2014年10月5日日曜日

久し振りにポルトガル

Vinho do Porto(Port Wine)/ヴィニョ・ド・ポルト、Vinho do Madeira(Madeira Wine)
/マデイラ・ワインを始め、個性豊かで高品質のワインの宝庫、ポルトガル。でも
日本ではメジャーなワイン生産国になり切れていない所が少し寂しく感じます。
以前はICEPの略称で呼ばれていたポルトガル貿易・投資・観光振興庁の活動が
活発で様々なイヴェントがこの日本でも盛んに行われていました。
中でも最大のイヴェントは1999年まで毎年10回に渡り行われたエンリケ航海
王子賞ポートワイン・ソムリエ・コンテストでした。このコンクールはポートワイン
と言いつつもポルトガルワインのみならず、ポルトガルの食や文化にも及ぶ知識
が求められたものでした。またソムリエ・コンテストですから、ワインのサーヴィス
の実技試験もあり、なかなかタフな競技内容だったと感じています。


私が優勝した第10回大会を最後に、ポルトガル本国の経済状況や世界的経済
停滞などの流れで、ICEPの活動が収縮され、コンクールも含め様々なイヴェント
が行われなくなり、ワイン業界人も一般の消費者の方々もポルトガルワインへの
接点が限りなく0になってしまった事も、この日本でポルトガルがワイン生産国と
してメジャーになり切れていない原因の一つではないでしょうか。


しかし、本当に久し振りです。10月7日にポルトガルワイン・ソムリエコンクール
が東京で開催されます。エンリケ航海王子賞ポートワイン・ソムリエ・コンテスト
はワイン・アドヴァイザーである私にも参加資格があり挑戦しましたが、この度
実施されるコンクールはソムリエ業務に日頃から従事しているソムリエ資格を
持つ人のみが対象だった様で、実は予選があった事を知りませんでした。
このコンクールに先立ち、12時からはセミナー、13時30分からは試飲会が
行われ、真にポルトガルワイン・デーです。この久し振りにポルトガルを感じる
事の出来るイヴェントに参加し、かつて感じていたポルトガルへの熱い思いを
蘇らせたいと思います。
その為、10月7日(火)は休業させて頂きます。ご来店予定でしたお客様には
ご不便をおかけ致します。日本人が初めて飲んだワイン、陳陀酒(ちんだしゅ)
の故郷、ポルトガルの良さを皆様に伝えられる様、色々と学んで参ります。


ポートワインは上の画像の様な風景の中、誕生します。枯れた大地、急峻な
斜面、見渡す限りブドウの樹とオリーヴの樹しかない風景、そんな中に所々
佇む白い壁の醸造所。今回のコンクールの優勝者もきっとポルトガルに招待
され、ポルトガルワインの真実を五感で感じる事でしょう。知り合いのソムリエ
も優勝目指し挑みます。果たして誰が優勝するのでしょうか。見届けて来たい
と思います。