2019年12月12日木曜日

2019年最終入荷 from 小布施ワイナリー

ワインのボトルには肩の張った形のものとなで肩のものとがあります。
勿論、他の形もありますが...。大まかな傾向ですが、肩の張ったボトル
にはCabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョンやMerlot/メルロ
で造られたワイン(ボルドータイプ=骨格のシッカリした重厚な酒質の
ワイン)が入っている事が多く、なで肩のボトルにはPinot Noir/ピノ・
ノワで造られたワイン(ブルゴーニュタイプ=繊細でしなやか、上品な
酒質のワイン)が入っている事が多い様です。
しかし、近年、カベルネ・ソーヴィニョンやメルロのワインでなで肩の
ボトルに入っているものを良く見かける様になりました。そのワインを
テイスティングしてみると、大抵の場合、とてもエレガントでシルクの
様な滑らかな口当たりをしています。ボルドー品種で造ったワインでは
ありますが、ブルゴーニュのワインを思わせる様な酒質です。その為、
ブルゴーニュのワインが詰められるなで肩の瓶に詰められているのでは
と推測しています。
月初に小布施ワイナリーに行き、ワインメーカーの曽我彰彦さんと二人
で彼が造ったワイン(2016、2017、2018、2019の各ヴィンテージ)
を色々な観点で語り合いながらジックリとテイスティングしました。



曽我さんのワインをテイスティングしていて近年、強く思う事はピュア
な果実味が明確に備わり、しなやかな優美さがあり、身体に染み入る様
なナチュラルさが全てのワインにある事です。彼のワインを一語で表現
するのなら、「美」、この形容が真にピッタリです。
この様なタイプのワインはなで肩の瓶に詰められる(自論ですが...。)。
だからDomaine Soggaのワインはなで肩の瓶に入っているのでは?上
の画像がそう言っているかの様です。
早いもので12月は10日が過ぎました。2019年最終入荷の曽我さん入魂
のワインを紹介致します。どちらも少量限定数入荷のレアものですでの
興味を持った方は速攻でご来店、お買い求め下さい。


*Domaine Sogga 2013 Clairet de Noir Brut
こちらは黒ブドウ(Noir)で造ったロゼワインよりも濃く、赤ワイン
よりも淡い(Clairet)の辛口(Brut)のスパークリングワインです。
鮮やかなルビー色の外観に妖艶さを感じます。口当たりはシルキーで
炭酸ガスのアタックは優しく、落ち着いた深みのある味わいです。
煮穴子、関東風のおでんを食す時に大活躍するでしょう。
飲み頃温度:11~14度。<ライトタッチな口当たり、やや辛口>


*Domaine Sogga 2017 Voluptueux
こちらはワイン名の通り、官能的な、なまめかしい、香味を堪能
できるワインです。何もかもが優しく、上品で、美しく、エロさ
に満ち溢れています。身体に染み入る様なしなやかさに和まされ
ます。これほどまでに優美なワインは滅多に出会えません。
和風ハンバーグ、筑前煮を食す時に大活躍するでしょう。
飲み頃温度:15~18度。<まろやかなミディアムボディー>
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これらとは別に各2本ずつのみ入荷の赤ワイン(Domaine Sogga)
があります。ご来店の際にお尋ね下さい。