2014年9月20日土曜日

Traminer/トラミネルの正体

Traminer/トラミネルの故郷はイタリア北部のAlto Adige/アルト・アディジェに
ある街、Termeno(=Tramin)/テルメノ(=トラミン)。トラミネルの名はその地名
に由来しています。
トラミネルは著名なワイン評論家が記した本によれば、一度飲めば忘れ難い
個性を持つワインを造り出すGewurztraminer/ゲヴュルツトラミネルの原品種
で、果皮が薄い紫色やピンクがかった色をしたゲヴュルツトラミネルに対し、
果皮の色がそれ程まで色付いていなく、緑がかった色をしています。
その果皮の色の違いが何を意味するかと言いますと、ゲヴュルツトラミネル
はバラ、ライチ、キンモクセイなどの華やかなアロマを醸し出すのに対して、
トラミネルは華やかさよりも、爽やかな香りを醸し出します。
ただ、ややこしい事にルーマニアを始め、ドイツ、イタリア、オーストリア、旧
ソ連、オーストラリアなどではトラミネルがゲヴュルツトラミネルの同義語と
して使われる事もあり、ワインのラヴェルを見ただけではどちらの品種なの
か厳密には判断できません。


上の画像はゲヴュルツトラミネル。右上の一粒だけしぼんでいるのは貴腐菌
が付き、貴腐化し始めています。
下の画像はトラミネルですが、同じ樹なのにゲヴュルツトラミネルの様な外観
の房もなっている様子が判ります。ブドウは突然変異が起こり易く、特にこの
2つの品種はこの様な現象が頻繁に起こるとの事です。


ゲヴュルツトラミネルから造られる白ワインは華やかなアロマが命ですので、
空気に接触せず、嫌気状態で醸造され、酸化作用を受けない過程で造られ
ますが、華やかなアロマがより控えめな白ワインを生み出すトラミネルでは
時として大樽で緩やかな酸化作用を受けつつ造られ、ワインに優しさを含有
させる事が行われます。
今まで記した事は、この度、訪問したJidvei/ジドヴェイでの話です。


333番の大樽の中で瓶詰めの時を静かに待つ2013年収穫のトラミネルから
造られた白ワイン。アルコール度数13.2%、含有糖分2.4gの辛口白ワイン
です。


2013年に先駆け、一足先に市場に登場した2012年のトラミネル。「秘宝」
と言う名のブランド、Tezaur/テザウル。これが上の画像の大樽の中で洗練
されています。
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Tezaur 2012 Tarnave Traminer
テザウル2012トゥルナヴェ、トラミネル
相性の良い料理:わずかな脂肪分を含む素材、バターやオリーヴオイルを
           使用した料理。
チーズなら・・・ゴーダ。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口> 2,000円(消費税別)
このワインはトラミネル100%で、ゲヴュルツトラミネルは全く使用して
 いません。