ピッツァを食べながら日本酒を味わう。振り返ってみたら
その様な試みをした事がありませんでした。それではダメ
だと思い、早速、試してみる事にしました。
ピッツァ@Domino's Pizzaはハーフ・アンド・ハーフで、
半分がペパロニやイタリアンソーセージなどのトッピング
(ドミノ・デラックス)を、半分がパイナップルとハムの
トッピング(トロピカル)を選び、生地は日本酒との相性
を考え、ハンドトス(レギュラークラスト)にしました。
ピッツァの生地はウルトラクリスピークラストといつもは
思っているのですが...。そして、ソースはどちらもトマト
ソースです。
日本酒は新潟県の高の井酒造のIono/いおの特別純米酒と
Iono/いおの山廃純米吟醸原酒、そして全く合わない時の
保険の為にインドの赤ワイン、Sula 2020 Nashik Shiraz
/スラ2020ナシク、シラーズも用意。結果に心躍らせつつ
ペアリング開始。
結論から先に言うと、どんな酒質の日本酒にどの様な風味
のピッツァを合わせるかが前提にありますが、ピッツァに
日本酒はありですし、想像すらしなかった発見もあったり
と、とても有意義な時を過ごしました。
・Iono/いおの特別純米酒
フルーティーな吟醸香も感じ、軽やかで清々しい味わい。
パイナップルとの相性:Excellent。これは予想外。吟醸香
とライトタッチでジューシーな口当りのおかげ。
ハムとの相性:Good。
ペパロニ、イタリアンソーセージとの相性:Not bad。
日本酒の味わいの淡さがハムなら対応できるが、ペパロニ
などのスパイシーな味わいには追い付かない。
ピッツァ生地との相性:Good。
・Iono/いおの山廃純米吟醸原酒
味わいの深みを推測させる黄色味を帯びた外観。山廃特有
の乳系の骨太な旨味が広がる。
パイナップルとの相性:Bad。
ハムとの相性:So so。
ペパロニ、イタリアンソーセージとの相性:Excellent。
味わいの芳醇さがペアリングする相手の味わいが深まれば
深まる程、マッチし易くなる。
ピッツァ生地との相性:Excellent。
・スラ20ナシク、シラーズ(ナシクは銘醸ワインの産地)
シラーズならではのペッパリーなスパイシーさとリッチな
果実味があり、エキゾチックな酒質。
パイナップルとの相性:Bad。
ハムとの相性:Not bad。
ペパロニ、イタリアンソーセージとの相性:Good。
ワインの味わいの方がやや勝る。パーフェクト・マッチを
目指すなら、レッド・ペッパーをピッツァにかけよう。
ピッツァ生地との相性:Good。
感覚)を飲みながらピッツァを食べるなら「トロピカル」、
Iono山廃純米吟醸原酒(ミディアムボディーの赤ワイン的
な感覚)を飲みながらピッツァを食べるのなら「ドミノ・
デラックス」がお勧めです。
2種類のIonoは当店で販売しています。前者は1,500円で、
後者は2,000円です。共に720㎖です。