アメリカ西海岸のPinot Noir/ピノ・ノワの銘醸地として今、世界中の
ワイン・ラヴァーの熱視線を浴びるAnderson Valley/アンダーソン
・ヴァレー。南北を山に囲まれ、中央を東から西へ緩やかに流れる
Navarro River/ナヴァロ川、その右岸に豊かな傾斜を描く南向きの
斜面に広がるブドウ畑。午前中は濃い霧に閉ざされ、霧が消える
午後には豊かな陽射しが降り注ぐ地です。ナヴァロ川の河口から
は沖合を流れる寒流の冷気が内陸へと流れ込み、冷涼なエリアと
なります。
この地でピノ・ノワに注力し、エレガントな香味を備えた赤ワインを
造り出す至高の造り手がPhillips Hill Eatate/フィリップス・ヒル・
エステートです。
ワイナリーを構えるのは、そのアンダーソン・ヴァレーのほぼ中央。
128号線沿いの広大な敷地に醸造所、テイスティング・ルーム、畑
が同居しています。
こちらがワイナリーの入口です。この付近には多数のワイナリーが
あり、直ぐそばにはこの地のパイオニアNavarro Vineyard/ナヴァロ
・ヴィンヤード(Gewurztraminer/ゲヴュルツトラミネルと言うブドウで
造る白ワインが非常に高く評価され、このアンダーソン・ヴァレーを
世界のワイン地図に加えた造り手です。)があります。
ブドウ畑は奥に進んだ北側の山裾に拓かれています。この斜面
には多くの他のワイナリーやブドウ栽培農家の畑があり、冷涼な
気象条件を考慮し、その様な気候に向くChardonnay/シャルドネ、
Riesling/リースリング等も栽培されています。
入口左側にあるテイスティング・ルームです。週末や祝日には
ワインを買い求める多くのお客様で混雑するでしょう。アメリカ
ではワイナリーに出向き、ワインを購入する人の割合がとても
高く、余暇の過ごし方の重要なイヴェントになっています。
こちらがフィリップス・ヒルが造るいくつかあるピノ・ノワのワイン
のひとつ、アンダーソン・ヴァレー産の商品です。ワイナリーの
敷地内のブドウを主体に造られています。
冷涼な気候下で育まれたピノ・ノワの性格を反映し、ワインにも
涼しさを感じます。とてもジューシーな口当たりで、チャーミング
な軽やかさのある酒質をしています。ピノ・ノワから造られた赤
ワインの最も美しいタイプが真にこれでしょう。
*Phillips Hill 13 Anderson Valley Pinot Noir
フィリップス・ヒル 13アンダーソン・ヴァレー、ピノ・ノワ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら、パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
7,000円(消費税別)