2020年5月13日水曜日

第16回この(ロゼ)ワインにはこれをTo Go。

*現状を考慮し、ご来店の際は、確実にマスクの着用をして下さい。
マスクをしていない方は入店できません。ご注意下さい。

*密を避ける為、店内に先客がいる場合はそのお客様の買い物の終了、
退店まで、店の外でお待ち下さい。

「新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しない。感染させない。」

その為に当店はできる限りの事を確実にして行きます。


「ロゼ?いらない。」「なんだ、ロゼか。」なんて俺の前で言ってみろ。
あんた、どうなっても知らないぞ。そんな物騒な事は言いたくはないの
ですが...。
それにしても、この日本でのロゼ不人気はどうにかならないのでしょう
か。いや、どうにかしようとする人が少な過ぎて、全く解決する方向へ
進みません。
ロゼワインは一般的に、白ワインと赤ワインをブレンドして造るのでは
なく、ブドウを圧搾し、搾り取った果汁にその果皮を浸漬(これを専門
用語でマセラシオンと言います。)し、果汁がロゼ色になった所で果皮
を果汁から取り出し、その果汁を発酵させ、ロゼワインに仕上げます。
これは世界中の非発泡性のロゼワインのほぼ全てを造り出す製法です。
白に赤を加え、ピンクにする様ないい加減な(インスタント的な)造り
ではなく、手間も時間もかけ、好い加減のピンクにし、更に手間と時間
をかけ、ロゼワインを造り上げます。
この様なロゼワインには、一粒で二度おいしい(グリコのキャラメルの
キャッチコピーですが、今は2020年ですので知らない人が大勢いるかと
思います。)、ではないですが、白ワインの要素も、赤ワインの要素も
(それぞれの大小はありますが)も備えていて、料理、食べ物に対する
守備範囲が広いのが特徴です。
以前のブログで、焼きそばに合う赤ワインを紹介しました。相性の良い
ワインのタイプは、味付けに使うソースの風味で決まるのでした。今日
は、焼きそばにどっさり野菜が入っていたならどうなるか。これを追求
してみたいと思います。
焼きそばに入る野菜と言えば、キャベツともやしが定番で、代表格では
ないでしょうか。どちらも瑞々しく、軽い苦味があり、甘みも感じます。
どちらかと言えば、ニュートラルな風味をしていて、ソース焼きそばの
味をマイルドにする存在であると思います。
と言う事は、オタフクソースや中濃ソースの焼きそばには、果実味豊か
で濃厚な味わいのミディアムボディーの赤ワインが、ウスターソースの
焼きそばには、スパイシーさが更にそこに加わったミディアムボディー
の赤ワインが相棒でしたから、焼きそばの味がマイルドになった事で、
赤ワインもマイルドにし、より渋味の少ないライトボディーにする事で
それぞれの焼きそばに対応可能となります。
ですが、野菜のジューシーさはもっと優しいワインの味わいを要求する。
実際に具(野菜)たくさんの焼きそばを食べてそう感じました。よって、
野菜たくさんの焼きそばがオタフクソースや中濃ソースで味付けされて
いたなら、フルーティーさある辛口のロゼワイン(やや辛口もOK)が、
ウスターソースで
味付けされていたなら、スパイシーさある辛口のロゼ
ワイン(やや辛口でもOK)がベストの選択でしょう。
今日、紹介したいワインはこの流れですから、当然、ロゼワインです。
オーストリーの首都、ウィーン近郊にある修道院の中の醸造所で造られ
ました。赤い小粒の果実のチャーミングさに満ち溢れ、ライトタッチな
口当たりはライトボディーのエレガントな赤ワイン的です。そんなロゼ
ワインがこちら!!
*Stift Kloster Neuburg 2018 Rose
シュティフト・クロスター・ノイブルク2018ロゼ
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな、やや辛口
2,500円
香り:アセロラやラズベリーを思わせるチャーミングさ。スミレを連想
する華やかさ。メントールのニュアンスを感じる涼しい感覚があります。
味わい:ライトタッチなジューシーさ。それがとてもエレガントで優美
です。酸味、ミネラリーさが控えめで、穏やかに広がり、そこに軽度の
タンニン
(渋味)が寄り添います。とにかくエレガントで華やか。その
状態から
ワインが空気に触れるに従い、ライトボディーの赤ワイン的な
シルキー
で優雅な味わいを広げます。この感覚が野菜>焼きそばの状態
にマッチ
します。
フルーティーでここまでチャーミングな、そして優美な口当たりがあり、
甘酸苦渋のバランスが良く、ライトボディーの赤ワイン的なロゼワイン
はそうあるものではありません。


この(ロゼ)ワインに合わせ、to goするのは既にご承知の「焼きそば
野菜たくさん by ヤオコー」です。何か、最近、ヤオコーのto go連発
ですが、別に関係者ではありません。ただ、自分で食べたい、ワインと
合わせたい、そんなfood to goが色々売っていますので、取り上げる事
が多くなっています。
この焼きそばの味付けは、中濃ソースとウスターソースの中間と言った
感じで、軽いスパイシーさが食欲を掻き立てます。キャベツともやしの
火の通りは絶妙で、シャキシャキした歯応えが味わいを引き立てます。
具(野菜)たくさんのおかげでスムース、比較的サラリとした味わいは
今日、紹介のロゼワインのライトタッチさ、優美さを生かしつつ、両者
はお互いに相乗します。


修道院で造られた高貴で(noble)、神聖(sacred)な雰囲気があり、
不変の美しい味わいを広げるこのロゼワインと野菜たくさんのマイルド
な味わいの焼きそばのマリアージュを是非、ご堪能下さい。
当店は、皆様の家飲みを強力にアシストします。


クロスター・ノイブルクはウィーン市内から電車で簡単に行けます。片道
1時間もかかりません。修道院はKierling Bahnhof(ウィーンから遠い方)
とWeidling Bahnhof(ウィーンに近い方)の2つの駅のほぼ中間にあり、
どちらの駅を利用してもOKです。
COVID-19が終息し、海外渡航が安全にできる日が来たなら、是非、この
修道院に行ってみて下さい。醸造所見学ツアーがあり、また、周辺の風光
明媚な景色を楽しみながら散策もでき、一日を有意義に過ごせます
行きはKierling Bahnhofまで電車行き、修道院まで歩き、帰りはWeidling
Bahnhofまで歩き、電車で帰る。これでこの周辺のプチ観光が完成です。