2015年6月16日火曜日

Clairet/クレーレ、あなたに是非、飲んで頂きたいワインです。

Clairet/クレーレ。辞書を引くと、薄い、淡色の、あるいは薄色の弱い赤ワイン
と言う程の意味のフランス語です。ロゼワインの範疇に入るのか、赤ワインに
なるのか微妙ですが、フランスのボルドー地方では、クレーレはロゼワインより
も色合いが濃く、赤ワインよりも淡いとされています。
ボルドーワインがイギリスに上陸し大人気となった1850~60年代、現在の様
に高度な技術がありませんでしたので、当時の赤ワインは今のクレーレの様な
外観でした。
栽培おいても、醸造においても、日々、進化向上した技術力は光が透けない程
濃厚な赤ワインを誕生させました。しかし、人間の味覚は素直です。大人気を
誇った濃厚な赤ワインでしたが、ナチュラルさに欠ける、飲み疲れる、料理との
接点が少ないなどの理由から人気に陰りが出て、今ではその様な赤ワインに
あまり出会わなくなりました。
一方で白ワインやロゼワインが復権し、特にロゼワイン(クレーレも)の消費量
の増加は世界的な傾向になっています。見た目に鮮やかで明るい色調の外観、
軽やかで爽やか、それでいてライトなコクがある。そしてリフレッシングな気分に
なれる。サマーワインとして夏のヴァカンスには欠かせないロゼワイン。気温の
上昇と共に消費量がアップする。これがサマーワインたる所以でしょう。


日本ワインにもサマーワインの形容がピッタリのワインがありました。山梨県の
酒折駅近くにあるワイナリー、シャトー酒折が日本の固有品種Muscat Bailey A
/マスカット・ベリー・エイから造ったClairet/クレーレです。
画像では正確な色合いを感じないかもしれませんが、明るく、鮮やかな色調の
薄い赤色をしていて、アセロラや苺のグミやキャンディーを思わせる可愛らしい
香りがあり、味わうとサクランボを食べた時に広がるちょっと口がすぼまる様な
酸味が爽やかに口中を満たします。軽快でハツラツとした口当たりはシッカリと
冷やして味わえば、身も心もリフレッシュしてくれるでしょう。また、果実由来の
自然の甘味がほのかに広がり酒質を一層チャーミングにしています。
ワインの甘酸っぱいニュアンスに合わせ、料理にも甘味と酸味の広がりがある
とお互いを引き立て合うでしょう。トマトの冷製カペッリーニ、ガスパチョ、トマト
スープのロールキャベツ、そしてピッツァ・マルゲリータなどと一緒にお楽しみ
頂けます。
*シャトー酒折2014マスカット・ベリー・エイ、クレーレ
相性の良い料理:酸味の効いた軽い味付けの料理。
           チーズなら・・・シェーヴル(山羊乳)タイプ。白カビタイプ。
飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな、やや辛口>
1,500円(消費税別)