新年早々のビッグ・イヴェントの一つ、成人式。その対象の新成人
は1999年4月2日~2000年4月1日に生まれた方々。人生で一度きり
しかない成人式ですから、自分の誕生年と同じ年に出来たワインで
記念に残る宴を開いてみませんか?
ワインにとって2000年はどんな年だったのでしょうか。ワインは
この地球上の色々な所で誕生していますので2000年は?の問いに
ひとくくりで語る事はできません。そこで来年の新成人の皆様の為
に当店が用意できたワインの中で最も著名な産地の2000年の事を
お知らせしたいと思います。
ヴィンテージ・ワイン必携と言う本があります。この本ではその年
のボルドーの赤ワインの事を次の様に総括しています。
2000年 ★★★~★★★★★
当然ながら2000年ヴィンテージは、希望と不安を交えて、熱心に
待ち望まれた。ワイン商はミレニアムを記念して商売繁盛を期待
した。結果的には大体の人が概ね満足した。
生育期の天候は、ボルドーの常として、決して順風満帆とはいえな
かった。年明けから春は穏やかで、3月は平均以上の気温であった
ため、萌芽は早かった。暖かさは4月と5月も続いたが、雨が多く、
開花は5月末に始まった。6月も7月も陰気な曇天と高湿度が続いた。
もち直したは8月から9月にかけてずっと晴天が続いたためで、その
結果メルロに適した成熟条件となり、また時を待って正しい時期を
選んだ栽培家は、カベルネ・ソーヴィニョンでも成功した。疑い
なく、この年はとても良い年であり、かなり均一な品質と、一部
では傑出したワインが得られた。
と述べられています。
これを読むと4月~7月は決して恵まれた天候ではなかった事が判り
ます。しかし、収穫の前の一定の期間の天候が極めて優れた状態で
あった事で、2000年ヴィンテージのワインはミレニアムに相応しい
秀逸なワインが多数誕生しました。20年経った今でも若さを保った
ままのボルドー赤ワインがある事でそれが証明されています。
20年を経て熟成感が十分にありますが、1999年のワインが比較的
スリムな酒質であるのに対し、同じ生産者の2000年ヴィンテージ
のワインはよりふくよかなボディーをしています。
それでは実際にテイスティングしたChateau Fourcas Loubaney
2000 Listrac/ シャトー・フルカ・ルバネー 2000 リストラック
についてお知らせ致します。
香り:茹でた動物赤身肉、キノコのソテー、雨後の大地を思わせる
香りに加え、ザクロやアメリカンチェリーのフルーティーさ、甘草
やシナモンのスパイシーさもあります。
味わい:熟成の極み。深みと力強さ、優美さと重厚さ、リッチさが
共存しています。酸味とミネラリーさはシッカリ備わり、ボルドー
の赤ワインらしく、また渋味(タンニン)は多く、ドッシリと落ち
着いた主張で口中を満たします。甘味酸味苦味渋味の主要な要素の
バランス良さは流石、ボルドーワインで、美しいと言わざるを得ま
せん。
今、味わうのならとても楽しく、美しさと品位のあるワインです。
煮穴子、マグロの赤身の漬け、ビーフシチューなどと一緒に楽しむ
事のできるワインです。
飲み頃温度:19度。
<まろやかなフルボディー>
4,000円
奥に映っているワインは2000年ヴィンテージのスペイン赤ワイン
です。こちらは3,000円。今日紹介のフランスワインよりも大地
をイメージさせる香味が明確なので、根野菜を使ったコクのある
料理が良き相棒になります。