2015年12月3日木曜日

タイワイン、久しぶりの入荷です。

New Latitude Wine/新緯度ワインとして世界のワイン業界から熱視線
を浴びているタイのワイン。今までの常識を覆す北緯12~14度の熱帯
とさえ言えるエリアから驚きの品質のワインが誕生しています。
北半球なら北緯30~50度がワイン醸造用ブドウの適地と言われていた
のですから、驚きです。常識にとらわれ過ぎる人なら、30~50のエリア
から外れているだけで、ワインなど出来るはずがない。あったとしても
飲むに値しないと決めつけてしまうはずです。
標高、地形、気象など様々な要素が組み合わさり、北緯12~14度地帯
のタイには授けられたワイン醸造用ブドウ栽培地が存在します。気温
が高くても、日没と共に涼しさが出て、日夜の気温差が十分にある。
年間降水量は多いけれど、ブドウの開花期から収穫期までは乾季で
湿度は低く、細菌による病気の発生の心配が少ない。海抜300~500m
の高所にブドウ畑があり、海方向から吹き上げて来るそよ風で暑さが
和らげられる。これがタイのワイン醸造用ブドウが栽培される畑がある
自然状況です。


久しぶりの入荷となったワインの誕生地はKhao Yai/カオ・ヤイ。非常
に美しい大自然が印象深い国立公園の中にあります。国立の施設の
中に私企業が?その事はあまり気にしないとして、タイの事ですから。


そして、そのワイナリーはGran Monte/グラン・モンテ。タイを代表する
ワイナリーのひとつです。北緯14度、標高500mの高台、石灰が基盤
の土壌にChenin Blanc/シュナン・ブランとSyrah/シラーを主体に栽培
し、ワイン造りを行っています。
栽培醸造責任者はNikki Visootha Lohitnavy/ニッキー・ヴィスーサ・
ロヒトナヴィーさん。日本最高峰のワイナリー、オブセワイナリーの
栽培醸造責任者の曽我彰彦さんとも面識があります。この二人は
今後、アジアのワインを世界のマーケットで更に重要な地位へと導く
重要な役割を果たして行くでしょう。


*Heritage 2012 Asoke Valley Shyrah
 ヘリテージ2012アソーク・ヴァレー、シラー
こちらは再入荷になりますので、新入荷の白ワインの方を紹介致します。
*Spring 2013 Asoke Valley Chenin Blanc
 スプリング2013アソーク・ヴァレー、シュナン・ブラン
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う淡白    
           な味わいの料理。
チーズなら・・・シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな辛口>
2,500円(消費税別)
シュナン・ブランをステンレス・スティール・タンクで発酵、熟成し造られた
白ワインです。控えめな果実味、ブドウ由来の酸味とミネラルのシャープ
な広がりがあり、硬水を思わせる様なキリリとした口当たりをしています。
この様なタイプの辛口白ワインは生の海の幸との相性に優れ、今なら
生カキにレモンをかけ食す時にお楽しみ頂けます。



上の画像がニッキーさん。アジアの女性醸造家で最も注目されている
と言っても過言ではありません。