2016年12月4日日曜日

至高の造り手フィリップス・ヒル

カリフォルニア州の新たなPinot Noir/ピノ・ノワの銘醸地として今、
世界のマーケットで認知度急上昇のAnderson Valley/アンダーソン
・ヴァレー。この地のトップの造り手Phillips Hill/フィリップス・ヒルが
造り出すピノ・ノワの赤ワインは生産量の少なさと驚くべき高品質
の為、需要と供給のバランスが悪く、最も入手が困難な赤ワイン
@アンダーソン・ヴァレーと言われています。
フィリップス・ヒルはワイナリーを構えるアンダーソン・ヴァレー産の
赤ワインの他に、アンダーソン・ヴァレーの南に隣接する最高海抜
1,500mの山に拓かれた畑(Mendocino Ridge/メンドシーノ・リッジ)
で育まれたピノ・ノワで造る赤ワインもあります。





メンドシーノ・リッジよりも低地のアンダーソン・ヴァレーには午前中
深い霧がかかります。メンドシーノ・リッジの山の中腹以上は上の
画像でご覧頂ける様な感じで、高い標高の為、冷涼ではあります
が、豊かな陽光が降り注ぎ、ブドウはハッキリとした果実味を備え、
それがワインになっても明確に感じられます。




こちらがメンドシーノ・リッジの銘醸畑、Valenti Vineyard/ヴァレンティ
・ヴィンヤードです。この日は雨天の為、霧が本来はかからないこの
畑に霧がかかっている様に見えます。
東向きから緩やかに南にも傾斜するこの畑は西日の影響が少なく、
スマートな、かつエレガントな果実味を備えたブドウを育む事ができ
ます。




ヴァレンティ・ヴィンヤードで育まれたピノ・ノワで造った赤ワインが
こちらです。完熟したベリー果実の風味が豊かで、紫色のスミレを
思わせる華やかな香りも同居しています。熟度の高いブドウから
造られたワインである事を物語る様にリッチな酒質をしています。
前回、紹介しましたアンダーソン・ヴァレーのピノ・ノワと比べますと
こちらの方がピュアな果実のヒントが明確で、より豊かな華やかさ
を感じます。この違いがワインの世界で言われるテロワールです。
同じ生産者、同じヴィンテージ、同じブドウで造られた産地違いの
2種類のワインを飲み比べ、テロワールを実感するのも一興です。
仲間とワインを楽しむ機会がありましたら、是非、お試し下さい。
*Phillips Hill 13 Valenti Vineyard Pinot Noir
 フィリップス・ヒル13ヴァレンティ・ヴィンヤード、ピノ・ノワ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら、パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
7,500円(消費税別)