5,000円のワインで少々高いですが、同じレヴェルのワインをフランスの
ブルゴーニュ地方で探すなら、30,000円の出費を覚悟しなけれならない
程のワインがロシアから届きました。ロシアでそんなワインができるの?
と疑いたい方が多数いるはず。しかし、実際にあるのです。
ロシアの日本でのイメージは寒冷の地、厳寒の地。そんな環境でブドウが
育つ訳がない。そう思うのは当然です。ロシアの国土を思い描いて下さい。
永久凍土の地ばかりではありません。黒海の北にはロシア人のみならず、
ヨーロッパ人の憧れ、春から秋には温暖な気候の高級リゾートの地もあり、
広大な国土内に世界中の様々な環境のエリアが集約されていると言えるで
しょう。
ロシアのワイン生産の主産地は黒海の北エリアで、Anapa/アナパ周辺と
Krasnodar/クラスナダール周辺になります。この地域を西方へ進めば、
クリミア半島、ルーマニアやブルガリア、北イタリア、ブルゴーニュ地方
そしてボルドー地方などのワインの銘醸地があり、決して意外な地でない
事が判ります。
同じ北緯なら大陸を内陸に進めば進むほど、大陸性気候が顕著になる事で、
春~秋の降水量は少なくなり、また、日夜の温度差が広くなり、更に好天
の穏やかな秋が長く続きますのでブドウがより完璧に熟します。その様な
ブドウでワインを造るなら、良質のワインになる事は必然です。
また、その様にシッカリ熟した良質のブドウを原料にワインを造るなら、
最も贅沢な造り方をする事が可能です。それは、新樽(225ℓ、750mlの
ワイン約300本分に相当)で発酵し、その後、別の新樽で発酵の終わった
そのワインを熟成させ、高級感、品位、優美さを備えたワインに仕上げる
事ができるのです。
新樽発酵、新樽熟成の白ワインは白桃のコンポート入りミルク・プリン、
カスタード・クリームのタルト、ホワイト・チョコレートを思わせる香り
があり、口当たりはトロリとした粘性があり、芳醇で豊かなヴォリューム
が備わっています。
ワイン・メイキングに新樽を使うと、なぜワインに「白、白っぽい」要素
が身に付くのでしょうか。それは樽の原料のオークに含有されている成分
のひとつにヴァニラ様の香りを呈するものがあり、それがワインへと移行
しているからなのです。
このタイプの白ワインはホワイト・チョコレートとの相性が抜群に良く、
その他、クリームを使った料理、ゴマたれで食べる料理、白湯スープの鍋、
博多で食べる事のできる様な鶏の水炊きのベスト・パートナーです。
ホワイト・チョコレートに白ワインが合う事でも驚かせる事が可能ですが、
意外な国の驚愕の品質のワインで驚かせるなら、その衝撃は計り知れない
レヴェルに違いありません。週末のホワイト・デーには是非、ロシア産の
白ワインでインパクトを残して下さい。
*Lefkadia 2016 Chardonnay/レフカディア2016シャルドネ
飲み頃温度:15度。(もう少し低くてもOKです。)
<コクのある、ふくよかな辛口>
5,000円

