2021年6月26日土曜日

ご飯が進むし、ワインも進む

TVのCMを見ているとこれをおかずにしたらご飯が進み、食べ
過ぎてしまうだろうなと思う事がしばしばあります。Yummy
な料理は罪作りです。自制し、自分に歯止めをかけないなら、
どうなってしまう事やら。
言うまでもないでしょうが、実はご飯が進む料理や食べ物は、
ワインも間違いなく進みます。今日紹介しますワインも、ある
食べ物がテイスティングした時に瞬時に頭に浮かびました。
その食べ物は甘酢餡。その餡がかかった鶏の唐揚げは真にこの
ワインのパーフェクトな相棒です。そこで早速、その様な鶏の
唐揚げをガストでTo go。更に、あんかけ焼きそばも。




先ずはその様な料理に合わせたいワインの紹介から。ディープ
・ブルー/Deep Blueと言うワインなのですが、深みのある青?
どんなワインだろうと思うかもしれません。このワインは年に
よって、でき上がるワインのスタイルが異なり、2018年の現行
ヴィンテージはロゼワイン的仕立てになっています。
原料ブドウは、果皮の色が深い紫色をした黒ブドウの内の一つ
であるPinot Noir/ピノ・ノワです。黒ブドウからは赤ワインが
できるのは容易に推測できるでしょうが、果皮の色素を果汁に
移さずワイン造りをすれば白ワイン、果皮を果汁に浸漬しつつ
ワイン造りを行い、少しだけ移せばロゼワインもできます。
つまり、年によりスタイルが異なるこのワインは、収穫された
ブドウの状態を見極めつつ、浸漬(マセラシオン)をするか、
しないかを決断しワイン造りを行う為、白ワインの時も、僅か
にベージュを帯びた白ワインの時も、はっきりロゼワインの時
もある訳です。
渋味成分(タンニン)、それは果皮にあるのですが、の含有量
が多くない黒ブドウから造る白ワイン(Blanc de Noir/ブラン・
ドゥ・ノワと言います。)、ロゼであったとしても、はトロミ
すら感じる絹の様なしなやかな口当りをし、そこにオイリーさ
が生まれ、丸みがあり柔和な酒質となります。
この酒質こそが甘酢餡にパーフェクト・マッチする秘密です。
だからこのワインを口に含んだ瞬間、甘酢餡が頭に浮かんだ訳
です。「ブラン・ドゥ・ノワ、そして、ロゼの色調がより明確
であったとしても、には甘酢餡の料理を。」と頭の片隅にイン
・プットしておいても良いでしょう。
ご飯も進むし、ワインも進む。甘酢餡(餡かけ)の料理となら
このワイン!!
*Deep Blue 2018 / ディープ・ブルー
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな、やや辛口>
2,750円
そしてTo goするのは、「秘伝の甘とろダレ、ももから揚げ by
から好し@ガスト」。その甘とろダレのコク、粘性ある口当り
がワインの香味とぴったりリンクします。




「あんかけ焼きそば@ガスト」をつまみにワインを楽しむ際は、
野菜や魚介を除いて餡と麺だけをワインにペアリングする事を
お勧めします。ワインの繊細な味わいが野菜の大地の味わいと
そして魚介の苦味旨味と調和し切れませんので。