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「新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しない。感染させない。」
自分の認識不足かもしれませんが、ほんの数年前まで、焼き鳥と言えば
もも、皮、軟骨などで、ボン尻、薬研、セセリ、ハラミなどは焼き鳥の
専門店でなければあまりお目にかかれない部位でした。
それが今では...。鶏肉パーソンにとって、その様なレパートリーの多さ、
それを気軽に、色々と楽しめるのはハッピーな事です。所で、「ハラミ」
は、どの部位で、どんな味わいなのかご存知ですか?
実はどの部位なのか明確に知っていませんでしたので、WEBでチェック
してみました。簡潔に言えば、それは横隔膜で、一羽にわずかな量しか
なく、希少肉との事。ありがたく頂戴しなくてはなりません。
横隔膜は胸腔と腹腔を仕切る膜で、収縮と弛緩により呼吸作用を行う膜
だそうで、伸びたり縮んだりする訳ですから、弾力性があり、もしそれ
を食べたなら、シッカリとした歯応えがあるでしょう。ホルモンの様な
と形容できるかもしれません。
ここに2つの部位の焼き鳥があります。どちらが「ハラミ」でしょうか?
弾力性がありそうな、食べた時、シッカリとした歯応えのありそうな方
はどっち?すみません。画像が一番下になってしまいました。
そうです。串の先が右側を向いているのが「ハラミ」です。そして串の
先が左を向いているのが、もも肉です。ハラミの方が縮んだ形状に見え、
もも肉の方が脂肪分が多い様に見えます。ハラミは収縮する膜、ももは
活発に動く筋肉ですから、前者は弾力がある様に見え、筋肉である後者
は脂がのっているのでしょう。
収縮する膜であるハラミを実際に食べてみますと、食感は私達に馴染み
のあるホルモンとポピュラーなもも肉の中間の様と言えば判りやすいと
思います。そして、脂肪分は皮の様と言った感じでしょうか。また味は
もも肉と砂肝の中間と言った感じで、少々、苦味の旨味があります。
何れにしても、食感の豊かさ、十分な噛み応え、味わいの深みは、もも、
皮など一般的な部位の焼き鳥にはないものがあり、また、膜ならではの
ユニークな味わい(ソーセージの膜/皮やグレープフルーツなどの果実の
内皮を思わせる、言い方があまり良くないですがビニール、ナイロン的
な)のアクセントもハラミの個性でしょう。
いつもと逆になりましたが、こんな風味の「ハラミ」の串焼きに合わせ
楽しみたいワインがこちら!!
地中海で2番目に大きい島、イタリアのサルデーニャ島で育まれた土着
品種、Nuragus/ヌラグスで造った白ワインです。このブドウはこの島
以外ではほとんど見る事がなく、また、古代からあるブドウで、土着の
品種で造ったワインが熱視線を浴びる様になった今、脚光を浴びている
ワインの一つになっています。
このワインがなぜ「ハラミの串焼き(塩)」に合うのか?それには3つ
の大きな理由があります。一つ目は、このワインの産地が地中海エリア
だからです。陽光豊かな産地でブドウを育むと、ブドウの自己防衛作用
により、日焼け、熱焼けしない様、果皮に蝋皮が付きます。ワックスの
様な膜をイメージして下さい。これはブドウ品種に関係なく、その状態
になります。この様なブドウでワインを造ると、そのワックスの様な膜
の影響でワックス、ビニール、ソーセージの皮をイメージさせる風味が
ワインに備わります。これが「ハラミ」の風味にマッチします。
二つ目は、ヌラグスと言うブドウ品種がワインに変身した時の個性です。
フルーティーさが控えめで、超硬水のミネラル・ウォーターを思わせる
(コントレックスの様な)シャープさとフリンティーさがあり、苦味の
旨味のあるハラミにリンクします。
また、ナッツ(特にローストの強くないアーモンド)のヒントがあり、
火が入った時に鶏肉全般に発生するナッツのニュアンスに融合します。
この様にいくつもの共通する要素がある。これが「ハラミの串焼き(塩)
とヌラグスの白ワイン(ノン・オーク)」がマリアージュする秘密です。
*Pala 2017 Nuragus / パーラ2017ヌラグス
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口>
1,600円
ヌラグスのワインをWINE HOUSEで買ったら、ハラミの串焼き(塩味)
を太田市浜町の屯(かおす)でピック・アップ。それらをto goし、後
は家でのんびり楽しむ。こんな贅沢な家飲みタイムで、明日への英気を
養って下さい。当店は、まだまだ皆様の家飲み充実のアシストを続けて
行きます。
屯(かおす)
太田市浜町
電話0276-45-2315
火曜定休
「ハラミの串焼き」以外にも色々な料理をto goできます。