2016年6月17日金曜日

Innisfree/イニスフリー、それは超お買い得な

Cabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョンを主体にボルドー地方の
赤ワインを彷彿させるタイプに造られたワインは世界中の多くの産地で
誕生しています。
Meritage/メリテージとも呼ばれるその様なタイプのアメリカ産ワインは
Joseph Phelps/ジョセフ・フェルプスが造ったInsignia/インシグニアから
今に引き継がれて来たと言われています。
ジョセフ・フェルプスではSt.Helena/サンタレーナにある醸造所に隣接の
Home Ranch/ホーム・ランチで育まれたカベルネ・ソーヴィニョンなどを
原料にインシグニアやNapa Valley Cabernet Sauvignon/ナパ・ヴァレー
・カベルネ・ソーヴィニョンと言った赤ワインを造ります。
どちらの赤ワインもそれ専用のブドウ畑があるのではなく、ワイナリー
が所有したり、契約したりする畑で栽培、収穫されたブドウから品種別、
畑別、区画別に先ずはワインを造ります。
それらのワインをワイナリーが定める一定の期間、熟成、洗練させて
から選別、ブレンドして最初にインシグニアを造り上げます。次にナパ
・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニョンを造り上げます。それでも尚、品質
が十分で自社の商品として販売できるワインを造る原酒が残っている
時にだけ市場に流通するこのワイナリーの末っ子ワインが誕生します。



その赤ワインがこちら、Innisfree/イニスフリーです。ラベルにNapa
Valley/ナパ・ヴァレー(アメリカ合衆国政府公認ブドウ栽培地域=
A.V.A.)の表示がありますので、このワインよりも先にセレクション
された2つのワインと同じ産地のワインであり、原料ブドウの出生地
が相違していない事の証明になります。
選別漏れした残り物だから...と考えるのか。ナパ最高峰の赤ワイン
とされるインシグニアとオリジンが一緒にも関わらず...と考え、お得
だと思うのかは人それぞれでしょうが、イニスフリーの素晴らしさは
飲んで頂ければ誰もが実感する筈です。




上下の画像はインシグニアの原料となるブドウも育まれるワイナリー
に隣接するHome Ranch Vineyard/ホーム・ランチ・ヴィンヤードです。
山の中腹にある醸造所へと続く斜面に拓かれています。
畑なのに草だらけで土が見えないじゃないかと思うでしょうが、これは
Cover-crop/カヴァー・クロップと言いまして、表土の流出を防いだり、
土壌の保水を良くしたり、草が栄養物となって土に還ったりするなどの
効果があり、非常にナチュラルな農法としてカリフォルニアの地でよく
見られます。





ナパ・ヴァレーの真の第1級格付けワインと称されるインシグニアに
選ばれなかっただけでそのオリジンは一緒と言う素性にも関わらず
何故、この価格で買えてしまうのか?
近年、出会ったナパ・ヴァレーの赤ワインで最もコストパフォーマンス
に優れたイニスフリーをちょっと奮発し、リッチに行きたい時に是非、
味わってみて下さい。その品位、品格に必ず感動するでしょう。
*Innisfree 2013 Napa Valley Cabernet Sauvignon
 イニスフリー2013ナパ・ヴァレー、カベルネ・ソーヴィニョン
 相性の良い料理:脂肪分の多い、コッテリとしたコクのある料理。
            チーズなら、ブリー。青かびタイプ。
 飲み頃温度:19度。
 <まろやかなミディアム~フルボディー>
 5,000円(消費税別)