2017年6月24日土曜日

ローラン・ペラション訪問記3

Domaine Laurent Perrachon/ドメーヌ・ローラン・ペラション
が造ったCrus des Beaujolais/クリュ・デ・ボージョレは現在、
2種類のみが日本に来ていると前回のブログにアップしました。
Julienas/ジュリエナを既に紹介しましたので、本日はMorgon/
モルゴンを紹介致します。


モルゴンの原産地はクリュ・デ・ボージョレ地区のほぼ真ん中に
あり、南東を向いた傾斜地とその扇状地に畑が広がっています。
標高は高い所で500m程、低い所で250m程になります。土壌は
ジュリエナ同様、花崗岩が混じっていて、更に風化した岩由来の
粘土混じりのRoche Pourrie/ロシュ・プリと呼ばる土壌もあり、
この地特有のものです。
ロシュ・プリの土壌で育んだブドウで造る赤ワインはモルゴンの
原産地の地味そのもので、Morgonne/モルゴンヌと形容されて
います。それはまるでコード・ドール地区(ブルゴーニュ地方)
のピノ・ノワの赤ワインの様です。


原産地呼称ワインのモルゴンはVillie Morgon/ビリエ・モルゴン
とその南にあるMorgon/モルゴンの2つの村が原産地で、土壌の
違いで7つの区画(上の画像では6しかありませんが)に区分け
され、1区画からだけのブドウでワインを造るとMorgonの表示
に加え、その区画名をラベルに記載する事が出来ます。
本日、紹介しますモルゴンはCorcelette/コルスレット区画だけ
のブドウを使い造りましたので、区画名が原産地呼称名の下に
記載されているのをラベル上で確認できます。
コルスレット地区では南東や南を向いた標高300~400mの他と
比べると急な斜面に畑が拓かれ、土壌は花崗岩主体になります。
他の地区のモルゴンと比べるとミネラリーさをより感じる酒質
になる傾向があります。つまり、より長期熟成に向くワインと
言えます。


コルスレット地区の斜面を谷を挟んだ南側の地区Les Charmes/
レ・シャルムから望んだ画像が上です。レ・シャルム地区は上の
画像で確認出来る様にコルスレット地区とほぼ同じ土壌ですが、
傾斜の向きが東方向で、この地勢の違いから来る地味の相違の為
別々の地区になっています。


こちらが日本に来ているローラン・ペラションのもう一つのクリュ
・デ・ボージョレ、Morgon/モルゴンです。その原産地呼称の直ぐ
下にCORCELETTEの文字がシッカリ刻まれています。



Julienas/ジュリエナの赤ワインもそうでしたが、比較的色合いが
うすいにも関わらず、味わいの深みがシッカリとあるのはローラン
・ペラションのクリュ・デ・ボージョレに共通する要素です。
現地で彼らの他のクリュ・デ・ボージョレを8種類テイスティング
していますが、例外なくいずれもにその事を感じました。優れた
畑を所有している。そこでブドウを丹念に育てている。ナチュラル
なワイン・メイキングで地味を明確に表現している。この様な事が
重なり、その深み、そして角々しさの全くない球体の様な口当たり
を感じさせるワインに仕上がっているのです。
*Domaine Laurent Perrachon 2013 Morgon Corcelette
ドメーヌ・ローラン・ペラション2013モルゴン・コルスレット
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら、パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
3,000円


上の画像はビリエ・モルゴン村にあるLa Caveau du Cru Morgon/
ラ・カヴォー・デュ・クリュ・モルゴン(試飲直売所を備えた地域
のコミュニティー施設)です。
1953年に造られたこの試飲直売所はボージョレ地方で初の事でした。
今では多くの村に同じ様な施設があり、この地方を訪れる多くの人
のお気に入りのスポットになっています。