2017年5月28日日曜日

ボージョレの奥深い世界

Beaujolais/ボージョレと言うフランスのワインをご存知ですか。
多くの方がボージョレと言うとNouveau(Primeur)/ヌーヴォー
(プリムール)をイメージするでしょう。しかし、ボージョレは
それだけでなく、もっと奥深い世界があるのです。今月の中旬に
それを探る為、1週間かけてボージョレ地方を色々巡り、現地で
しか知り得ない真実をチェックして来ました。


上の画像がボージョレ地方です。このエリア全域からボージョレ
と言う原産地呼称のワインを産出します。ほぼ半分から上(北側)
のピンク色が濃いエリアで上位の原産地呼称ワイン、Beaujolais
Villages/ボージョレ・ヴィラージュを産出し、39の村が原産地内
にあります。このボージョレ・ヴィラージュにもヌーヴォがあり、
ボージョレ・ヌーヴォーより果実味がより華やかで、味わいには
深みがある事が多い様です。
今回、ボージョレ地方に行った目的はフランスのワイン法でこの
地方の最上位に位置付けられ、ヌーヴォーを造れない(造らない
と言った方が正しいと思いますが...)ヴィラージュの産出地域内
のより色の濃いエリアで認められる10の原産地呼称を持つCrus
des Beaujolais/クリュ・デ・ボージョレを深く理解する事でした。
ボージョレ地方で赤ワインとロゼワインを造るブドウはGamay/
ガメイ、白ワインを造るブドウはChardonnay/シャルドネと法で
規定されています。ボージョレにはロゼも白もあるのです。ここ
で既存の知っている世界より広い世界が広がっている事を知る訳
です。
しかし、クリュ・デ・ボージョレにはロゼも白もなく、赤だけを
造る事が認められ、ボージョレやボージョレ・ヴィラージュとは
全く酒質を異にするワインが誕生します。
今回の滞在では取り引きのある輸入元からワインを仕入れられる
事を前提条件にアポを取り訪問したDomaine/ドメーヌ(ブドウ
畑を所有し、そこで育んだブドウでワインを造る生産者)が5軒、
興味から訪問したドメーヌが更に5軒です。
6月上旬から今回のアポあり訪問ドメーヌが造ったワインの販売
を開始します。6月に入りましたら入荷毎に順次、紹介して参り
ます。ワインの入荷、このブログでの紹介まで今しばらくお待ち
下さい。
参考までにアポあり訪問をしたドメーヌは以下の通りです。今回
の滞在は南から北へと進みました。


17日訪問のDomaine du Vissoux/ドメーヌ・デュ・ヴィスー。


18日訪問のDomaine du Pavillon de Chavannes/ドメーヌ・
デュ・パヴィヨン・ド・シャヴァンヌ。


19日訪問のDomaine Joubert/ドメーヌ・ジュベール。



20日訪問のDomaine Larrent Perrachon/ドメーヌ・ローラン・
ペラション。


20日訪問のDomaine des Duc/ドメーヌ・デ・デュック。

*人物画像は全て訪問時に撮影のものでなく、WEB上で取得した
ものですので、撮影時期は不明です。