2020年6月5日金曜日

To goしたなら、このワインと一緒に

*現状を考慮し、ご来店の際は、確実にマスクの着用をして下さい。
マスクをしていない方は入店できません。ご注意下さい。

*密を避ける為、店内に先客がいる場合はそのお客様の買い物の終了、
退店まで、店の外でお待ち下さい。

「新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しない。感染させない。」

その為に当店はできる限りの事を確実にして行きます。


トリュフってどんな香り、味なのでしょうか?香り、味わいをジックリと
チェックできるほど、トリュフだけを味わった事がありませんので明快に
説明できません。ただ、言える事は、大地の風味がある(テイスティング
用語で、”アーシー”と表現する所の)と。
大地の風味、アーシーさとはどんな感じなのでしょうか?土を食べる人は
そう滅多にいませんので、イメージし易いとすれば、根野菜、キノコなど
地面に接しているものを食した時に感じる共通した風味と言えば、少しは
理解してもらえると思います。
COVID-19の影響により厳しい商いが続く中、COVID-19対策にも神経を
すり減らし、一日の商い終了の時には疲労困憊の日々。食べて、飲んでと
言った行為に喜び、楽しみを今まで以上に見出さなければと思い、商いで
付き合いのある飲食店のto goを週に数度利用しています。
その内の1軒、Oyster and Wine Bar RITZ(太田駅南口から徒歩で直ぐ)
で新登場の「トリフのホワイトソースコロッケ5個」を味わってみました。
トリュフのアーシーさ、香ばしく揚げられた衣の風味からロゼワインが、
果実味が華やかでなく、原料ブドウに由来する地味(風味)、熟成による
ブーケ(大地の
風味)がある、良き相棒になるのではないか。と予想し、
実際にそのタイプのロゼワインとペアリングしてみたのですが...。
結果は悪くはないな。でした。どうして期待外れの結果になってしまった
のでしょうか?それはホワイトソースの風味に包み込まれた時のトリュフ
の主張(その風味)にまで思いを巡らせる事ができていなかったからです。
トリュフ単体の主張する風味、何かにまとわられた時の風味の違いが微妙
あり、それが相性の良いワインを別のワインに変えたのです。
トリュフがホワイトソースと合体した時、その風味は私たちの身近なもの
ですと、ソテーしたマッシュルームやエリンギを思わせるものとなります。
マッシュルームやエリンギを思わせる香りをワインに探す時、その香りは
熟成感のある(木樽内で熟成された)白ワインに見つける事ができます。
木樽熟成した白ワインは木樽内で熟成(酸化熟成も)を経て、クリーミー
な口当たりと、大根やかぶ、マッシュルーム、エリンギやエノキに感じる
アーシーさ(熟成を経て生成される香り/ブーケ)を備えます。
つまり、トリュフがホワイトソースと合体した結果と、白ワインがオーク
樽内で熟成した結果には共通する要素(香り)がある。コロッケの油分と
ワインのオイリーな口当たりはリンクする。これにより、両者は密に結び
付き、マリアージュするのです。



そんな酒質の白ワインがこちら!!Chardonnay/シャルドネと言うブドウを
主体に12か月の樽熟成を経て、出来上がりました。
*Deen de Bortoli 2017 Chardonnay
ディーン・デ・ボルトリ2017シャルドネ
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口>
1,700円


新しいスタイルでの生活が始まり、飲食店も通常に近い形態で商いを始め
出しました。皆様の行きつけの店、近くにある店に飲食に行って頂きたい
と思いますが、他人との接触による感染の危険と隣り合わせ(否定の仕様
がない事実)です。
もう少し安心して出かけられる時が来るまで、と言う方は是非、気になる
店でfood to goしてみて下さい。「Oyster and Wine Bar RITZのトリフ
のクリームコロッケ5個」をto goするのなら、「ディーン・デ・ボルトリ
2017シャルドネ」を当店でget。後は家に帰ってお楽しみの家飲みタイム。
この週末はこれを是非、してみて下さい。