2016年12月23日金曜日

トルシャード&とじ煮

・カキフライをレモン塩で
 →ステンレスタンクで造った軽く、爽やかな辛口白ワイン
・カキフライをソースで
 →フルーティーなライトボディーorミディアムボディーの赤ワイン
・カキフライをタルタルソースで
 →木樽熟成したコクのある辛口白ワイン
カキフライをどの様に食べるかで合わせられるワインが変わって来る
事を前回アップしました。カキフライを中濃ソースで食べる時に楽しむ
赤ワインよりもリッチな香味の赤ワインを飲みたい時に、やはりカキを
使った料理に合わせるにはどうしたら良いでしょうか?
カキフライを中濃ソースで食す時よりもシッカリとした味わいの料理で
ある事が必要です。かけるソースをもっと濃厚にするのか。と言っても
中濃ソースより濃い市販のソースは皆無でしょうし、そんな濃いソース
をかけたなら、カキの味が全くしません。
カキの味も感じ、赤ワインの味わいの豊かさにも調和しするカキ料理。
一瞬で思い浮かばなかったので検索してみた所、イメージにピッタリの
料理がありました。
楽しもうとしていた赤ワインはZinfandel/ジンファンデルと言うブドウで
造った、ベリーフルーツのヒントが明確で果実味がリッチ、比較的濃い
味わいですが、主張は柔らかな酒質です。チョコレートのフレーヴァー
があり、アルコール度数が高く、芳醇な酒質のジンファンデルとはやや
趣の異なるワインを想定しています。
そのジンファンデルの赤ワインは前回、取り上げたカリフォルニア州の
ワイン産地で最も冷涼なエリアの一つ、Carneros/カルネロス産のもの
です。
多くのジンファンデルの赤ワインはカルネロスよりも温暖なエリアから
誕生していて、アルコール度数が15%程、時には15%以上もある大柄
な酒質なのです。
それに対し、カルネロスの冷涼さを反映したジンファンデルのワインは
アルコール度数が14%前後である事がほとんどでジューシーな果実味
が優美に広がる酒質をしています。この比較的優しい酒質がカキ料理
に寄り添える要因になっています。




かつてたくさんの羊/Carneroがいた所からCarneros/カルネロスと命名
されたこの地には上の画像で確認できる様に、広大なブドウ畑を所有し
育んだブドウを著名なワイナリーへ供給すると同時に、育んだブドウで
ワイン造りもし、販売するVineyard and Winery/栽培農家兼ワイナリー
がいくつかあります。そのトップに君臨するのがTruchard/トルシャード
で太い緑色の線で囲んだ所でビジネスをしています。




こちらがトルシャードのジンファンデルの赤ワインです。カルネロスの
冷涼さを反映し、一般的なジンファンデルの赤ワインよりも清涼感が
ある香りを感じます。
紫色の花のリキュールの様な香り、紫色の果実のコンポートの様な
香り、チョコレートやミルクコーヒーを思わせる香り、そこに刺激的な
スパイシーな香りがあるのですが、このトルシャードの赤ワインには
コンポートではなく生のカシスを思わせる香りやスパイシーさでなく
メントールなどのフレッシュハーブを思わせる香りがあります。
アルコールが高く、芳醇で大柄な酒質である事がほとんどなのです
が、ピュアな果実味のジューシーさが優美に広がり、果実味と木樽
からの成分がしなやかに上品に融合しています。
このトルシャードのジンファンデルの様なタイプの赤ワインに不思議
と玉子料理との相性が良く、出汁巻き玉子焼き、すき焼きを玉子を
付けて、牛丼に玉子、焼きそばに目玉焼き、この様な料理と至福の
マリアージュを奏でます。




そこでこの赤ワインを飲みつつ、一緒に味わいたいのがカキフライ
をとじ煮にした上の画像の様な料理です。玉子との相性が良い上
煮タレの味醂、出汁、醤油の華やかで甘辛い味がピュアな果実味
と木樽からの成分が創造する味ワインに見事にマッチします。
カキ料理にだって赤ワイン。ワインの多様性には不可能などない
のです。
*Truchard 2014 Carneros Napa Valley Zinfandel
 トルシャード2014カルネロス、ナパ・ヴァレー、ジンファンデル
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
トルシャードのワインの価格は店頭でご確認下さい。




群馬の名物、ソースカツにだってピッタリと寄り添うワインです。