2020年1月18日土曜日

この料理にはどのワイン?

日本の伝統的な家庭料理の一つに「ぶり大根」があります。ぶり
の旨味が浸み込んだ大根の味わいは筆舌に尽くしがたいものです。
ぶり大根と言えば醤油味が当たり前でしたが、近年は塩味が定着
して来ています。個人的には醤油で調理するより、塩で調理した
方が素材の味わいが生きるので良いと思っています。


ここにその「ぶり塩大根」があります。あなたならどんなワイン
を合わせ楽しみますか?結論を先に述べますと、2種類のワイン
を用意し、大根、ぶりのそれぞれに別々のワインを合わせるのが
ベターです。
それでは具体的にはどんな2種類のワインが良いのでしょうか?
ポイントは大根の苦味ある旨味、塩のミネラル感、ぶりの血合い
ぽさと鉄分ある味わいです。これらの要素を備えたワインがこの
ぶり塩大根にマリアージュします。
苦味ある旨味、ミネラル感に合わせるのなら白ワインでしょう。
そして血合いぽさと鉄分ある味わいに合わせるのなら赤ワインが
ベターですが、ロゼワインでもOKでしょう。
もう少し詳しくそれぞれどの様なタイプのワインが良いのか見て
みましょう。
苦味旨味があり、ミネラリーな白ワイン。血合いぽさと鉄分ある
味わいの赤ワインかロゼワイン。この様な風味は原料ブドウ由来
で、ブドウが育まれた環境からもブドウにもたらされています。
その様な白ワインは産地なら地中海沿岸部で、ブドウ品種ならば
Sauvignon Blanc/ソーヴィニョン・ブラン、甲州/Koshu、Pinot
Gris (Pinot Grigio)/ピノ・グリ(ピノ・グリージョ)で造られた
ものに比較的簡単に見つける事ができます。
また、その様な風味をした赤ワインやロゼワインならSangiovese
/サンジョヴェーゼ、Nebbiolo/ネッビオーロ、Tempranillo/
テンプラニージョ、Grenache (Cannonau)/グルナッシュ
(カンノナウ)と言ったブドウ品種で造ったものに多く見つける
事ができます。
そこで当店に新着、ぶり塩大根の大根にパーフェクト・マッチの
白ワインを紹介します。そのワインは北イタリア、ピエモンテ州
で誕生するGavi/ガヴィで、Cortese/コルテーゼと言うブドウで
造られます。
苦味の心地よいアクセントがあり、豊かなミネラリーさが味わい
をシャープに引き締めています。硬水のミネラルウォーター的な
太い味わいは根野菜の苦味旨味と相乗します。
このタイプの白ワインは生カキ、タコやイカの刺身、エクストラ
・ヴァージン・オリーヴ・オイルで食すサラダ等とも好相性で、
ミネラル感豊かな天然塩で味わいを整えればベスト・マッチする
でしょう。


素材の自然の旨味が生きたぶり塩大根の大根の味わいを引き立て、
更に素晴らしいマリアージュの世界を創造してくれる白ワインの
ガヴィを是非、ペアリングしてみて下さい。そこには至福の世界
が広がっています。
*Giacosa Fratelli 2018 Gavi
ジャコーザ・フラテッリ2018ガヴィ
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口>
1,800円