのです。炭酸ガスの圧力に
耐えられる強度がスクリュー・キャップには必要で、強度を
付ければ良い訳でなく、強度を高めるとキャップが開け難く
なり、耐久性と開け易さを共存させる事が容易ではなかった
のです。
ペット・ボトルの飲料が今では私達の周りに当たり前の様に
ありますが、これも同様で、ペット・ボトルの整形、成形は
考えるより難しく、それ以上にキャップの整形、成形は困難
を極めました。
何かが誕生する。そこには人知れず、想像すらできない多難
な背景が必ずあります。何事も。だから、世界初の画期的な
スクリュー・キャップ使用のスパークリング・ワインの登場
は衝撃的でした。
スクリュー・キャップはご存知様に開閉が簡単にできます。
開閉は簡単なのですが、スパークリング・ワインの炭酸ガス
を守れるかと言えば、ワインがボトルいっぱいに入っている
のなら、炭酸ガスが逃げる場所がありませんから、ワイン中
の炭酸ガスがキープされます。
飲み残した状態の時はどうでしょうか。元々スパークリング
・ワインがあった所が空間になりましたので、その空間へと
炭酸ガスが逃げ出します。但し、その空間に炭酸ガスが充満
したなら、それ以上、炭酸ガスの逃げ場所がありませんから
ワイン中から炭酸ガスが抜ける事はありません。
つまり、飲み残したなら、ある程度は炭酸ガスが抜け出し、
ガス圧は下がりますが、0になってしまう事はなく、最後の
一滴まで炭酸ガスの存在をある程度は感じつつ、飲み終える
事ができるでしょう。
ですので飲み切らなくても大丈夫。安心してスパークリング
・ワインをお楽しみ下さい。発泡性ワインが微発泡性ワイン
になってしまいますが、非発泡性ワインになる前に飲み切れ
ますから。


飲み切れないからと躊躇していたあなた!!これなら心配する
必要はありません。世界初、スクリュー・キャップで打栓の
スパークリング・ワインをあなたのワイン・ライフを豊かに
する一助としてご愛顧下さい。
*Jean Pierre Rose / ジャン・ピエール、ロゼ
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな、やや辛口>
1,650円
このスパークリング・ワインに合わせお楽しみ頂きたいのが
こちら!!皆様。ご存知、ドイツ連邦共和国が認めた国家資格、
マイスターを持つ佐藤さんの店、フローエス・ゲグルンツェ
@太田市八幡町。そこにあるのは絶品、生ハムだけではあり
ません。まだまだあります。
「牛タンスモーク」。肉の持つナチュラルな優しい甘味旨味
が、ワインの持つほのかな甘味に支えられたチャーミングな
味わいと優雅にリンクし、両者が相乗した香味の深みを創り
上げます。
当店で「ジャン・ピエール、ロゼ」をゲットしたなら、次は
フローエス・ゲグルンツェへGo。「牛タンスモーク」をTo
Goし、後はゆっくりくつろぎながらロゼ・スパークリング・
ワインと牛タンスモークが奏でる至福のマリアージュを堪能
し尽くして下さい。




ジャン・ピエールには辛口の白、Jean Pierre Brut/ジャン・
ピエール、ブリュットもあります。同じ価格です。