複雑に入り組む国境を挟み東西に位置するオーストリアとハンガリー。
オーストリア・ハンガリー帝国として絶大な力を持つ大国であった時代
がありました。一時代ではありますが、同じ道を歩んだ今の両国です
ので、似た様な事象があっても不思議ではないかもしれません。
ワインが大切な産業でもある両国ですが、ここでもやはり中世に於ける
修道院、修道士の果たした役割は計り知れないものがあります。
オーストリアのKlosterneuburg/クロスターノイブルクにある修道院併設
の研究機関はブドウ栽培の向上やワイン造りの発展に大きく寄与して
来ましたし、修道院の醸造所は国内最大の規模を誇り、現在もワイン
業界を牽引しています。
一方、ハンガリーにも重要な役割を果たす修道院があります。それは
同国で最も古い歴史を誇る修道院で、Pamnonhalma/パンノンハルマ
にあり、併設の醸造所は世界最先端で最高とも言える設備とデータを
駆使し、洗練された驚きの品質のワインを造り出しています。
この様にワインと修道院とに太い関係がある両国を昨春、訪れている
のですが、その時にあまりにも類似した風景の中でワイン造りを行う
2つのワイナリーに行って来ました。
その2つのワイナリーの白ワインがこの度、ヴィンテージを改め、当店へ
やって来たのを機会に、修道院のある風景の中のワインと言う視点で
2種類の白ワインを次回から紹介致します。