「ビオ」と言う単語を日常で聞く事が珍しくなくなりました。
ビオとは有機栽培(オーガニック)を意味する単語の略語で、
化学物質を使用せず栽培された農作物の加工品を指して使う
事もあります。
ワインの世界でもビオは確固たる地位を築いています。健康
志向が高まっていますから当然の成り行きです。どうせ飲む
のならナチュラルなものを。その考え方には賛成です。が、
ビオ、オーガニックありきのワイン選びには賛成しかねます。
ですから当店ではビオやオーガニックが店で販売するワイン
の選択基準の優先順位1位ではなく、品質と価格以上の価値
がある事が1位で、そこで選んだ結果、ビオ、オーガニック
であったならそれで良し。と言うポリシーです。
それには理由があり、ビオ、オーガニックが選択基準の優先
順位1位ですと、残念ながら品質が伴わない多くのワインの
中から選ばなくてはならず、時間と労力の無駄遣いになって
しまう事実があるからです。
ビオ・ワイン、オーガニック・ワインの中だって素晴らしい
ワインはたくさんあります。しかし、化学物質不使用が重要
事項過ぎ、未熟な香味を呈するワイン、化学物質フリーにも
関わらず、かえって化学的な香味を呈するワインがかなりの
確率で存在します。果たしてそれでナチュラルなのでしょう
か?
また、当たり前の事をしていると、ビオ、オーガニックなど
と敢えて言わない生産者もいます。これも化学物質の不使用
ありきではないからでしょう。
何れにしてもナチュラルさがあり、高品質で、抜群のコスト
・パフォーマンスを備えているワインを当店では皆様に紹介
して行きます。結果、その中にビオ・ワイン、オーガニック
・ワインがあるかもしれませんと言うスタンスで。
以前、レッドをキー・ワードにしましたので今日はグリーン
をキー・ワードにしてみたいと思います。グリーンとは単語
の意味そのままで緑(緑色)の事を指していますが、それは
緑黄色野菜であったり、若葉であったり、ハーブであったり、
緑色のものが発する爽やかさをイメージして頂ければと思い
ます。
ワインの原料はブドウです。ブドウは果実です。ブドウには
色々な種類があり、原料ブドウ品種の違いでそれぞれ異なる
香味を備えたワインが出来上がります。
ブドウが原料であるにも関わらず、ワインにはブドウ以外の
果実を思わせる香り、果実ではないものを連想させる香りも
あり、それがまた個性としてワインを構成するひとつの要素
となっています。
ワインに緑の、緑色のイメージを持つ時、それはフレッシュ
さ故の結果、あるいは原料ブドウが持っていた個性がワイン
へ移行した結果、更に酵母の働き(アルコール発酵)の結果
であったり様々です。
フレッシュさ故ならミント様の、原料ブドウ由来ならシダの
葉やピーマン様の、酵母の働き故ならメントール様の香味が
あると言った感じです。
その様なニュアンスがワインにあったなら、合わせる料理も
その様なニュアンスがあると両者が調和し易く、摘みたての
ハーブを刻んで添えてあげる、青のりを振りかけてあげる、
ピーマンやパセリを入れてあげる、青じそ巻きや磯辺揚げに
してあげるとワインと料理との距離がグッと縮まります。
こんな状況ですから料理や食べ物の持ち帰りを利用する機会
が多くあると思います。持ち帰りと言ったらドミノ・ピザで
しょう。ご存知とは思いますが、持ち帰り特典を利用すれば
ピザが全品半額です。
3種類の赤ワインが新着しましたので、それに合わせドミノ
・ピザで「ドミノ・デラックス」をTo go。トッピングの中
のペパロニとイタリアンソーセージはスパイシーで赤ワイン
のタンニン(渋味・旨味の成分)に合い、マッシュルームと
オニオンには大地の味わいがあり赤ワインの熟成感(熟成で
生まれた香り、ブーケ)に合い、トマトソースは赤ワインの
酸味に合い、そしてキー・ワードのグリーン(ピーマン)は
ワインの持つ緑の、緑色のニュアンスに合うます。
3種類のワインはフレッシュさ故、ミントをイメージさせる
爽やかさがあるもの、原料にCabernet Sauvignon/カベルネ
・ソーヴィニョンも使っている所から、緑黄色野菜を、特に
ピーマンを思わせるヒントがあるもの、そしてベリー果実を
思わせるチャーミングな果実味があり、緑のイメージの全く
ないものを用意しました。
のか検証しました。その結果がこちら。
*フレッシュさ故、ミントをイメージさせる爽やかさがある
ワイン(ベッラ・ストーリア2019メルロ)
ピザ全体と〇
ペパロニ、イタリアンソーセージと△
マッシュルーム、オニオンと△
トマトソースと〇
ピーマンと〇
このワインとドミノ・デラックスのマッチングはこのままで
OKでしょう。只、ドミノ・デラックスよりマルゲリータを
選んだ方がこのワインが活躍します。
この赤ワインはビオ(イタリア語でBiologico/ビオロジコ)
なのですが、このワインの緑のイメージは未熟からのもので
なく、フレッシュさ故です。そのフレッシュさを是非、料理
で引き立てつつお楽しみ下さい。
*カベルネ・ソーヴィニョンも使用し、ピーマンのヒントが
あるワイン(シャトー・ラ・ローズ・ベルヴュ2016
ピザ全体と〇
ペパロニ、イタリアンソーセージと◎
マッシュルーム、オニオンと〇
トマトソースと〇
ピーマンと◎
このワインをより良くマリアージュさせるのなら、ピーマン
のトッピングをダブルにし、ピザ全体にピーマンがある状態
にする事をお勧め致します。
*緑のニュアンスが全くなく、ベリー果実のチャーミングな
果実味のあるワイン(モンテ・デル・フラ2016)
ピザ全体と〇
ペパロニ、イタリアンソーセージと◎
マッシュルーム、オニオンと〇
トマトソースと◎
ピーマンと×
このワインをより良くマリアージュさせるのなら、ピーマン
のトッピング抜きにする事をお勧め致します。