2020年4月30日木曜日

第5回この(赤)ワインにはこれをTo Go。

*現状を考慮し、ご来店の際は、確実にマスクの着用をして下さい。

*密を避ける為、店内に先客がいる場合はそのお客様の買い物の終了、
退店まで、店の外でお待ち下さい。

「新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しない。感染させない。」

その為に当店はできる限りの事を確実にして行きます。


ワイン醸造用のブドウは1,000種類とも2,000種類とも言われています。
様々な国の産地で幅広く栽培され、ワイン造りに用いられている品種、
国際的に非常に有名で、メジャーながら、その性格上、どこででも栽培
できる訳ではなく、産地が限定される品種、原産地オリジナルでそこに
しかない地場品種、固有品種などがあります。
非常に有名ながら栽培環境を選り好みし、更に栽培適地であってもその
出来栄えにかなりのばらつきが出るブドウ品種の代表格はPinot Noir/
ピノ・ノワで間違いないでしょう。
このブドウは果皮の色が深い紫色をし、黒みも帯びている黒ブドウで、
出来上がるワインはこの地球上でもっともエレガントな酒質と言われて
います。
スミレの華やかな香り、ブルーベリーやラズベリー、時には苺の香りが
チャーミングさをもたらします。そしてメントールを思わせる涼しさを
感じる香りもあります。
味わいはジューシーで、軽やかさがあり、果実のピュアさの中に酸味と
重厚すぎない渋味(タンニン)の優雅なハーモニーが広がります。美と
言う形容ができる事の多い酒質をしたワインです。
しかし、ピノ・ノワと言うブドウがワインへもたらす特徴はそればかり
ではありません。軽やかながら、深みのある味わいがあり、アルコール
度数の高さや重厚なタンニンの存在からのリッチなボディー(いわゆる
フルボディーと称する)とは一線を画す、別のタイプの豊かなボディー
をしています。
それは香りや味わいに感じられるある要素の存在に因ります。どの様な
香りや味わいなのでしょうか?キー・ワードは3つ。動物赤身肉、皮革、
キノコです。
ブドウ(ピノ・ノワ)で造っているにも関わらず、焼いた動物赤身肉を
思わせる香り、茹でた動物赤身肉を思わせる香り、なめした皮革を連想
させる香り、炒めたキノコを思わせる香りを感じると同時に、それらを
食したくなる、あるいは実際に食べているかの様な風味、感覚をワイン
を味わった時に感じます。(なめし皮を食べる人はいませんので、これ
を除いてと言う事ですが)
赤ワインの味わいの深みはこの様な野趣さのヒントに加え、熟成により
ワインが身に着けた香り(それがブーケで、具体的にはアーシーと表現
される様な大地の香り、雨後の森林の香り、根野菜を思わせる香りなど)
が実際のボディーよりも更にふくよかさを感じさせるのです。
ピノ・ノワの赤ワインは渋くはない。ライト・ボディーやミディアム・
ボディーだ。確かに間違ってはいないと思います。しかし、渋味が多く
なくたって、その他の要素がもたらす深み、それぞれが融合し生まれる
深みから限りなくフルボディーに近いと感じられるタイプがある。これ
はピノ・ノワの赤ワインの特徴でもあるのです。
今日はそんなピノ・ノワの赤ワインを紹介します。そのワインの誕生地
はイタリアのシチリア島。イタリアではピノ・ノワの事をPinot Nero/
ピノ・ネロ(Noir/ノワはフランス語、Nero/ネロはイタリア語で共に黒
を意味します。)と言います。
深みのあるボディーがシッカリ備わったシチリアのピノ・ネロのワイン
がこちら!!
*Villa Puccini 2018 Pinot Nero/ヴィッラ・プッチーニ
香り:皮革、きのこソテー、ポッシェした動物赤身肉をイメージします。
シナモンや甘草などの落ち着いたスパイシーさを感じます。それらの奥
にスミレの華やかさ、ブルーベリーのコンポートを連想させる香り高き
ヒントがあります。これらは既に述べた通りです。
味わい:温暖なシチリア島の環境を反映してふくらみがあり、温かみも
伴う味わいの詰まった、そして、オイリーな深みのあるボディーを感じ
ます。口中でも野趣なヒントと花や果実のチャーミングなヒントが混在
融合し、深みにアクセントを付け足しています。軽やかさと豊かな深み
のバランスの良い共存です。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
1,100円


そんな味わいの深みがあるのにこんなにもお手頃なピノ・ネロのワイン
にはこれをTo Go!!
To goしたいのは「牛ハラミの串焼き」です。串焼きは塩でと言うのが
自分の決まり事(塩が素材本来の味わいを引き立て、それを味わうには
ベストと思っていますので)ですので、画像の串焼きは塩焼きですが、
本来はタレ味になっています。


この串焼きをTo Go!!できるのは、太田市浜町にある屯(かおす)です。
COVID-19蔓延の前は当店主催の毎月のワイン会でお世話になっていた
店です。屯の料理はどれも味わい深く、それが例え串焼きであっても。
屯の何が凄いのかって?味付けが絶妙な所がその凄さの秘密です。今の
状況では会の実施は完全に不可能ですが、それでも週に一度は屯の料理
をTo Go!!し、それにベストマッチのワインを合わせ、マリアージュを
堪能する。これこそ究極の家飲みです。是非、皆様も屯の料理をTo Go
し、おっと、その前に忘れないで!!当店でワインをゲットするのを、家
飲みタイムを充実させてみて下さい。


牛肉って、鴨肉などのジビエほどでないにしても噛んでいると鉄分ぽさを
感じます。Nebbiolo/ネッビオーロやSangiovese/サンジョヴェーゼの赤
ワイン程の鉄分を感じない、このピノ・ネロの赤ワインなら屯の牛ハラミ
串焼きの味わいに最適です。
昨晩はその素晴らしいマリアージュに酔いしれました。是非、あなたにも
実感してほしい。そう思います。