2017年6月23日金曜日

ローラン・ペラション訪問記2

Domaine Laurent Perrachon/ドメーヌ・ローラン・ペラション
は原産地呼称ワイン、Julienas/ジュリエナの原産地の中心である
ジュリエナ村にあります。彼らはジュリエナ以外のクリュ・デ・
ボージョレも自社畑で育んだブドウで造っています。


Saint Amour/サンタムール、Chenas/シェナ、Moulin-a-Vent/
ムーラナヴァン、Fleurie/フルーリー、Morgon/モルゴンが彼ら
のクリュ・デ・ボージョレのラインナップです。その内、日本
へ来ているのはジュリエナとモルゴンです。


ジュリエナの原産地は標高230~430mのほぼ南を向いた斜面に
畑が拓かれ、豊富な日照を享受し、ブドウは育まれます。その為
ブドウはシッカリと熟し、ハッキリとしたピュアな果実味のある
実となります。
上の画像はジュリエナの原産地を別の原産地から望んでいます。
見渡せる斜面一面にブドウ畑が広がっています。


こちらの畑はローラン・ペラションのジュリエナにあるドメーヌ
の前(南側)に拓かれた畑です。ボージョレ地方では通常、樹は
桑の樹の様に地面に近い所に株を持つ様に仕立てられ(株仕立て
と言います。)枝は株の所から上に数本伸びています。
ブドウ樹の間に草が茂っていますが、これは畑仕事を怠けている
からではなく、様々な理由からこの様にしています。表土の流出
を防ぐ。土壌の乾燥を防ぐ。草を土に鋤き込んで堆肥にする。又
多様な植物相を保つ事でブドウ樹にとっての害虫を捕食する益虫
を集める。この様な理由によります。
ボージョレ地方では化学物質に頼らないナチュラルな農法が広く
普及していますので、ブドウ樹と樹の間に他の植物が生えている
畑を普通に目にします。益虫にとってフレンドリーな環境がそこ
に広がっています。


こちらはジュリエナにあるドメーヌの熟成庫です。225ℓ、300ℓ、
400ℓ、500ℓの木樽を熟成する赤ワインの酒質を考慮しつつ使い
分けています。
果実味がリッチであったり、タンニン(渋味)が豊かであったりと
言った赤ワインは容量の小さい木樽を、ブドウ由来のナチュラルな
果実味を大切にしたい赤ワインは大きい木樽を使います。樽の内側
の木と触れ合うワインが樽内のワイン総量に対して多いと木樽から
の成分がワインにより多く移行しますから、その成分を受け入れる
だけの強さがワインに必要になるからです。


こちらがローラン・ペラションの本拠地が原産地のジュリエナです。
JULIENASの文字の下にROCHE BLEUE/ロッシュ・ブルーの表示が
あります。これはジュリエナの原産地の多くに見られる青ぽい色の
花崗岩の事で、この花崗岩を含んだ土壌で育んだブドウでワインを
造るとそのワインのボディーに豊かさをもたらすと言われています。


赤ワインは通常、色合いが薄いと酒質は軽く(ライトボディー)、
濃いと酒質は重く(フルボディー)となります。このジュリエナは
比較的薄めの色合いなのですが、味わいに深みを感じフルボディー
に近いリッチさがあります。これが青色花崗岩(ロッシュ・ブルー)
由来の地味なのです。
Domaine Laurent Perrachon 2014 Julienas
ドメーヌ・ロラン・ペラション2014ジュリエナ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら、パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアム~フルボディー>
2,500円
これこそジュリエナ。地味あるワインを是非、味わってみて下さい。