だったプーリア州ですが、1980年代からの劇的な変革により、今日では
そんな面影は微塵もありません。
それを証明する様に2011年に4つのワインが一度にD.O.C.G.(ワイン法
で最上位に位置付けられる統制保証原産地呼称ワインの事で、国に
よる厳しい検査をクリアする必要があります。)に認定されました。
その4つのD.O.C.G.ワインの産地はプーリア州の主要な街Bari/バーリ
から車で西に50分ほど行った所にあります。イタリアの他の殆どの州と
異なり、海岸線から平野が大きく広がるプーリア州ですが、この平野を
進むと現れる丘陵(小高い山とも言えます。)がその産地です。
この地はCastel del Monte/カステル・デル・モンテと言い、ヨーロッパ
ではワインの名は原産地の呼称である事が大部分ですので、ワイン
の名もカステル・デル・モンテになります。
2011年に4つのワインが一度にD.O.C.G.になったと言いましたが、4つ
全てがカステル・デル・モンテで、この産地からいかにハイ・レヴェル
なワインが誕生しているかが判ります。
その内の一つがNero di Troia Riserva/ネロ・ディ・トロイア・リゼルヴァ
です。今のトルコにかつてあった古代都市トロイアが原産とされるUva
di Troia/ウヴァ・ディ・トロイアを使い造られる赤ワインです。
リゼルヴァとは通常よりも長く熟成期間を経ているワインの事で、香り
にも味わいにも落ち着いた複雑さ、別の言い方をすれば野趣な赤身
の肉を食したくなる様な香味を備えています。
赤ワインは熟成を経ると色合いは薄くなって行き、色調は紫色が消え
赤(ルビーの様な)からオレンジ色のトーンを感じる色へと進んで行き
ます。
また、フルーティーなと形容できる香味ではなくなり、秋の味覚(天然
のキノコ)、冬の味覚(ジビエ)に合わせ楽しめる深みのある香味へと
移り変わります。
暑さ寒さも彼岸まで。まだ日中の残暑がありそうですが、日没後には
涼を感じ、そろそろ赤ワインが恋しくなり始めます。落ち着いた香味の
この赤ワインをシットリと味わい尽くしてみては如何でしょうか。
輸入元の好意で通常の販売価格の約20%offにて今でしたらお買求め
頂けます。このチャンスを是非、ご活用下さい。
*Ottagono 2011 Castel del Monte Nero di Troia Riserva
オッタゴーノ2011カステル・デル・モンテ、ネロ・ディ・トロイア・リゼルヴァ
相性の良い料理:脂肪分の多い、コッテリとしたコクのある料理。
チーズなら、ブリー。青かびタイプ。
飲み頃温度:19度。
<まろやかなミディアム~フルボディー>
3,600円→今だけの特別価格3,000円(消費税別)です。
・鴨のコンフィ
・レヴァー炒め
・まぐろカツ
・カツオの角煮
等との相性に優れる赤ワインです。
こちらが小高い山に建つカステル・デル・モンテ(カステル=城、モンテ=
山で山の城)です。13世紀にフリードリッヒ2世により建てられたユニーク
な建造物です。1996年に世界遺産(文化遺産)に登録されています。
前回アップのブログでプーリア州のブドウ畑は葉で屋根を造り、その下で
ブドウを育て、この地の強い陽射しによる日焼けを防いでいるとしました。
それは海岸線から丘陵地に至るまでの平野部での事で、カステル・デル・
モンテの様に丘陵地、小高い山に畑が拓かれている場合、冷涼さがあり
ますので、下の画像の様に垣根状に仕立てられ、ブドウが育まれる事も
多々あります。この辺りの標高は300~600mになります。


