2020年2月10日月曜日

太田焼きそばにはこんな赤ワインもOK

揚げ物などにかける所謂、ソースには主にウスターソース、中濃ソース
とんかつソースがあります。醤油の主原料は大豆だとご存知の方が多い
と思いますが、ソースの主原料は何だかご存知でしょうか?その原料が
商品となったソースにしっかりと風味として残っています。
果実(リンゴやオレンジなど)、野菜(トマト、玉ねぎ、ニンジンなど)
香辛料、調味料、酢などが主な原料です。それを知ってソースの香りに
納得するのではないでしょうか。


果実のフルーティーなヒント、野菜が煮込まれた甘いニュアンスの香り、
スパイスのホットなスパイシーさやエキゾティックさがソースの種類が
違えども、多少の差がありますが、どのソースにも必ず感じられるはず
です。
スパイシーさを最も感じるウスターソース、フルーティーさが他に勝る
中濃ソース、濃厚な甘いニュアンスをより多く感じるとんかつソース。
全てにそれぞれを特徴づける柱となる風味が備わっています。
食べ物とワインの組み合わせの良さを引き出す最も重要な要素は味付け、
調味料です。同じ食材を使い同じ料理を作っても塩味と醤油味では合う
ワインが異なります。
焼きそばをウスターソースで、焼きそばを中濃ソースやオタフクソース
で。ワインと料理のマリアージュの基本は色の同化。料理の見た目の色
が赤ワインを連想させる色なら肉料理、魚料理、ピッツァやお好み焼き
など何であっても赤ワインが無難に合います。
それはどうしてか?色が同系ですとそれぞれが持っている風味が不思議
と同系になる傾向があります。白ワインに苺の香りを感じない。肉や魚
の赤身のニュアンスを感じない。煮詰まった醤油やソースの香りを感じ
ない。でも、赤ワインには苺の香りを感じるし、肉や魚の赤身肉を思い
浮かべる香りを感じ、煮詰まった時に生成されるソトロンと言う成分の
香りを感じます。
白ワインには白っぽさをイメージできる果実、花、食材の香りがあり、
赤ワインには赤っぽさをイメージできる果実、花、食材の香りがある。
だから、色と色を同化させるのが最も基本で、ワインと料理との相性の
良い組み合わせを最も簡単に創る方法なのです。
焼きそばは見た目が茶色っぽい、あるいは黒っぽいですから、ワインは
白ではなく、赤が合うと考えられます。後は味付け、調理に使うソース
が何なのかです。
スパーシーなウスターソースなら、スパイシーさを感じる赤ワインが、
フルーティーで甘いニュアンスある中濃ソースやオタフクソースなら
果実味が詰まったリッチな味わいの赤ワインがより良く合います。
前回、「ソースかつ」に合うワインとして紹介したShiraz/シラーズの
赤ワインなら、ウスターソースで調理した焼きそばにもピッタリです。
日本三大焼きそばのひとつ、私達の太田市のスペシャリティーである
「太田焼きそば」は太麺に濃厚なソースが特徴。ウスターソースぽさ
はありません。よって合わせる赤ワインは果実味が詰まったリッチな
味わいのあるタイプがベストです。


更にもう一歩踏み込んでみましょう。焼きそばに青のりを振りかけて
あったらどうでしょうか?それでも見た目は白ワインをイメージする
ものではないでしょう。だから、青のりがあっても赤ワインでOKです。
ただ、青のりの香りが問題です。ハーベイシャスなヒント、その様な
ニュアンスの香りを感じる赤ワインがあったなら、単に果実味が濃密
で濃厚な味わいの赤ワインよりベターです。
ハーベイシャスなヒントのある赤ワイン?誰もが知っている、超有名
で赤ワインを生み出す最も重要なブドウ、そうCabernet Sauvignon/
カベルネ・ソーヴィニョンです。このブドウで造り、カリフォルニア
のナパ・ヴァレーなどで顕著なタイプ(果実味豊かで、ヴォリューム
があり、内包されたハーベイシャスさが口中で穏やかに広がる。)が
真に「太田焼きそば、青のりかけ」のベスト・パートナーです。


太田市の誇り「太田焼きそば」に合う赤ワインがこちら!!
*Nomad 2017 Feteasca Neagra (Romania)
 ノマド2017フェテアスカ・ネアグラ(ルーマニア)
飲み頃温度:15~18度。
<<青のりなしならフェテアスカ・ネアグラを>>
1,500円
*Nomad 2017 Cabernet Sauvignon (Romania)
 ノマド2017カベルネ・ソーヴィニョン(ルーマニア)
飲み頃温度:15~18度。
<<青のりかけならカベルネ・ソーヴィニョンを>>
1,500円