マスクをしていない方は入店できません。ご注意下さい。
*密を避ける為、店内に先客がいる場合はそのお客様の買い物の終了、
退店まで、店の外でお待ち下さい。
「新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しない。感染させない。」
ワインの産地と言うと車でわざわざ行く辺鄙な所、そんなイメージがあり
ますが、日本も含めて鉄道の駅から徒歩で(自転車ならベスト)行ける所
にワイン産地は結構、あります。
今年はCOVID-19のせいで行けませんでしたが、毎年、5月に北イタリア
の主要な街、ロミオとジュリエットの恋物語でも有名なヴェローナで行わ
れるイタリアワインに関して世界最大の国際トレードショーのvinitaly/
ヴィニタリーがあります。
そのヴェローナの主要駅、Porta Nuova/ポルタ・ヌオーヴァのすぐ北に
ハイキング気分で行けるワイン産地があります。駅から外に出ると正面
に見える山がそれですので、本当に近いです。
その産地では主にValpolicella Classico/ヴァルポリチェッラ・クラッシコ
と言う赤ワインの為のブドウが育てられ、ワイン造りが行われています。
この赤ワインは通常、3種類のブドウ(Corvina Veronese/コルヴィーナ
・ヴェロネーゼ、Rondinella/ロンディネッラ、Molinara/モリナーラ)で
造られ、軽快なボディーのものから、ドッシリとしたボディーのものまで
多様なタイプがあります。
イメージとしてはPinot Noir/ピノ・ノワで造ったワインやGamay/ガメイ
で造ったワインの様と言え、(それらとヴァルポリチェッラ・クラッシコ
をブラインドで飲み比べてみると興味深い結果になると思います。)なぜ
多様なタイプが出来るのかと言えば、それは地味を備えたブドウがワイン
になる際に、その地味をワインに反映させたからと言えるでしょう。
ヴァルポリチェッラ・クラッシコは様々な造り手のワインが日本へと輸入
され、流通していますから、ヴァルポリチェッラ・クラッシコ同士の飲み
比べも面白いと思います。
今日は数あるヴァルポリチェッラ・クラッシコの中から比較的エレガント
なタイプで、風味が完結型(ワイン単体で味わい楽しめる)の1本を紹介
致します。温かみある和みにホッとする。そんなワインです。
*Viviani 2018 Valpolicella Classico
ヴィヴィアーニ2018ヴァルポリチェッラ・クラッシコ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。チーズなら、チェダー、
パルミジャーノ。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
2,000円
香り:シナモン、甘草、ブラック・オリーヴ、アメリカン・チェリーなど
を感じる黒のイメージから、スミレ、ブルーベリー、インクを感じる紫色
のイメージへワインが空気に触れるに従い変化します。その結果、全体像
はエレガント、チャーミングなと形容できます。
味わい:ジューシーで、シルクの様な滑らかさがあります。酸度は高めで、
ミネラリーさはシッカリとあり、タンニン(渋味成分)の主張も明確です。
ですが、温かみを感じるアルコール分の厚みにそれらが包み込まれ、全体
に柔らかさ、優しさが広がります。
果実味とアルコール分のしなやかで丸みある調和の中に、タンニンが溶け
込み、そのタンニンの存在に優美な甘味旨味が生まれます。そして、和み
を感じる穏やかなフィニッシュを迎えます。
この様な優雅な酒質のワインには、口溶けの良い、滑らかな食感の料理を
合わせ味わうか、相性の良いチーズでワインとワインの間をつなぐか、の
どちらもお勧めの楽しみ方です。
・プリプリのゼラチン質の豚の角煮
・とろける様な食感の煮穴子
・熟成期間が短めのレッドチェダー
この様な感じの料理や食べ物がこの赤ワインにベストマッチです。そこで
今回はこのワインに合わせ、特にこれをto goしてほしいと思います。
「アイルランド産のレッドチェダー@イオン」です。水分含有量が多めで、
クリーミーなタイプのチェダーチーズです。そのテクスチャーがワインの
優美さにリンクし、マリアージュします。
しなやかな口当たりの至福のマリアージュで和らぎのひと時を。くつろぎ
の家飲みタイムをお過ごし下さい。
こんなにたくさんのダイスカットのレッドチェダーが入っているのに
賞味期限が短くなると、な、何とこの値段で買えてしまいます。発酵
食品(特にチーズ)の賞味期限は、食べ頃サインを意味しますから、
こんな特売シールが張られた商品を是非、お買い求め下さい。
皆様のその行為が廃棄ロスの低減につながります。Save the Earth.
当店は皆様の家飲みタイムの充実を強力にアシスト致します。