ワインならフランス、イタリア、ドイツ産でしょう。と言っていたのはもう
40年ほど前の事。その後、アメリカが台頭し、チリ、オーストラリアなど
の南半球の生産国も世界的にメジャーに(勿論、スペインなどの欧州
の生産国は既にでしたが)なりました。
しかし、近年、私達日本人にとって予想もつかない国から素晴らしい
ワインが続々と誕生し、世界中のワインラヴァーの味覚を楽しませて
います。その生産国は特にアジアに集中しています。
当店はワイン専門店ですから、その様な情報を常にチェックし、他に
先駆け様とチャンスを創っては新興ワイン生産国を訪問し、その国の
ワインに於ける真実を把握し、商いに役立てています。
アジアで初めてインターナショナルな存在になったと考えられるのは、
インドのNashik/ナシク(ムンバイから北へ車で約3時間、標高600m
の高地)にあるSula Vineyards/スラ・ヴィンヤーズです。
スラはラジーヴ・サマントさんが2000年に設立したインド初の民間の
ワイナリーです。アメリカで大学を卒業後、そのままアメリカで仕事を
持ち、その間、ワインに慣れ親しみ、身に着けたワインビジネスへの
センスを生まれ故郷に戻ってからいかんなく発揮し、瞬く間に世界の
ワイン市場で認知される存在になりました。
インド発、初のインターナショナルなだけでなく、アジア発の初な存在
で、私が初めてスラに出会った2004年にはワイン大国であり伝統国
のフランスで最も有名なワイン専門店のひとつでパリにあるLavinia/
ラヴィニアの入口付近のお勧めコーナーに大陳列され、パリっ子の
熱視線を浴びていました。
その熱視線が単に好奇の眼差しだけではない事は直ぐに理解でき
ました。並べられていたワインの全てを無料でテイスティングをして
から購入できる様になっていましたので、遠慮する事なく全種類を
チェックしました。その時の衝撃は筆舌に尽くし難いものがあり、今
でさえ、その感覚が蘇ります。
その衝撃が冷めない内に、消えない内にスラのワインの店で販売し、
お客様にインド発の真実を伝えたいと。願えば叶うものです。数年後
都内にあるインポーターが取り扱いを開始、それ以来、当店の主力
商品に据え、商いをしています。
スラのワインの何が凄いかと言えば、品種の個性がワインに明確に
反映されている所で、しかもそれぞれの品種の故郷で造られている
ワインと比較すると同レヴェルの品質であれば、スラのワインはそれ
の3分の1で買える超コストパフォーマンスを備えているのです。
特に白ワインとスパークリングワインに対しては賛辞の言葉しか頭に
浮かびません。透き通る様に綺麗で、洗練され、和らぎと優美さをも
兼ね備えた、そんな香味のワイン達です。
2000年の創業から15年。それを記念し、スパークリングワインの
代表格、あのシャンパーニュの主原料でもあるPinot Noir/ピノ・
ノワを主体に使い、同じ伝統的製法で造るスパークリングワイン
が今年、発売されました。
黒ブドウのピノ・ノワを主体に造られる白のスパークリングワイン
は果皮由来の色素が僅かに移行したベージュの色調を感じ、苺
を思わせるチャーミングでほのかな香りがあり、口当たりは柔和
でしなやか、優美さに満ちています。
3月に初入荷しましたが、味わえば誰でも納得の逸品で、直ぐに
完売。再入荷はない予定でしたが、あまりの反響に、ワイナリー
在庫を削ってまで再輸出してくれた第2便がこの度、届きました。
スラの素晴らしさを実感して頂きたい。「永遠の生命」を意味する
ペイズリー柄をまとったインド初のピノ・ノワ主体の伝統的製法の
スパークリングワインで。
現在庫がなくなると次回の入荷は全くの未定です。このチャンス
を逃さず、シャンパンをも彷彿させるスラの力作を是非、味わって
みて下さい。多くの方に味わって頂きたいので、このブログを見た
方は特別価格(3,000円→2,500円)でお買求め頂けます。

