ヴィンテージ・ヴァリエーションと言う表現を聞いた事がありますか?
「収穫年により違いがある」と言う程の意味で、ワインに固有と言える
特徴です。
ご存知の様にワインはブドウで造りますが、発酵を司る酵母や悪影響を
及ぼす微生物の働きをブロックする物質を加えますが、基本的には他に
何も加えず、ブドウ100%で造ります。
ワイン用のブドウは例え、年に複数回収穫できる地であっても、決めた
1度だけの収穫(年に)だけになり、そのブドウでワインを造ります。
1年に1度だけの収穫で、そのブドウで1年に1度だけのワイン造りをする
訳です。
私達が暮らしているこの地球では春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が
来てと季節が移り変わって行きます。今年の夏は去年の夏に比べてOO
だと話題にしますが、身を持って感じている様に夏は毎年あるのですが、
毎年同じではありません。年によって異なります。この異なりがブドウ
など農作物の作柄に大きな影響を与え、ある年には収穫量が減少したり、
ある年には非常に糖度の高い実が収穫できたり、ある年には酸度の高い
実を収穫したり、と言った現象が生じます。
ブドウ100%がワインに変身しますので、ブドウの状態(作柄)が明確
に、見事に出来上がるワインに反映されます。酸味のシッカリ備わった
爽やかな酒質のワインに今年はなった。渋味(タンニン)がドッシリと
備わったリッチなボディーのワインに今年はなった。と言った具合に。
これは高額なワインに限った事ではありません。お手頃価格にワイン、
デイリーに楽しめるワインだってブドウ100%で造ります。当然ですが
この様なワインにもヴィンテージ・ヴァリエーションはあります。
でも、あまり実感していない理由は、高額なワインと異なり、2018年
のワインが完売したら、2019年のワインを売ると言う感じで収穫年を
気にする(語る)事なく、流通しているからです。
そこで、お手頃価格のワインででもヴィンテージ・ヴァリエーションを
実感して頂こうと思い、ヴィンテージ違いの同じ造り手のロゼワイン、
赤ワインを販売する事にしました。是非、飲み比べてみて下さい。完全
に異なる香り、味わいをしていると必ず実感して頂けます。
ワインは工業製品ではありません。農作物の延長です。その年の自然の
恵みを表現している飲料です。工業製品のアルコール飲料が氾濫する今、
忘れていた事実、ワインが農作物である事を思い出させてくれます。
ヴィンテージ・ヴァリエーションを実感できるお手頃価格のロゼワイン
と赤ワインがこちら!!
「ロゼワイン / ポッジョトンド、トスカーナ」
*Poggiotondo 2017 Toscana
相性の良い料理:酸味の効いた軽い味付けの料理。
チーズなら、白カビタイプ。シェーヴルタイプ。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口>
1,800円
・ピッツァ・マルゲリータ
・ラザーニア
こんな感じの料理と一緒にお楽しみ頂けます。
*Poggiotondo 2018 Toscana
相性の良い料理:素材の持つ優しい甘味を生かした軽やかな味わいの料理。
チーズなら、モッツァレッラ。
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな、やや辛口>
1,800円
・白身魚の天ぷらを天つゆで
・関西風おでん
こんな感じの料理と一緒にお楽しみ頂けます。
*Klostor 2018 Pinot Noir
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら、パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
1,300円
・煮穴子
・マグロの赤身の漬け
・肉じゃが
こんな料理と一緒にお楽しみ頂けます。
*Klostor 2019 Pinot Noir
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら、パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
1,300円
・出汁巻き玉子焼き
・筑前煮
・関東風おでん
こんな感じの料理と一緒にお楽しみ頂けます。