2014年9月23日火曜日

まだまだある未知のブドウ

ルーマニアから帰って来て、初めて知ったブドウ、Mustoasa/ムストアサ
有名な品種のローカルな別称かと思いきや、ハンガリー原産の古来から
のオリジナル品種でした。
書物によれば、その栽培地はハンガリーの東部とルーマニアの北西部の
ハンガリー国境付近との事。非常に鮮やかな緑色の果皮をし、高い酸度
を持つブドウで、9月下旬から10月上旬にかけて収穫されます。
この品種から造られるワインはフレッシュで清涼感があり、シトラスの香り
にシャープな酸を備え、その高い酸度からスパークリングワインにも使用
される事が多いそうです。


上の画像はムストアサです。非常に鮮やかな緑色の果皮をしているのが
判ります。この様な外観のブドウにはライムやミントを思わせる香りがあり、
柑橘果実の爽やかな酸味を備えた、味わう程にリフレッシュ出来る酒質の
ワイン変身する要素が含まれています。


↑ ビストロ・クロシェット、鈴木さん撮影  ↑


こちらがムストアサの白ワインです。今回、ルーマニアで同行し、意気投合した
鈴木さんがルーマニアで購入し、先日、テイスティングしたそうです。彼のブログ
からそのワインの感想を転載しますと、

透き通ったクリアーな色。
酸の強い柑橘系のアロマ。
ミネラル感とフルーティ、すっきり爽やか。
残らない後味。
色の割には、味がしっかりとしていて心地良い。
5~8度が適温。

実際にテイスティングした鈴木さんのコメントからも明らかですが、クリーンで
爽快、酸味とミネラルの広がりが核となる白ワインです。その香味を生かす為、
低い供出温度が良いでしょう。
白身魚の揚げ物を塩レモンで食す時、生カキにレモンやスダチを少しかけて
食す時、ポン酢を使ったカルパッチョを食す時に最適な1本です。

鈴木さんの店は
Bistro Clochette/ビストロ・クロシェット
川崎市中原区木月2-11-8伊藤ビル1階
です。食材についての知識が非常に豊富な方で、聞いていてとても参考になり
ます。近くへ行った際には食事をしつつ、その話を聞いてみては如何ですか。



ムストアサの正式な名前はMustoasa de Maderat/ムストアサ・デ・マデラトです。
その名の通り、ルーマニア国内での主産地はマデラト。上の画像のCRISANA/
クリシャナと言う所にある赤い部分のMinis-Maderat/ミニシューマデラトがその
主産地です。
他にMARAMURES/マラムレシュのDiosig/ディオシグとValea Lui Mihai/ヴァレア
・ルイ・ミハイでも栽培されています。書物通り、やはりハンガリーとの国境付近
のみの栽培です。
*********************************************************************************
近年、イタリアでもその地の固有品種が見直され、その品種から造られたワイン
に脚光が当たっています。国際メジャー品種のワインにはない香味があり、その
個性に感動させられる事がしばしばです。
ヴァリエーションとしてそんな固有品種のワインを時には楽しんでみて下さい。
ワインの世界は無限です。