考え方があるでしょうがCabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョン
Merlot/メルロ、Pinot Noir/ピノ・ノワを挙げる事が出来るでしょう。
カベルネ・ソーヴィニョンやメルロの赤ワインが色が濃く、芳醇なボディ
でタンニン(渋味成分)を重厚に感じる酒質であるのに対し、ピノ・ノワ
の赤ワインは瑞々しく、軽やかさも感じ、タンニンは柔らかく、優美な
酒質である事が大まかな特徴です。
様々なブドウから赤ワインが造られますが、カベルネ・ソーヴィニョン
やメルロの赤ワインとピノ・ノワの赤ワインとは対極にあると言えます。
ピノ・ノワの赤ワインには上の画像の様なものをイメージ出来る香り
があるとされています。もちろんピノ・ノワで造られた赤ワインと言え
ども多様性がありますので一括りには出来ませんが、花ならスミレ、
果実なら苺やラズベリーの香りがあり、それらの香りが豊かである
ほど、酒質がエレガントに感じられます。
そして、ピノ・ノワの赤ワインの唯一無二の特徴は酸味を基調とした
爽やかさがあり、それでもなお優しさ、しなやかさがある事です。
パーフェクトなピノ・ノワの赤ワインとはどの様な酒質なのでしょうか。
ワイン業界に身を置き、今年で28年。数え切れない程のピノ・ノワの
赤ワインをテイスティング、味わって来ました。あのロマネ・コンティ
も数回身体に染み込ませています。
個人的見解と前置きしますが、ピノ・ノワの赤ワインは重厚であっては
決していけません。軽やかさがあり、エレガントさがあり、エロいまでの
美しさがなければいけません。
そして、不可欠なのはスミレの花を思わせる華やかで妖艶な香りです。
この香りを感じるか否かでそのワインの格が全く異なります。当店での
ピノ・ノワの赤ワインの格付けは産地、価格による判断ではなく、当然
そのワインの品質で、かつスミレの香りが備わっている事に依ります。
ワインの価格が例え1,500円であったとしても、スミレの香りがあれば、
そのワインは5,000円にも10,000円にも感じます。
タイトルを「ハンガリーはピノ・ノワの適地なのか。」としました。今まで
の常識として、ピノ・ノワは気難しさ故、栽培地を選り好みし、どこでも
ピノ・ノワを良質に育てられる訳ではありませんでした。ハンガリーも
ピノ・ノワの栽培適地とされていませんでしたから、これ程までに高い
レヴェルのピノ・ノワの赤ワインがあるとは思っていませんでした。
ハンガリー国内であっても決して入手困難ではない、デイリー・ワイン
と言える上の画像の赤ワイン。当店での販売価格も極めてお手頃に
なっています。その赤ワインからスミレの香りが品良く漂います。信じ
難い事実です。
様々な事が日々、刻々と変化して行くこの世界。昨日の常識は今日の
非常識に、昨日の非常識は今日の常識になっています。一度、ピノ・
ノワの適地となった今、ハンガリーからは驚愕のピノ・ノワの赤ワイン
が続出する筈です。当店ではハンガリー産ピノ・ノワの赤ワインへの
熱視線を絶やす事なく、追いかけて行きます。
デイリー赤ワインなのに驚愕の品質 !! 是非、味わってみて下さい。
*Chapel Hill 2014 Magyar Pinot Noir
チャペル・ヒル2014マジャール、ピノ・ノワ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら、パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
1,500円(消費税別)
