2016年8月24日水曜日

カルボナーラ+シャルドネ=至福

先日、TVを見ていたらイタリアの家庭の食卓の特集があり、Spaghetti
alla Carbonara/スパゲッティ・アッラ・カルボナーラはマンマの典型的な
料理で、シンプル故に作るのにセンスが必要と料理好きで料理が上手
と自他共に認めているお母さんが強調していました。
同じ材料で作っても、出来上がるまでの微妙な工程の違い、時間使い
の違いが全く別の味を生むそうで、それがそれぞれの家庭の味なのだ
と。



パスタをどれにするのか。ベーコンを使うのか、パンチェッタを使うのか。
その量をどうするのか。本来は使いませんが卵白も使うのか。などなど。
それによりかなり味わいが異なって来ます。
スパゲッティ・アッラ・カルボナーラはあるタイプの白ワイン(醸造過程で
オーク樽を使うワイン)との相性が非常に良く、Chardonnay/シャルドネ
で造られた白ワインなら、違和感なく合わせ味わえます。




上の画像は同じ生産者の白ワインで、同じ収穫年の畑違いのシャルドネ
で造った2種類です。左は海に近くより冷涼な気候の産地Sonoma Valley
ソノマ・ヴァレーにある畑で育まれたシャルドネで、右はソノマ・ヴァレー
よりも温暖な気候の産地Napa Valley/ナパ・ヴァレーにある畑で育まれた
シャルドネで造っています。
気候条件の違いが性格の異なるシャルドネを育み、性格の異なるブドウ
で造るワインは結果、違いのある香味を持つ事になります。ソノマとナパ
のシャルドネの大まかな傾向は前者の方が酸味がよりシャープで、線の
細い酒質になり、後者は酸味がより柔らかく、粘性がありふっくらとした
酒質になります。
卵白を使いカルボナーラを作るのなら、ソノマの方がより良く合うでしょう
し、ベーコンやパンチェッタの量が多く、コクのある味わいのカルボナーラ
を作るのでしたら、ナパの方がより良く合うでしょう。




上の画像ではソノマ・ヴァレーなのか、ナパ・ヴァレーなのか判らないかも
しれません。矢印の下にRUSSIAN RIVER VALLEY/ロシアン・リヴァー・
ヴァレーの記載がありますが、これはソノマ・ヴァレーの西方で、更に海側
にある産地ですが、大きな観点で捉えれば、ソノマ・ヴァレー的と言えます。
ラベルを完璧に判読する必要は全くありませんが、キーとなる単語の大意
を知っていると役立つ事もあるとお判り頂けたのではないでしょうか?




こちらの白ワインはソノマ・ヴァレーのトップに君臨するGary Farrell/
ゲリー・ファーレルのシャルドネです。残念な事ですが、日本未輸入
の造り手です。しかし、サンフランシスコにあるワインショップでしたら
入手可能なワインですので、そちらに旅した際にはお買求め、是非、
カルボナーラと共に味わい楽しんでみて下さい。
ワインと料理が素晴らしい調和を見せる時、そこには間違いなく至福
のひと時があります。スパゲッティ・アッラ・カルボナーラを食べる時、
このブログの事を思い出し、自分が作るカルボナーラのタイプに合う
酒質の白ワインを一緒に合わせ楽しんで下さい。
当店にはいつでもカルボナーラに合わせ楽しめる多種の白ワインを
在庫しています。