2016年11月20日日曜日

香港国際美酒展を終えて

Hong Kong International Wine and Spirits Fair/香港国際美酒展で
有意義な多数の出会いがあったと既に報告しました。中でも再認識
させられたのは、今、アジアが熱いと言う事です。
アジアの何が今、熱いのか?それはワイン・ビジネスがです。香港は
世界のワイン・マーケットの中心の一つですし、ワイン・メイキングに
目を向ければ、インドのSula Vineyards/スラ・ヴィンヤーズ、タイの
GranMonte Vineyard and Winery/グランモンテ・ヴィンヤード・アンド
・ワイナリーは既に世界トップ・クラスのワインを造り出しています。




世の中の色々な事には常識と非常識が存在します。ワインの世界で
言うなら、北緯30~50度、南緯20~40度がワイン造りに適したエリア
であるとされて来ました。上の画像の赤の国々がそのアリアに属し、
フランス、イタリア、ドイツ、アメリカ、チリ、アルゼンチン、南アフリカ、
オーストラリア、ニュージーランドなどがその代表です。
時が変われば、様々な条件が変わります。かつての非常識が常識に
あり、かつての常識が非常識にと言った具合に。今では、当たり前の
様に流通している日本ワイン。日本でまともなワインなど造れないよ
と言われた時もあったのに。
近年、世界のワイン市場でその存在感を明確にしている生産国は
オレンジ色のエリアにあります。アジアでは特に中国、北アフリカ、
東欧のルーマニア、ブルガリア、モルドヴァなど、南米ではブラジル
が。
そして今後、熱視線を決して逸らす事が出来ない生産国が多数ある
のが黄色のエリアです。New Latitude Wine/新緯度ワインの代表格
はタイ、ミャンマーにも驚きのワインを造り出すワイナリーがあります。
インドネシアのバリ島にだって。




世界を驚かせ様と集結したアジアのワイナリーが組織するAsian Wine
Producers Association。タイのグランモンテも名を連ねるこの組織には
アジア発、世界へとの明確なヴィジョンがあります。
香港国際美酒展で出会ったこの組織のワイナリーが造り出した驚きの
ワイン達を連載で紹介して行きます。こんな所でワインが...。世界には
そんな真実が無数に隠れています。