2021年4月8日木曜日

この味わい、口当たりには

連載、Tenuta Cavalier Pepe/テヌータ・カヴァリエル・ペペの
ワインの3回目です。今日のワインはドッシリと渋味が伝わる
赤ワインです。このタイプの赤ワインを引き立てる料理を家庭
でそう頻繁には食べないでしょうが、時にはこの様な赤ワイン
もお楽しみ頂きたいと思い、紹介します。
イタリア北部にNebbiolo/ネッビオーロあり、そして南部には
Aglianico/アリャーニコありと言われ、どちらのブドウからも
果実味が穏やかで、骨格の太い、重厚で味わい深い赤ワインが
誕生します。超芳醇なフルボディー・イタリア赤ワインの双璧
です。



その様な酒質の赤ワインは動物肉、魚肉問わず、赤身で血合い
のニュアンスがあり、鉄分ぽさを感じるワイルドな味わいの肉
や野生の動物の肉(ジビエ)で作った料理、天然の鰻や大地の
味わいをシッカリ感じる根菜で作る料理がベストの相棒となり
ます。
アリャーニコは現在のイタリア南部がギリシャの植民地だった
時代にギリシャからギリシャ人によって持ち込まれた歴史ある
古来からのブドウで、当時はHellenico/エッレニコ(ギリシャ
のを意味)と呼ばれていました。
現在でもその栽培地はイタリア南部に限られ、このブドウから
はロゼワインも造られますが、造られるのは主に赤ワインで、
その酒質は既に述べた通りです。




現地ではBistecca/ビステッカ(牛ステーキ)、羊肉の煮込み
(Pignata/ピニャータ)に合わせ楽しまれています。日本的に
なら、牛肉や鴨肉のすき焼き、マグロやカツオの角煮、ブリの
照り焼き、鰻の蒲焼、きんぴらごぼう等と一緒に楽しむと良い
でしょう。




超フルボディー赤ワイン好きの方の、脂肪分の多い、コッテリ
としたコクのある料理に赤ワインを合わせ楽しみたい方の為の
ワインならこれ!!
*Tenuta Cavalier Pepe 2015 Irpinia Aglianico
 テヌータ・カヴァリエル・ペペ、イルピニア、アリャーニコ
飲み頃温度:19度。
<力強いフルボディー>
今だけ特価の1,870円




画像のTo go料理はHotto Mottoより。牛ステーキの鉄分ぽさ
を感じる味わい、きんぴらの土っぽさを感じる味わいに今日、
紹介のアリャーニコの赤ワインは密にリンクし、素晴らしい
ハーモニーを奏でてくれます。
付属のステーキソースはかけても、かけなくてもワインとの
調和に大差はありませんので、好みで調節して下さい。