2016年4月26日火曜日

Albarino/アルバリーニョfrom小布施

Albarino/アルバリーニョ、これはスペインとポルトガルの大西洋側に
広がるエリアで主に栽培されている白ワインを造る白ブドウ。近年、
このブドウから造られた白ワインが注目度急上昇で、カリフォルニア
のNapa Valley/ナパ・ヴァレーでもいくつかのワイナリーがこの品種
から優れた白ワインを造っています。



雨が多く、湿度の高いエリアでよく見かけるブドウ畑は実が地面から
遠く離れた位置になる棚仕立てで栽培されます。日本でも多く見る事
の出来る光景です。


アルバリーニョは日本の気候に対し適した品種である可能性が大きく、
長野県と新潟県で栽培され、ワイン造りが行われています。この品種
がなぜ日本で適品種なのかと言いますと、果皮が厚く、高い湿度の中
でも健全に生育する特性を持っているからです。
事実、スペインとポルトガルのこの品種の主産地の特徴は雨が多い
エリアで湿度も高く、土壌も比較的肥沃。土壌が肥沃でブドウの生育
シーズンに降雨(梅雨、台風)が多い日本に重なる条件を持つエリア
で育まれ、白桃のアロマ豊かでキリリと引き締まった酸味とミネラルの
ハーモニーが心地良いワインに生まれ変わっているのですから日本
の気候風土に適しているのではと大いに期待させます。



棚仕立てよりも実が低い位置になる為、地表付近の高い湿度に
悪影響を受け、病気が発生する可能性があり、その地の状況を
総合的に考慮し、どちらの仕立て方がベストなのか判断します。
湿度に対し耐性のある品種ですので、比較的乾燥する区画では
ワイン醸造用ブドウの一般的な仕立て方(垣根の様に見える)で
栽培する事もあり、小布施ワイナリーでもこの垣根式で栽培して
います。


小布施ワイナリーの至高のワイン・メーカー、曽我さんはこの品種の
今後の日本の自然環境の変化への適応力の高さを信じ、高山村で
他に先駆けいち早くアルバリーニョの栽培に取り組みました。
その挑戦は大いに実っています。アルバリーニョと言うブドウがこの
日本でここまで本来の個性を発揮し、ワインへと生まれ変わるもの
なのか。恐らく曽我さん自身もそう思ったかもしれません。スペイン、
ポルトガルの本場のワインと比べても遜色なく、アルバリーニョの
ワインを理解する為の教材ワインにさえ相応しい逸品に仕上がって
います。




Domaine Sogga 2015 Albarino/ドメーヌ・ソッガ2015アルバリーニョ
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う
           淡白な味わいの料理。
           チーズなら、シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな辛口>
超限定数の入荷で、ワイナリーでも既に完売の商品になっています。
お買求めは速攻で!!




さばきたてのキスをサラダ油で軽やかに揚げ、レモン塩で食すの
なら、小布施ワイナリーのアルバリーニョの最高の相棒になる事
間違いありません。