2017年6月21日水曜日

クリュ・デ・ボージョレ地区を北上

前回アップのCote de Brouilly/コート・ド・ブルーイィ、Brouilly/
ブルーイィはCrus des Beaujolais/クリュ・デ・ボージョレ地区の
最南端。本日は一挙に北上します。



そこは原産地呼称ワイン、Julienas/ジュリエナの誕生地。ジュリエナ
の名はGalius Julius Caesar/ガイウス・ユリウス・カエサルの名前に
由来すると言われています。英語読みでシーザーの事です。


原産地呼称ジュリエナのワインの誕生地はジュリエナ村とその周辺の
3村にまたがり、ブドウ畑の大部分がほぼ南を向いた傾斜地に拓かれて
います。
ジュリエナ村はPinot Noir/ピノ・ノワ(ドイツではSpatburgunder/
シュペートブルグンダー)で造る高品質の赤ワインで非常に有名な村
Assmannshausen/アスマンスハウゼンと姉妹村になっているのです
ね。全く知りませんでしたが。赤ワインの銘醸地と言う事つながりと
想像します。


ジュリエナ村の中心に近づくとジュリエナへようこそ/Bienvenue a
Julienasの壁が出現。テンションが上がります。



そして村の中心には教会に併設されたワイン試飲直売所があります。
この時は朝の早い時間でしたので、中に入る事は出来ませんでした。
この様な施設は10あるクリュ・デ・ボージョレの原産地内の村には
必ずあり、この地を訪れた人々の多くが生産者訪問同様こちらにも
立ち寄り、試飲をし、ワインを購入して行きます。


ジュリエナの村を背に東方向へ進むとアポあり訪問先のDomaine/
ドメーヌ(ブドウ畑を所有し、そこで育んだブドウでワインを造る
生産者)、Laurent Perrachon/ローラン・ペラションがあります。
進入路の入口にはかつて使用していたであろうブドウの手動圧搾機
が置かれ、その下方には50m先左側との案内板が。
これから会う人はどんな人なのか。見学する醸造所や畑はどの様な
感じなのか。どれほど素晴らしいワインに出会えるのだろうか。等
と思いを巡らせ、テンションがマックスになる瞬間が真にこの時と
言えます。
次回からローラン・ペラション訪問記を連載します。